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広報きしわだ 令和5年(2023年)3月号10・11面

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2023年3月1日掲載

特集 竹がつなげます。人、地域、自然の未来!

本市では、里山など自然環境の悪化を招く原因である放置竹林が問題となっています。
そこで豊かな自然を未来につなげるために、様々な団体が竹資源の有効活用に取り組んでいます。
皆さんも竹を通して、豊かな自然を未来へつなげる一歩を踏み出しませんか。
問合せ 丘陵地区整備課電話:072-423-9658 ファクス:072-423-2286

ゆめみヶ丘岸和田まちづくり協議会

 ゆめみヶ丘岸和田まちづくり協議会では、全国に誇れるまちづくりの実現に向けて7つのプロジェクトで構成された「岸和田Green Village構想」を導入しています。
 プロジェクトの一つに、竹資源活用プロジェクトがあります。ゆめみヶ丘岸和田内に繁茂した竹をただ処分するだけではなく、竹製品の製造やエネルギー利用など資源として活用し、農業振興や地域振興、企業のビジネスチャンスの拡大を目指します。

タケノコ掘りイベント
タケノコ掘りイベント

竹伐採で制作された竹あかり写真
​竹伐採で制作された竹あかり

ゆめみヶ丘岸和田がさらに、にぎやかに!
 ファッションやグルメ、美容、ミュージック、キャンプなどを楽しめる複合施設「WHATAWON」(ワタワン)が2024年春に開業予定です。ますますにぎやかになるゆめみヶ丘岸和田の今後が楽しみです!​

ゆめみヶ丘岸和田まちづくり協議会 会長 谷藤勝也さん

ゆめみヶ丘岸和田 まちづくり協議会 会長 谷藤勝也さん

 竹資源活用プロジェクトはゆめみヶ丘岸和田まちづくり協議会の取り組みの一環です。竹資源はいろんな使い方があるのに認知度が低いんです。「こんな使い方もあるんだ!」と知ってもらうために竹まつりを通してワークショップもできればと考えています。ゆめみヶ丘岸和田の自然エリアをもっと活用していきたいので、ゆめみヶ丘岸和田に住んでいる人だけでなく、多くの人に自然を次世代につなげる活動にも参加してもらえたら嬉しいですね。

ゆめみヶ丘岸和田まちづくり協議会 環境部会長 松本潔さん

ゆめみヶ丘岸和田 まちづくり協議会 環境部会長 松本潔さん

 「自然を残したい、守っていきたい!」という思いで、ゆめみヶ丘岸和田まちづくり協議会環境部会では、ゆめみヶ丘岸和田内の放置竹林の整備や、里山の再生のための植樹イベントなどの活動をしています。今回、第1回目となる竹まつり。竹資源を活用してみんなでつくり上げるイベントなので、開催が楽しみです。いずれは、開業予定の複合施設「WHATAWON」(ワタワン)とコラボしていけたらいいなと思っています。

アドプトフォレスト

 「アドプトフォレスト」制度とは、地球温暖化防止や生物多様性確保などのため、事業者などの参画により、放置された人工林や竹林など、荒廃した森林を自然林や里山に戻すことを目的として、大阪府が進めている制度です。
 ゆめみヶ丘岸和田や神於山では、放置された過密竹林を美しい里山や整備された竹林にすることなどを目的に、「神於山保全くらぶ」などからサポートを受けながら、10団体がアドプトフォレスト制度に参画し、里山づくりに取り組んでいます。

放置竹林の竹を伐採している様子
​放置竹林の竹を伐採している様子

植樹をしている様子
​植樹をしている様子

株式会社アワーズ(アドベンチャーワールド)
(和歌山県西牟婁郡白浜町)

 里山を荒廃させる竹を採取し、ジャイアントパンダの食事として活用することで里山の環境を守りつつ、これまで廃棄していたジャイアントパンダが食べない竹幹や食べ残した竹を有効資源としてアップサイクルを推進するプロジェクトを進めています。また、岸和田市・白浜町・株式会社アワーズ(アドベンチャーワールド)は公民共創による地域のSmile(笑顔)を創造することを目的とし、パンダバンブーSmile包括連携協定を締結しています。

※アドプトフォレスト参画企業です。

岸和田産の竹を食べるジャイアントパンダ
​岸和田産の竹を食べるジャイアントパンダ

竹で制作されたモバイルワ―ケーションスポット
​竹で制作されたモバイルワーケーションスポット
​アドベンチャーワールド内にある電源などを備えたワークスペース

アドベンチャーワールド副園長 中尾建子さん

アドベンチャーワールド副園長 中尾建子さん

 ジャイアントパンダが食べ残した竹(パンダバンブー)をきっかけとした、幅広い分野における相互の地域交流の活性化を促し、それぞれの資源や強みを生かして公民共創による地域のSmile(笑顔)を創造していきたいです。
今後はさまざまな分野で事業連携を進めていくことになりますが、岸和田市と白浜町の架け橋となり、竹材の加工、有効活用を継続的に実施できるよう取り組みを進めてまいります。

滋賀県立大学 陶器浩一研究室

 陶器浩一研究室では、東日本大震災の復興支援として、現地の竹を使用した建築についての研究を始めとし、竹を中心とした木材の構造設計、素材についての研究や、竹の新たな使い方の研究などを行っています。
 アドベンチャーワールドを通じて、本市と関わりを持ち、昨年開催された「ゆめみヶ丘岸和田 まちびらきフェスタ」では、本市の豊富な竹資源をPRするため、竹ステージを制作しました。「第1回竹まつり」に向け、その竹を再利用した新たな竹ステージなどを制作します。

滋賀県立大学陶器浩一研究室の皆さん
​滋賀県立大学陶器浩一研究室の皆さん

第1回竹まつりで展示する竹の茶室「竹紡庵」
​第1回竹まつりで展示する竹の茶室「竹紡庵」

「日本空間デザイン賞2022」にて サステナブルデザイン賞を受賞した 竹ステージ「竹湾殿」
​「日本空間デザイン賞2022」にてサステナブルデザイン賞を受賞した竹ステージ「竹湾殿」

滋賀県立大学教授 陶器浩一研究室 陶器浩一さん

滋賀県立大学教授 陶器浩一研究室 陶器浩一さん

 私たちは「ものづくり・ひとづくり・未来づくり」を理念に、ものづくりを通じた社会活動と竹の新たな可能性を見出す研究開発を行っています。近年、身の回りで竹が使われなくなり、放置竹林が社会問題になっていますが、竹は素人でも扱いやすく、建築材料としても他の自然素材にない、とても優れた性質を持っています。竹林はやわらかな光が注ぎ、サラサラ風になびく魅力溢れる場所です。一緒に竹林を整備し、身近な自然と竹の可能性を再発見してみませんか。

ゆめみヶ丘岸和田 第1回 竹まつり

市制施行100周年ロゴマーク

 竹まつりは、竹資源の活用や循環を発信し、「ゆめみヶ丘岸和田」の魅力をPRする地域主体のイベントで、今後毎年開催する予定です。
豊かな自然を一緒に体感しましょう。入場無料です。
日時 3月26日(日曜日)午前10時~午後5時(雨天決行)
場所 ゆめみヶ丘岸和田事務所(岸の丘町1丁目34-1)の裏手
内容 PRブースの出展、自然を利用した体験コーナー、竹ステージイベント、キッチンカー、縁日など

竹まつり詳細QRコード
詳しくはこちらから(外部リンク)

地域団体の催しが行われる竹ステージ
​地域団体の催しが行われる竹ステージ​

竹で制作された 回廊・遊歩道
​竹で制作された回廊・遊歩道

月夜の部(午後6時~8時)

 「canaarea」が演出した竹あかりでリラックスしながら、少しのお酒とBGMで月夜の部も楽しみませんか。

「canaarea」演出の竹あかり
​「canaarea」演出の竹あかり​

※周辺道路での路上駐車はおやめください。当日は蜻蛉池公園(三ケ山町)の駐車場をご利用ください。

竹でみんなの輪が広がりますように!

初代「岸和田 竹大使」 本市出身 俳優・アーティスト 川崎亜沙美さん

初代「岸和田 竹大使」 本市出身 俳優・アーティスト 川崎亜沙美さん
「同じ地で育った竹の魅力をPRし続けます! 竹でみんなの輪が広がりますように。」

 昨年、川崎亜沙美さんが参加された活動の様子の動画はQRコードからご覧いただけます。4部作になっています。ぜひご覧ください。

川崎亜沙美さんYouTubeQRコード
動画はこちらから(外部リンク)

昨年開催されたゆめみヶ丘岸和田まちびらきフェスタに竹大使として参加
昨年開催されたゆめみヶ丘岸和田まちびらきフェスタに竹大使として参加

「ちくのわ」メンバーを募集

 今後継続される竹まつりに向け、ワークショップやミーティングに参加してもらいます。自然や人とふれあうことができ、大工道具の扱いなど非日常を体験することができます。一緒につくり上げることで、竹が魅力的な資源の一つであることを発見してもらいながら、地域の発展や人とのつながりを感じてもらえる場です。
 「ちくのわ」メンバーへの申し込みはQRコードからお申し込みください。

ちくのわ募集申し込みQRコード
申し込みはこちらから(外部リンク)

昨年の竹ステージを制作している様子
昨年の竹ステージを制作している様子

ちくのわイメージキャラクターの名前を3月10日(金曜日)午後5時まで募集中!

竹まつりキャラクター

ちくのわキャラクター名前募集QRコード
詳しくはこちらから(外部リンク)


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