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市立図書館「本棚リレー」14回目は図書館スタッフです
本棚リレー 1月
今月も「図書館スタッフ」のおすすめ本をご紹介しています。
図書館にご来館の際には、ぜひご覧ください。
本が貸出中の場合は、気軽に予約を受付しています。ぜひカウンターまで声をかけてください。
1月のおすすめの本
館内で紹介されている本の一部をご紹介します。
『笑う科学 イグ・ノーベル賞』 志村 幸雄/著 PHP研究所
最近、笑えていないなあと思っていたとき、この本に出会いました。思わず手に取って読み始めると、ピカソとモネの作品を識別するハト」というのがあり、ハトは嫌いですが、内容から、少しだけハトを見直してみたり(笑)
科学は苦手だと感じている人にこそ、読んでもらいたいと思った1冊です。
『100回目のおひっこし』 後藤 みわこ/著 講談社
名古屋が舞台で、“おおちゃくい子”などの名古屋弁も楽しいお話です。叔父さんの引っ越し業が記念すべき⁉100回目の引っ越しに。でも、今回の引っ越しは、いつもとちょっと様子が違うような・・・?小学6年生の樹が主人公。親子で読んでもらいたいなと思います。
『発注いただきました!』 朝井リョウ/著 集英社
もしある日、JRAから、競馬がより面白く見られるような掌編「馬のような人の物語」をテーマとする原稿の依頼がきたら、どのようなものがヒラメキますか?
この本は、著者がいくつかの企業からの原稿発注にこたえた作品が1冊となっています。使用媒体や発注内容も様々で、その依頼にこたえるための舞台裏がわかる、著者の自作解説もあり、興味深く読みました。
『まあちんぐ!(吹部!2)』 赤澤 竜也/著 角川書店
崩壊寸前の吹奏楽部が東京都吹奏楽コンクールで金賞獲得!今年は、なんとマーチングコンテストへ参加することに‼ 座奏のコンクール用の練習に加え、マーチング練習の日々に部員が右往左往する中、顧問のミタセンが顧問を辞めると言い出して、さあ大変!
マーチングをしていたので、“そうそう~”と懐かしく思う場面もあり、描かれている学生生活をうらやましく思ったりしながらの楽しい読書でした。
『まるまるの毬』 西條 奈加/著 講談社
武家の身分を捨てて菓子職人となった治兵衛が主の「南星屋」を舞台にした物語。登場人物は皆、何かしら事情があるようで・・・。家族とは何か。血のつながりとは。そんなことを思いました。 この店では治兵衛が諸国を訪ね歩いて覚えてきた銘菓を日替わりで売っているのですが、それがとてもおいしそう。読後はおいしいお茶とお菓子の時間にしました。