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12月21日(金曜日)、和泉高校美術部が岸城神社(岸城町)に来年の干支「亥(いのしし)」の絵馬を奉納しました。
岸城神社の絵馬は2年連続で和泉高校が制作。2年生4人、1年生3人の計7人で描きました。デザインは部員それぞれが描いた下図の良いところを集めたものだそうです。
ご祈祷の様子
苦心した点は「空の色」。朝焼けの雰囲気を出そうと、空を紫色に塗ったところ、日が暮れているような暗い印象に。そこで急遽オレンジ色に塗り替えました。
「納期ギリギリに塗り替えを決断したので焦りましたが、奉納に間に合い、みんなでホッとしました。最終的にはおめでたい雰囲気を出せたので最後までこだわって良かったです」と部長の竝木(なみき)さん。「神社に来るたくさんの人が幸せになることを願って作りました。いのししや空に立体感が出るように工夫したので注目してほしいです」とも語ってくれました。
一方、兵主神社(西之内町)では、12月26日(水曜日)に、産業高校美術部が絵馬を奉納しました。
兵主神社の絵馬は4年連続で産業高校が制作。3年生7人、2年生8人、1年生5人の計20人で描きました。こちらのデザインは部員それぞれが描いた下図の中から神社が選定しました。
除幕の様子
工夫した点は「光」。いのししの頭や背中に光が当たっているように立体感を出すことにこだわりました。
部長の植田さんは「うり坊をたくさん描きました。このたくさんのうり坊のように皆さんにたくさんの幸せが訪れるようにとの願いを込めました」と語ってくれました。
絵馬は両神社で1年間設置しています。参拝の際は高校生たちの思いのこもった力作をぜひご覧ください。