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広報きしわだ 令和4年(2022年)4月号8・9面

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2022年4月1日掲載

※ 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中止・変更になる場合があります。また、催しなどに参加の際は必ずマスクを着用し、発熱がある人・重症化リスクの高い人などは参加をお控えください。

11月1日、岸和田市は市制施行100周年を迎えます。

100周年記念ロゴ

問合せ 企画課企画担当(電話:072-423-9493)

100周年を迎えるにあたって

市長の写真
100周年記念事業実行委員会会長
永野 耕平(市長)

 岸和田市は、大正11年(1922年)11月1日に、大阪府内で3番目、全国で87番目の市として誕生し、今年、市制施行100周年という大きな節目を迎えます。
 海から山まで広がる豊かな自然、脈々と受け継がれてきた伝統や歴史、時代の変遷の中で磨かれてきた文化、発展してきた産業、そして先人たちが残してきた功績など、多彩な魅力に恵まれたまち、岸和田市。改めて今これらを見つめ直し、先人たちに感謝の意を表し、郷土に対する愛着を深め、誇りを高めながら、未来に向けた新たな一歩を踏み出す。このような機会となるよう、本市に関わる全ての皆さまと一緒になって、市制施行100周年を大いに盛り上げてまいりたいと存じます。
 皆さまの温かいご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

議長の写真
実行委員会副会長
桑原 佳一(市議会議長)

 岸和田市は、世紀を越えて市制施行100周年という大変意義のある節目の年を迎えます。
 今日に至るまで、本市は泉州地域の中心都市として、地域の特徴を活かしながら大きな発展を遂げてきました。
 これは、先人の方々の並々ならぬ努力の賜物であり、改めて、敬意を表しますとともに、心から感謝を申し上げます。
 市議会では、これまでに議会基本条例を制定し、議会の機能を高め、市民の皆さまにとって、わかりやすく親しみやすい議会運営に努めてまいりました。今後も皆さまとともに、市勢発展のために尽力してまいります。
 市では、この一年間、様々な記念事業が行われますが、各種事業が成功裏に終えることができますよう、市議会もしっかりと力添えをしていきたいと存じます。
 100周年を機に、本市と皆さまが更なる飛躍をされますよう、ご祈念申し上げます。

中井会頭の写真
実行委員会副会長
中井 秀樹氏(岸和田商工会議所会頭)

 岸和田市は、大正11年(1922年)11月1日、大阪府内で3番目に市制が施行され、泉南地域の中心的役割を果たしてきました。その背景にあるのは、明治維新以降、紡績業をはじめとする製鋼・煉瓦など、産業の発展と人口の増加であります。
 岸和田の生産性の高い工業地域、魅力ある商業地域、海から山までの豊かな自然、交通の便など、この大きな潜在力と魅力は計り知れないものがあり、今も変わっていません。
 誇るべき「だんじり」もそれを担う若者の減少が起こっています。文化・芸術も岸和田が誇るべきものでした。しかし、これらは豊かな生活が送れる環境があってこそ成り立つものです。
 次の100年に向かって何を成し遂げることができるのか、100年昔に努力した人々に恥ずかしくない今後の100年のために、皆さまのチャレンジをお待ちしています。

市制施行100周年記念事業

 100周年を迎えるにあたり、市民の皆さまをはじめ、各種団体と連携し、未来に向かって飛躍・発展する契機とするため、様々な記念事業を実施します。
 今号では、その中からいくつかの事業をご紹介します。
※ 掲載内容は、令和4年3月時点のもので、今後、変更する場合があります。事業の詳細については、市ホームページをご確認ください。

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ばらサミットinきしわだ2022

 ばらを通じた「花とみどりにあふれるまちづくり ばらサミットinきしわだ2022」を5月14日(土曜日)・15日(日曜日)にマドカホール(荒木町1丁目)とまなび中央公園(西之内町)で開催します。

だんじり囃02の写真
昭和57年、市制施行60周年を記念して、市の花にばらが選ばれました。
写真は、市制施行80周年を記念して愛称を募集した「だんじり囃 '02」です。

塩田千春展

 本市出身で、世界的に活躍されている塩田千春氏の作品展を国の登録有形文化財である自泉会館(岸城町)で開催します。
 彼女の代表作である糸を使った大規模なインスタレーションをホールに展示するほか、展示室では線画やパネルの展示、映像を流す予定です。

令和2年に開催された塩田千春さんの個展「永遠の糸」の様子
令和2年にマドカホールで開催された個展「永遠の糸」

中学生議会

 市内11中学校の代表生徒を議員とする議会を実施し、岸和田市をより住みやすくするために行政への提言や要望を行います(下記80周年記念事業参照)。

記念式典

 今年は100周年という大きな節目でもあるため、これまでの歴史を振り返り、次の100年に向けて、さらなる岸和田の発展に想いをつなげていく式典となるよう準備を進めています。これまでに、市政の振興発展に寄与し、その功績が顕著である岸和田市有功者の皆さんをはじめ、本市にゆかりのある人の招待も予定しています。

市制施行90周年記念式典の様子
市制施行90周年記念式典の様子

100周年を盛り上げよう!

 上記のほかにも、産業や福祉、教育・文化など様々な分野の団体で構成された「岸和田市市制施行100周年記念事業実行委員会」が主体となって実施する「実行委員会事業」や市民や企業、各種団体、高校生などが主催して取り組む「協賛事業」、「市制施行100周年記念事業」の冠を付して実施する「冠事業」など多くの事業が実施される予定です。
 随時、情報を発信していきますので、ぜひチェックしていただき、一緒に100周年を盛り上げていきましょう。SNSでも情報を発信していきます。ぜひフォローしてください。

100周年公式アカウント

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Anniversary Yearを振り返る

 大正11年11月1日、岸和田市が誕生しました。それから一世紀の月日が流れ、岸和田市は今年11月1日に記念すべき市制施行100周年を迎えます。
 ここでは、市制施行50周年、80周年、90周年の記念事業を、当時参加されていた市民の皆さんと一緒に振り返ります。

大正11年市制施行当日の写真
市制施行当日の写真
大正11年11月1日午前9時 旧岸和田町役場前

【50周年記念事業】岸和田音頭発表会

昭和47年8月11日岸和田音頭発表会の様子
昭和47年8月11日 岸和田音頭発表会
岸和田駅前や中央商店街などで盛大に行われた当時の発表会の様子は、阿波おどりを思わせます。

岸和田音頭のレコードの写真
市制施行50周年を記念して制作された「岸和田音頭」のレコード。
水前寺清子さんが歌っています。

子どもたち、若い人たちにもぜひ踊ってほしい

 この岸和田音頭の以前にも岸和田音頭はあったんですよ。「来てちょう、見てちょう、寄ってちょう♪」って、優しいしっとりした音頭でね。初めて聴いたときは、前の方が良かったなんて思いましたが、だんだんこの岸和田音頭が好きになりました(笑)
 歌詞の中に、お城や蛸地蔵、だんじり、牛滝といった言葉が出てくるでしょう。子どもたちにとっても岸和田を知る良い音頭だと思うんです。ぜひ歌い、踊り継がれていってほしいですね。

岸和田市民踊会の皆さんの写真
岸和田市民踊会の留河 長子さん(78歳・中央)、大佛 寿子(おさらぎ ひさこ)さん(74歳・後列左)、長見 三佐好さん(72歳・後列右)。「岸和田市民踊会、婦人会、子供会などの団体がたくさん参加して、この発表会を盛り上げたんですよ」

岸和田市民踊会の皆さんの写真
「今でもこの浴衣とってあるわ」
「レコードと手ぬぐいがセットで売ってたのよ」

【80周年記念事業】中学生議会

中学生議会の様子
平成14年8月21日 岸和田市中学生議会
この日のために、学生たちの氏名柱も準備され、緊張感が漂っています。

中学生議会で発表する綱さんの写真
「国際社会化に向けての取り組み」について発表する綱さん

社会科の教師になるきっかけに

 初めて議場に入った時は、「こんなところで喋るのか」と、とても緊張したのを覚えています。中学生議会の良いところは、テーマは難しいかもしれないけれど、何かに対してみんなで考えてアプローチしていくという経験ができること。中学校を卒業してからもアウトプットする力は必要になってくるので、普段関わることのない人たちの前でそういう経験ができるのは非常に大きいことだと思います。
 中学生の生活の中で市政に関わることなどなかなかないので、参加できてよかったですね。この経験も社会科の教師になるきっかけのひとつになったかもしれません。
 部活の引退前の忙しい時でしたが、中学校生活最後の夏休みの良い経験になりましたね。

綱さんの写真
綱 創晶(つな そうすけ)さん(34歳)
桜台中学校で生徒会長をしていた3年生の時に、生徒会のメンバーで中学生議会に参加。

昔の写真を見て懐かしむ綱さん
「そうそう議場、赤い絨毯でしたね、懐かしい!」

【90周年記念事業】未来へのメッセージ

平成25年に行われた「未来へのメッセージ」受け取り式の様子
平成25年2月28日「未来へのメッセージ」受け取り式(八木南小学校)
当時の小学校5年生が「今の自分」と「将来の夢」について、自分宛ての手紙を書きました。手紙は市でお預かりし、10年後となる今年、市制施行100周年記念事業として、成人式で返却式を行いました。

10年前と夢は変わっていませんでした

 こんな手紙を書いたことすら覚えていなくて(笑)成人式で初めて知り、本当にサプライズでした。周りの友達もSNSで自分が書いた手紙をあげていて、みんな懐かしんでいました。
 昔を振り返って、今の自分を見つめ直すことができる良い企画だと思います。得意なことや苦手なことも当時から変わっていませんが(笑)、「人のために何かをできる人」になりたいという夢も変わっていません。今、音楽を勉強しているのですが、子どもが大好きなので、音楽を通して何か子どもたちのためになる仕事に就きたいなと思っています。

浦田さんの写真
浦田 真帆さん(20歳)
当時は城内小学校の5年生。今年の成人式で、代表して「未来へのメッセージ」を受け取りました。

「未来へのメッセージ」返却式での浦田さんの様子
「未来へのメッセージ」返却式での浦田さん(左)

※ 撮影時のみ、マスクを外しています。


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