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市立図書館「本棚リレー」第6回目は岸和田ゆかりの音楽家、原田敬子さんです

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2021年3月28日掲載

本棚リレー

 岸和田市で活躍、または、岸和田市にゆかりがあり、全国で活躍している方のおすすめ本を紹介しています。

 市立図書館の本棚リレー6回目は、岸和田市ゆかりの音楽家の原田敬子さんです。

 展示の様子    展示の様子(拡大版)                         

 図書館にご来館の際には、ぜひご覧ください。

 原田敬子さんおすすめ本リスト [PDFファイル/1.52MB]

原田さんからのメッセージ

 初めまして。声楽家の吉川真澄さんからバトンを受け取った作曲家の原田敬子です。高校時代の丸3年間、岸和田に通いました。窓から毎日眺めた岸和田城、岸城神社や地元病院での映画ロケ(文化祭で発表)など思い出は尽きず、同級生たちと続く約35年の交流は宝です。近況ですが、今年市制15周年を迎え、世界自然遺産登録も目指す奄美の市民歌を作曲しました。歌が素晴らしい地域です)。その関係で奄美関連の本もご紹介したいと思います。

原田敬子氏画像 原田 敬子さん

原田敬子さんプロフィール

  現在、東京音楽大学准教授。桐朋学園大学、静岡音楽館講師。日本音楽コンクール1位。安田賞、山口県知事賞、芥川作曲賞、尾高賞など多数受賞。2012年以降、鹿児島県指定無形文化財や、奄美大島と喜界島のシマ唄の継承促進などを目的とした研究団体「伝統の身体・創造の呼吸」の代表として活躍中。

原田さんに聞いてみました
岸和田ゆかりのエピソードを教えてください

 とにかくお城周りの景観が当時も今も美しいと感じています。1984年、岸高1年時の文化祭のために、無声映画を撮り、上映しました。その時に、岸和田商店街、浜中医院(現・浜中病院)の当時の院長先生に診察室だけでなく白衣と聴診器もお借りしました。先生のきょとんとした表情は今でも忘れられません。岸城神社ではお百度参りのシーン、私の実家至近の二色浜では夕陽のシーンを撮影。約35年経った今でも、その時の同級生仲間たちとは親しくしています。

趣味は何ですか

 水遊びが好きです。海に入ることのほか、シュノーケル、時々川でも手漕ぎカヌーを楽しんでいます。

興味のあることを教えてください

  本業の創作(作曲)はクラシック最前線ですが、日本伝統の音文化(言語も含むので、音楽ではなく「音文化」と呼びます)の美的表象のルーツに興味があり、10年前からフィールドワークを開始、大陸(中国)と南方からの文化のぶつかる場所に焦点を定めて、4年前からは、とにかく歌が素晴らしい奄美群島の音文化を調査しています。

 地域で育まれてきた独自の音文化の、未来への継承の価値を、現地の方々への聞き取り調査をベースに論文ではなく、創作舞踊付きの新曲を作曲、地域の伝統曲との対比で広く発信しています。

奄美群島の写真画像喜界島


 

 

 

 

 

 

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