鉄人28号製造中!!
臨海町にある(株)北海製作所では、実物大の鉄人28号の製造が進んでいます。
これは、NPO法人『KOBE鉄人プロジェクト』が神戸の震災復興に向けた取り組みとして企画したもので、高さ18メートル、重さ50トン、設計から含めると2年がかりのスケールの大きなプロジェクトです。完成した鉄人28号は、JR新長田駅南側の若松公園(神戸市長田区)に設置される予定です。
(肩の一部分)
(胴体の一部分)
鉄の加工技術などに優れた技術を持つため、北海製作所への制作依頼があったそうですが、同社の野島営業課長によると「最初にお話をいただいた時は冗談だと思った」とのことでした。
総重量が100トンを超えてしまったため何度も設計の調整を行った時期、協賛者からの寄附が集まらずに計画が進まなかった時期など、鉄人28号は大きな体でたくさんのハードルを越えてきたようです。
北海製作所の野島さんは、「単に製造を請け負ったというだけでなく、震災からの復興に向けてがんばる『KOBE鉄人プロジェクト』のチームの一員と思っています。ぜひ観光の拠点になってほしいです」と話しました。
鉄人28号は、7月27日(月曜日)に若松公園で起工式が行われた後に組み立てが開始され、9月下旬には完成する予定です。
(c)光プロ/KOBE鉄人PROJECT2009
※ Kobe鉄人PROJECTの鉄人28号は、岸和田市観光振興協会公式サイト「岸ぶら」でも紹介されています。