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広報きしわだ 令和2年(2020年)10月号8・9面

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2020年10月1日掲載

“対岸の火事”と思わずに
火災予防のススメ

大切な命や財産を守るため火災を予防しましょう

私たちの身の回りには、火災の原因となる危険を含むものがたくさんあり、火災は決して他人事ではありません。
消防署では火災の原因や損害状況を調査し、同じような原因による火災(類似火災)が繰り返されないよう、調査結果をお知らせするほか、火災の発生しにくい製品を作るようメーカーに働きかけています。
身近にある火災の危険を含むものや予防のポイントを知って、火災を防ぎましょう。

問合せ 消防本部予防課(電話:072-426-8604)、消防署調査係(電話:072-426-2222)

 

昨年、全国で発生した火災約38,000件の出火原因で最も多いのは「たばこ」です。続いて「たき火」「こんろ」が多くなっています。「放火」と「放火の疑い」を合わせると、全体の12%となり、放火が原因と思われる火災が非常に多いことが分かります(下表)。

火災の原因(2019年全国データ)

1位 たばこ  9.5%(3,557件)
2位 たき火 7.8%(2,911件)
3位 こんろ 7.7%(2,890件)
4位 放火 7.2%(2,719件)
5位 放火の疑い 4.8%(1,787件)

また、モバイルバッテリーやノートパソコン、スマートフォンなどに搭載されているリチウムイオン電池などの小型充電式電池による火災が全国のごみ処理施設で急増しています(下グラフ)。本市ごみ処理施設でも、今年1月~8月末までに、小型充電式電池による火災がすでに11件も発生しています。
そのほか、カセットボンベやスプレー缶の誤った使い方や捨て方による破裂事故や火災、ジャンプスターター(車のバッテリーが電力不足の時に電力を供給する装置)をバッテリーに接続したまま走行したことが原因の火災なども発生しています。
私たちの身の回りには、火災の原因となる危険を含むものがたくさんあります。また、一般的には空気が乾燥する冬場に火災が増えると言われていますが、火災の原因は多岐にわたっており、一年を通じて注意が必要です。
職場や家庭内で何気なく使っているものを正しく使う・捨てるなど、生活の中で心がけることで防げる火災があります。

ごみ収集車の後ろで炎が上がっている写真
小型充電式電池によるゴミ収集車での発火が増えています(写真は発火再現実験)


【グラフ】ごみ処理施設の発煙・発火件数(全国)

2018年度と2019年度のごみ処理施設の発煙・発火件数の棒グラフ(2019年度は約1.8倍に)
(公財)日本容器包装リサイクル協会調べ

1.火災の危険を含むものの例

私たちの身の回りで火災の危険があるものの一例です。直接火を使うストーブやたき火などはもちろんですが、コロナ禍の影響で使用することが増えた飛沫防止シートや消毒用アルコールなども燃えやすく、取り扱いには注意が必要です。

ジャンプスタータ―

発火し、黒く焦げたジャンプスタータ―が接続されたバッテリーの写真

ジャンプスタータ―(車のバッテリー切れなどの際に使用する)を接続したまま走行し発火した後の写真。使用方法を誤ると発火する危険があります。

スプレー缶など

スプレー缶の写真

スプレー缶やカセットボンベは使用方法や廃棄方法の不注意から火災や破裂事故を起こす恐れがあります。正しく使用し、適正に処分しましょう。

小型充電式電池

発火した後の小型充電式電池の写真

リチウムイオンバッテリーなどの小型充電式電池が原因の火災が増えています。落下など外部からの衝撃、非純正品などの製造不良で発火します。

ガスボンベ

草むらに放置された高圧ガスボンベの写真

高圧ガスボンベは使用せずに放置・投棄すると、さびたり、変形したりして、破裂などの事故を引き起こす恐れがあります。

消毒用アルコール

アルコールスプレーを噴霧し、炎があがる鍋の写真(実験の様子)

火気にアルコールスプレーを噴霧した燃焼実験の様子。コロナ禍で使う機会が増えましたが、引火しやすいため、取り扱いに注意が必要です。

飛沫防止シート

炎を上げて燃える飛沫防止シートの写真

商業施設で、購入したライターを確認のため点火したところ、飛沫防止シートに燃え移る火災がありました。実験では一気に燃え広がることが確認されました。

2.予防のポイント

火災を予防するため、私たちの生活の中で気をつけたいポイントです。正しい使い方や捨て方を学ぶことで防ぐことのできる火災があります。下記のポイントを確認し、実行するよう心がけましょう。

放火

  • 家の周りはできるだけ明るくし、燃えやすいものを置かない。
  • ごみはルールを守って出す。
  •  物置、空き室、車庫などには鍵をかける。
  • 自動車・バイクなどのカバーは燃えにくい防炎製品を使う。

飛沫防止シート

  • シートの近くで火気を使用したり、たばこを吸ったりしない。
  • ライターなどを取り扱う売り場では、点火させないようにし、店員の目の届くところで管理する。

消毒用アルコール

  • 火気の近くで使用しない。
  • 室内の消毒や容器詰め替えなどの際は窓を開けたり、換気を行い、風が通るようにする。
  • 詰め替える場合は漏れやあふれ、飛び散りに注意し、中身がわかるようにする。
  • 保管は直射日光や高温になる場所を避ける。容器を落としたり、衝撃を与えないようにする。

小型充電式電池

  • 衝撃を与えたり、分解、改造をしない。
  • 就寝中は異常に気がつきにくいので、燃えやすいものの近くに置かない。
  • 使用している製品がリコールの対象でないか確認し、対象であれば不具合がなくても使用を中止する。
  • 正しい方法で捨てる(下記参照)。

※ リコール情報は独立行政法人製品評価技術基盤機構ホームページ(https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/index.html)で検索できます(QRコードは下記)。

独立行政法人製品評価技術基盤機構ホームページ リコール情報のQRコード

ガス機器

  • 使用する時は換気扇などで換気する。
  • こんろやガスレンジ、換気扇などのほこりや油汚れがたまらないようこまめに掃除する。
  • ガスこんろのまわりに燃えやすいものを置かない。
  • ゴムホースが折れ曲がっていないか、固く(軟らかく)なっていないか、ひび割れていないか確認する
  • 鍋などにすすが付かないか、炎は青色か確認する。
  • 給湯器やファンヒーターの給気口の前に物を置かない。

適正に廃棄しましょう

問合せ 廃棄物対策課(電話:072-423-9440)

スプレー缶・カセットボンベ

1.缶を振って中身の有無を確認し、音がしたら中身が残っているので、必ず使い切る。
2.音がしない場合でも中身が残っている場合があるので、スプレーボタンを押して出し切るか、「ガス抜きキャップ」で出し切ってから穴を開ける。
※ 火気のない風通しの良い屋外で行ってください。
3.「空きビン・空きカン・ペットボトル」として出す。

リチウムイオン電池などの小型充電式電池

1.電器店、ホームセンターなど協力店の回収ボックスに入れる。協力店舗などは(一社)JBRCのホームページ(https://www.jbrc.com/general/)で確認できます。「普通ごみ」などには出さないでください(QRコードは下記)。

小型充電式電池の回収協力店が検索できるJBRCのホームページQRコード

2.小型充電式電池を外すことができない家電製品や電子機器は、市の粗大ごみ(申し込み専用 電話:072-433-0053)として出してください。

廃乾電池・ボタン電池

それぞれ電極にセロハンテープを貼り絶縁してから、乾電池は市の施設やスーパーマーケット、町会館などに置いている回収ボックスへ。ボタン電池は(一社)電池工業会のホームページ(http://www.botankaishu.jp/m/top.php)に記載されている協力店の回収ボックスへ(QRコードは下記)。

廃乾電池やボタン電池の回収協力店などが検索できる一般社団法人電池工業会のホームページQRコード

火災で亡くなる人の数は住宅火災が最多

火災で亡くなる人の多くは、住宅火災が原因です。熟睡していたり、病気などで体が不自由であることによる「逃げ遅れ」で亡くなった人が最も多く、半数を超えています。死者が出ている住宅火災の火元は「たばこ」「放火」「ストーブ」「電灯・電話などの配線」「こんろ」が主なもので、たばこやストーブの火が布製品などに移って燃え広がることで起こっています。7つのポイントを守り、住宅火災から大切ないのちを守りましょう。

【図1】  2019年中の火災件数(全国)

2019年中の全国の火災件数の円グラフ

【図2】2019年中の火災死者数(全国)

2019年中の全国の火災死者数の円グラフ

昨年中に全国で発生した住宅火災の件数は、総出火件数の約3割(上図1)ですが、住宅火災による死者は総死者数の約7割を占めています(上図2)。この死者のうち約7割は65歳以上の高齢者でした。本市でも昨年中の総出火件数60件のうちの約4割にあたる23件が住宅火災でした。

住宅防火 いのちを守る7つのポイント

習慣1  寝たばこは絶対にしない。
習慣2  ストーブは燃えやすいものから離す。
習慣3  ガスこんろなどのそばを離れるときは、必ず火を消す。
対策1  逃げ遅れを防ぐために住宅用火災報知器を設置する。
対策2  寝具やカーテンなど防炎品を使用する。
対策3  出火から早く消火できるよう、住宅用消火器を設置する。
対策4  日頃から、隣近所との協力体制をつくる。

7つのポイントのイラスト


令和元年(2019年)
Danjiri city kishiwada