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「え?図書館でまちづくり?-図書館のイメージがかわる」講演会が行われました

印刷用ページを表示する 2014年10月14日掲載

9月28日(日曜日)市立図書館3階自習室で講演会とパネルディスカッションが行われました。図書館関係者だけではなく、広くまちづくりに関わってくださっている市民のみなさん、市議会議員、行政職員など82名の参加がありました。

第1部講演会「え!図書館でまちづくり?-図書館のイメージがかわる」

参加者 写真

和歌山大学図書館館長の渡部幹雄氏をお招きして、これが図書館?という国内外の実践事例をたくさん紹介していただきました。

「私は図書館を屋根のついた公園と言っている。生涯学習の観点から考えると、社会教育施設である図書館、公民館は日常的にないといけないものである。赤ちゃんであろうがお年寄りであろうがお母さんであろうが、自分自身を発見して、ある時いろんな力を発揮する。自分たちが郷里の自然や文化に触れて、郷里のことを魅力的に感じられてこれをベースにまちづくりをしていく。どんどん広がっていくことによって、後世に伝えることが図書館の役割になる。いろいろな方々に出会いの場をつくるためにいろいろなしくみをつくる。図書館と市民が協働で作っていく空間が図書館である。情報を一つのものに閉じ込めないで、いろいろな方のいろいろな想いを、持っているものを繋ぎ、結び、そしてそれぞれの気づきを図書館で発見する。インターネットの情報、人が持つ情報、図書館の資料、それぞれが出会う場として考えていけば図書館の可能性は広がっていくのではないか。智恵は無限で公平に情報がいきわたって学ぶということが確保されれば限界がないものであると考える。キーワードとして近江商人の哲学の精神に「三方よし」という言葉があり、「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」という言葉がある。みんながよくなくてはいけない。みんなが主役じゃないとおもしろくない。図書館もみんなで取り組むという姿勢でやっていけばいい。」というお話をしてくださいました。この近江商人の哲学は9月7日の巽照子氏の講演会のレジュメにもありました。それぞれの地域の実情に沿った取り組みが必要であるが、図書館が発展するためのベースになる考えは共通しているのだと感じました。

第2部パネルディスカッション「できることからはじめよう」

パネリスト 写真

後半は、和歌山大学名誉教授の堀内秀雄氏をコーディネーターに、渡部幹雄氏をコメンテーターに、岸和田みんなの図書館を考える会代表の堤和子さん、大芝ボランティアグループ代表の西出秋雄さん、森岸和田市立図書館長をパネリストに、パネルディスカッションが行われました。

発言の様子 写真

長年岸和田市で小学校の教師をしてきて学校図書館に力を入れてこられた堤さん、図書館は利用したことがないが、地域や福祉のボランティア活動に長年携わってきた西出さん、そして図書館長が、渡部先生の講演を聞いた感想や、図書館が今出来ていること、こうしたらいいと思うことなどをそれぞれの立場で堀内先生の進行で話をしてくださいました。途中、市民の方から「市長も出席してほしかった」という声や、議員からも発言があるなど、有意義な場となりました。

参加者の声

・パネルディスカッションはもう少し深く議論をしてほしかった。

・形式的な講演会ではなく、図書館を通じていろんな人が見える意味深い催しでした。

・コミュニティとしての図書館の可能性を考えると楽しい気持ちになりました。

・図書館の役割をあらためて考え直しました。

・図書館にいろいろな形があるという楽しいお話が聞けて驚きました。

・いろいろな立場の方々から様々な視点からの意見が出てよかったと思います。図書館が変わっていく糸口になればと期待しています。

・地域とのつながりの大切さを学べてよかったです。

・学校図書館と図書館の連携についてもっと聞きたかった。

・テーマがきちんとあればどういう形式の図書館でもありなんだと視界が開けました。

・もっとお話が聞きたかった。刺激を受けました。

・この講演会に参加して初めて図書館を利用しました。これからも利用します。

・今後の公共施設の在り方を考えるうえでとても有意義な講演会であったと思います。

・図書館を貸出業務、資料管理だけの活用と思っていたが、地域住民との関わりをいろいろな形で生む、作る、育てる場所である事例がいろいろ聞けて良かった。市民センターの図書館を利用していたが、もっと利用したいと思った。

・いろいろな立場の方が参加したこと、多くの人が参加したことは大きな意味があると思う。これを第一歩に継続して欲しい。

・図書館の協力団体をもっと紹介して欲しいと思った。

・コミュニティの中の図書館がこれからの図書館の方向性だと改めて感じました。

アンケートから「もっと詳しく聞きたかった」「こういった催しにはまた参加する」といった声をたくさんいただきました。今後も講演にあったように、図書館と市民が協働で作っていく図書館について行政・市民がともに学べる場を設けていきたいと思います。