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広報きしわだ 令和4年(2022年)5月号2・3面

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2022年4月28日掲載

※ 前年度との比較は、令和3年第1回定例会で可決された補正予算(令和3年度予算)を含み計算しています。また、1万円未満を端数処理していますので、合計額と一致しない場合があります。△印はマイナスを表しています。

令和4年度 予算と施政方針

今年度の予算と主要事業の概要をお知らせします。
問合せ 予算について…財政課(電話:072-423-9542)、施政方針について…企画課(電話:072-423-9491)

一般会計 821億7,278万円 前年度比4.1%増

歳入 821億7,278万円

歳入の円グラフ

自主財源 314億4875万円(38.3%)
  • 市民税 245億2,962万円
  • 分担金・負担金 4億8,307万円
  • 使用料・手数料 11億9,149万円
  • 財政収入 3億4,994万円
  • 寄附金 11億8,010万円
  • 繰入金 22億6,862万円
  • その他 14億4,593万円
依存財源 507億2403万円(61.7%)
  • 地方消費税交付金 41億8,500万円
  • 国庫支出金 201億201万円
  • 府支出金 66億6,556万円
  • 市債 42億4,150万円
  • その他 13億4,796万円

 自主財源は市税など市が自主的に収入できる財源です。財産収入が約9.4億円減少しましたが、市税が約15.6億円、繰入金が約4.9億円増加したことなどにより、約12.9億円の増加となっています。
 依存財源は国や府などから交付される財源です。市債が約14.1億円減少しましたが、地方交付税が約19.5億円、国庫支出金が約10.7億円、地方消費税交付金が約5.4億円増加したことなどにより、約19.2億円の増加となっています。

歳出 821億7,278万円

歳出の円グラフ

  • 総務費 77億3,849万円
  • 民生費 407億914万円
  • 衛生費 74億5,776万円
  • 農林水産業費・商工費 19億2,706万円
  • 土木費 65億2,453万円
  • 消防費  19億9,161万円
  • 教育費 78億5,636万円
  • 公債費 74億1,394万円
  • その他 5億5,389万円

 岸和田市貝塚市清掃施設組合分担事業費などの減少により衛生費が約1.8億円減少しました。一方で、民間認定こども園施設整備支援事業費などの増加により民生費が約12.3億円、学校園空調設備整備事業費などの増加により教育費が約9.2億円、元金償還事業費の増加により公債費が約8億円増加しました。歳出全体では、約32.1億円の増加となりました。

市民1人あたりの歳出 432,152円
  • 総務費 40,697円
  • 民生費  214,092円
  • 衛生費 39,221円
  • 農林水産業費・商工費 10,135円
  • 土木費 34,313円
  • 消防費 10,474円
  • 教育費 41,317円
  • 公債費 38,990円
  • その他   2,913円

※ 今年4月1日現在の人口190,148人で計算。

歳出の各科目

総務費

市役所の運営、広報、情報化推進、文化・国際事業など

民生費

社会保障、子育て支援、高齢者・障害者福祉など

衛生費

健康推進、公害対策、ごみ処理など

農林水産業費・商工費

農林水産、観光、産業の振興など

土木費

道路・河川・港湾・公園・住宅などの整備、交通安全対策など

消防費

消防活動、救急業務、防災業務など

教育費

学校教育、生涯学習、スポーツ振興など

公債費

市が借りたお金(市債)の返済

その他

議会運営、防犯など

特別会計·企業会計 1,151億7,614万円 前年度比9.2%増

 特別会計

 市が特定の事業を行う場合、一般の歳入歳出と区分して経理する必要があるときに設ける会計で、本市には6つの特別会計があります。
 国民健康保険事業特別会計が前年度に比べて減少しているのは、保険給付費などが減少したことによるものです。自転車競技事業特別会計が前年度に比べて増加しているのは、自転車競技費などが増加したことによるものです。土地取得事業特別会計が前年度に比べて増加しているのは、諸支出金が増加したことによるものです。後期高齢者医療特別会計が前年度に比べて増加しているのは、納付金などが増加したことによるものです。介護保険事業特別会計が前年度に比べて増加しているのは、保険給付費などが増加したことによるものです。
 特別会計全体では、前年度と比べて約12.5%の増加となっています。

会計名

予算額

対前年度増減率(%)

国民健康保険

220億9,326万円

△0.3

自転車競技

319億7,087万円

32.0

土地取得

4億7,000万円

6.4

後期高齢者医療

28億7,791万円

1.5

介護保険

184億4,527万円

4.7

財産区

10億4,829万円

△0.5

企業会計

 地方公営企業法に基づいて設置され、それぞれの事業の料金収入などによって必要な経費を賄うことを基本(独立採算の原則)とする会計で、本市では3つの企業会計が設けられています。

会計名

予算額

対前年度増減率(%)

上水道

64億6,729万円

2.3

下水道

141億7,311万円

4.4

病院

176億3,014万円

2.1

施政方針(要約) 
魅力的なまちであり続けるために 岸和田市長 永野耕平

永野市長の写真

施政方針を述べる永野市長

 本年1月の市長選挙におきまして、多くの市民の皆さまの信任を賜り、引き続き歴史と伝統ある岸和田市の市政運営を担わせていただくことになり、改めてその責任の重さに身が引き締まる思いでございます。
 2期目につきましては、「行財政改革の続行」を最優先に、「幼稚園・保育所の再編」、「小中学校の適正規模・適正配置」、「社会体育施設の再編」、「広域連携による行政の効率化」、「泉州山手線の早期実現」に向けての取り組み強化、「魅力ある本市の成長戦略の推進」、「自らの身を切る改革」などの施策をしっかりと展開してまいります。
 今後、総人口の減少と高齢化が一体的に進行するますます厳しい時代を迎えるなかで、将来世代も安心して生活を送ることができる魅力的なまちであり続けるため、引き続き、安定した行財政基盤を築くための構造改革と最適な行政サービスの供給体制の構築に取り組んでまいります。
 まず初めに、新型コロナウイルス感染症の脅威への対応について、感染症の拡大を最小限に抑えるため、私たちができる最善の取り組みを行うとともに、地域経済や住民生活を支援し、地方創生を図るため、様々な事業を実施してまいります。
 また、令和4年度は、市制施行100周年という大きな節目であり、海から山まで広がる豊かな自然環境のもと、先人が築き上げてきた歴史、文化や産業など伝統ある岸和田市を受け継ぐとともに、次の100年「新・岸和田」に向けた新たな一歩を踏み出す機会にしたいと考えます。
 本市の発展と成長に向けて、オール岸和田で未来の子どもたちに新しい岸和田をつないでいけるよう、施策の推進に全力で取り組んでまいります。市民の皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和4年度 主な取り組み ※ 数字は予算額

次世代を育てる

産婦健康診査費助成 1,633万円

産後うつの予防や新生児への虐待予防などを図るため、出産後間もない時期の産婦に対する健康診査に係る費用(産婦健康診査受診券5,000円×2回)を助成します。

健康診査のイメージ写真

学校司書配置 1,953万円

学力向上に不可欠な読書習慣の定着に向けて、学校図書館を活用する学習活動が円滑に行われるよう学校司書を3人増員し、18人配置します。

スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー配置 2,470万円

児童生徒と保護者の心理支援と、子どもたちの問題解決や感情コントロールスキルを高める心理教育に取り組む「スクールカウンセラー」と、社会福祉などの知識・技術を用いて、児童生徒の置かれた様々な環境を調整し支援するため「スクールソーシャルワーカー」を拡充します。

特別支援教育支援員配置 1億2,527万円

発達障害などの特別な配慮を要する児童生徒に対して、学習などのサポートを行う支援員を9人増員し、55人配置します。

暮らしの安全性・快適性を高める

空家等適正管理の推進 2,392万円

「岸和田市空家等対策計画」に基づき、老朽化した危険な空き家の除却費用を助成し、特定空家等に対する助言または指導、勧告及び命令、代執行を実施します。

丘陵地区農整備 3億411万円

都市・農・自然が融合したまちづくりをめざす、ゆめみヶ丘岸和田農整備エリアにおいて、農業生産基盤を整備し、多様な担い手による都市農業の活性化を図ります。

ゆめみヶ岸和田のロゴマーク

新型コロナウイルス感染症対策

新型コロナウイルスワクチン接種 9億3,980万円

新型コロナウイルスワクチンの接種体制を整備し、市民に対し可能な限り早期にワクチン接種を実施します。

小中学校体育館空調設備整備 3億8,500万円

授業や集会などを体育館という広い空間を活用することで、感染症予防と併せて熱中症対策にもつながることから、空調設備を整備します。

キャッシュレス推進 4億4,000万円

非接触決済の利用促進と新型コロナウイルス感染症により影響を受ける地域経済の活性化を図るため、キャッシュレス決済を活用したポイント還元事業を実施します。

キャッシュレス決済イメージ写真

デジタル化対応支援 3,500万円

市内事業者の経営環境整備(テレワークの導入、会議のオンライン化など)を支援するとともに、行政の各種支援制度・補助制度を伴走支援する専門相談窓口を設置します。また、市民が様々な技術に触れる機会を岸和田商工会議所と共催で開催します。

人も街も災害に強くする

防災無線(移動系)デジタル化 5,920万円

現行の防災行政無線は平成22年度に整備したことから、バッテリーの出力低下などの課題が生じており、その課題解消を図るため防災行政無線の更新(デジタル化)を行います。

海から山までをつなげ、新しい価値と活力を創出する

市街地形成 7億622万円

駅周辺の利便性を向上させるため、久米田駅周辺は、「久米田駅東西アクセス改善基本構想」に基づき、道路整備並びに駅西側改札整備を実施。春木駅周辺は、春木駅大宮駅線の整備を行います。

工事イメージ写真

福田線の岸の丘町乗り入れ 和泉中央駅~丘陵地区線の開設 3,987万円

丘陵部と和泉中央駅とを結ぶ広域軸の移動手段(公共交通)の確保のため、「福田線の岸の丘町乗り入れ」と試験運行として実施される「和泉中央駅~丘陵地区(道の駅 愛彩ランド)線の開設」に係るバス運行経費に対して補助します。

田治米畑町線整備 2億2,679万円

南北交通網の強化と既設道路(府道春木岸和田線など)の交通渋滞による危険な状態を緩和するため、星和上松台から府道「春木岸和田線」までを整備します。

泉州山手線延伸 5,097万円

泉州山手線沿道まちづくり事業として、土地区画整理事業調査などを実施するとともに、泉州山手線計画地の用地測量を実施します。

岸和田城天守閣耐震対策の検討 1,560万円

観光資源としての活用や歴史資料の展示・収蔵方法を含め、委員会にて市民や学識経験者からの意見を広く取り入れ、今後の改修方法について検討します。

岸和田城の写真

市制施行100周年記念事業

100周年記念ロゴマーク

岸和田市市制施行100周年記念事業実行委員会事業 4,066万円

市民や各種団体などが主催して取り組む事業に対し、経費の一部または全部を補助する協賛事業を実施するとともに、実行委員会事業として、(仮称)マルシェ事業及び(仮称)岸和田城EXPO事業を実施します。

市制施行100周年記念式典 1,056万円

市制施行100周年記念式典(功労者への表彰式、100周年記念映像の上映など)を実施します。

塩田千春展開催 1,291万円

本市出身で世界的に活躍している現代美術家 塩田千春氏の作品展を自泉会館で実施します。

岸和田市の海と山と人・100年の物語開催 1,518万円

現在の岸和田市域で約100年前に収集された標本や情報、映像、古写真、観光パンフレット、ジオラマなどで振り返る特別展を実施します。


Danjiri city kishiwada