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市立図書館「本棚リレー」13回目は図書館スタッフです
本棚リレー 12月
今月も「図書館スタッフ」のおすすめ本をご紹介しています。
図書館にご来館の際には、ぜひご覧ください。
本が貸出中の場合は、気軽に予約を受付しています。ぜひカウンターまで声をかけてください。
12月のおすすめの本
館内で紹介されている本の一部をご紹介します。
『癒し屋キリコの約束』 森沢 明夫/著 幻冬舎
純喫茶「昭和堂」には神棚と賽銭箱がある一風変わったお店。そこを舞台に、裏稼業“癒し屋”を営んでいる、この店のオーナー、有村霧子。彼女は、昭和歌謡を聴きながら、心に傷を負った人たちを、ちょっとうさん臭く思われたりもしながらも結果的には癒していきます。具体的に歌謡曲名が出ているので、懐かしく思う方もいらっしゃるのではないかと思います。
『草木とともに』 牧野 富太郎/著 KADOKAWA
植物学の牧野富太郎の自伝で、以前に出版されたものを底本とし文庫化されたものです。子どもの頃、牧野富太郎の伝記を読み、こんなに植物のことを考えられる人って、一体どんな人なんだろうと思ったことを思い出し、手に取りました。随筆集なので、興味のあるところから読むということもできる1冊です。
『面白くて眠れなくなる化学』 左巻 健男/著 PHP
「折り紙の銀紙は金属?」この質問の答えって⁈この本が解決してくれます。意外と身の回りに化学があふれていることが分かり、楽しく読みました。他に「ダイヤモンド火で松茸を焼く⁈」といったものもあります。ぜひ一度手に取ってみてください。
『繊細さんの知恵袋』 武田 友紀/著 マガジンハウス
HSPという言葉、どこかで聞いたことがある方も増えているかもしれません。とても敏感な人を指す言葉です。この本はHSPの人の悩みの助けになる内容ですが、そうでない人にも助けになるかなと思いました。例えば、こんなアドバイスが。
“疲れているのは体ではなく頭。「休んでいいよ」と自分に許可して”
ちょっと読んでみたくなりませんか・・・。
『センセイの鞄』 川上 弘美/著 新潮社
40歳目前の月子と、30歳以上年の離れたセンセイが、次第に関係が深まっていく2人のゆったりとした日々を、繊細なタッチで描いた小説です。エモさを感じさせる大人の恋愛が描かれています。落ち着いた恋愛ストーリーに浸りたいかたはぜひ読んでみてください。
『さんかくサンタ』 tupera tupera/著 絵本館
丸・三角・四角といった図形の組み合わせでサンタクローズやプレゼントの入った袋、クリスマスツリーを表現した楽しい絵本です図形をモチーフにしたシンプルな展開になっていますが、手作り感たっぷりの絵になっているので、赤ちゃんからたのしんでもらえると思います。ぜひ、クリスマスに親子でどうぞ・・。