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ほっといたらあかんやん! 大阪湾の見学会 阪南2区人工干潟

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2007年3月7日掲載

 3月4日(日曜日)、岸和田市沖合いの埋立地、阪南2区に人工的に造成された干潟の見学会が行われました。
 この見学会は、大阪湾の沿岸域で活動している市民組織などが交流と連携を図るフォーラム「ほっといたらあかんやん!大阪湾フォーラム -チリモン!海モン!宝モン!-」の一環として開催されました。中でもこの人工干潟見学会には、普段は入ることのできない場所とあって、定員の倍もの申し込みがあり、大盛況。人工的に造成される干潟に対する市民の関心の高さがうかがえました。

 抽選で選ばれた40人が参加した見学会では、国土技術政策総合研究所沿岸海洋研究部海洋環境研究室の古川恵太室長や五洋建設、鹿島建設などによる干潟創造実験の説明が行われ、参加者はメモを取るなど一様に熱心に耳を傾けていました。

 また、沖合い30メートルに投入された小さな底引き網を参加者で引き、干潟にどのような生き物が生息しているかも調べました。残念ながら参加者の期待したカレイなどの魚類は獲れませんでしたが、ナマコや小さなエビ、カニ類が獲れ、子どもたちは興味津々。

かごの中に入った生き物を見る参加者

 この干潟を造成するにあたって外部から入れたものは植物のヨシとアマモだけですが、干潟には、ハゼ、カレイ、ゴカイ、カニなど様々な生き物が生息していることが確認されており、自然に生物が増えていっていることがうかがえます。
 参加者も、直接自分で干潟を歩くことにより、身近な場所での自然再生を実感し、自然環境への関心がさらに高まったとのことでした。

「アサリはどこかな?」親子で探す参加者

[阪南2区造成干潟]
平成16年2月工事完了 整備面積 5.4ヘクタール 幅260メートル 沖側延長 160~270メートル 下のイラストでは6の部分
 阪南港阪南2区整備事業の一環として、高潮対策や埋め立てにより失われた親水機能等を回復し、緑豊かな水辺環境を提供するとともに、水質浄化機能の向上、水生生物や鳥類の生息空間を創出することを目的として整備された。
 造成に使われた土砂は、関西電力(株)が堺市に設置するLNG基地の桟橋建設に伴い発生する浚渫土砂(約33万立方メートル)を有効活用した。
 現在も「都市臨海部に干潟を取り戻すプロジェクト 阪南2区干潟創造共同実験」として、国土技術政策総合研究所や府水産試験場などが干潟、藻場、ヨシ原が持つ海水浄化機能や生物生息機能等を活用した海域環境の改善技術や豊かな生態系の再生技術を確立することを目的に研究が続けられている。
 今回見学した干潟は将来的に一般公開される予定はなく、生物のサンクチュアリ(聖域)として歩いて渡ることのできない孤島になる予定(現在は護岸で陸続きになっている)。

阪南2区全体図 5に新清掃工場が建設されている


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