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葛城山ブナ林を後世に-ブナの種まきを行いました-

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2020年12月24日掲載

今年6月、この「きしわだの話題」コーナーで1993年以来27年ぶりの和泉葛城山のブナの実豊作のニュースをお伝えしました。

12月16日(水曜日)、豊作だった今年の実から採れた種を畑に蒔く作業が、塔原町で行われました。

和泉葛城山のブナ林は山頂北側斜面に広がる自然林で、国の天然記念物に指定されていますが、残念ながら、近年は衰退の傾向にあります。

大切なブナ林を残していくために、ボランティア団体「ブナ愛樹クラブ」や公益財団法人「大阪みどりのトラスト協会」などが保全活動を行っています。

この日はまさに冬本番というような寒さ。

「ブナ愛樹クラブ」や「大阪みどりのトラスト協会」の皆さんとブナ林保護増殖検討委員の田中先生、同元委員の伊藤先生などが作業にあたってくださいました。

この日の作業をみんなで確認している写真

今年は実が豊作であったため、種もたくさん採れると期待されていました。国の許可を得て、皆さんが1つ1つ拾い集めた種の数はなんと1万個近く。

この種すべてを水につけて選別し、発芽が期待できる合格または準合格(水に沈んだもの下向きに浮いたもの)と判定された種だけが、苗畑に蒔かれます。

クリアできたのは残念ながら計251個だけでした。この大切な251個(合格:38個、準合格:213個)の種を採取日・採取エリアなどで区分し、確認しながら畝に蒔いていきました。

袋に仕分けされたブナの種の写真

板に乗せた種を確認している写真

間隔などを確認しながら種をまいている写真

畝に種をまいている写真

うまく行けば、春には芽を出し、2~3年かけて30~40センチメートルの幼木に成長します。

土に蒔かれた種の写真

無事成長できた幼木は、天然記念物を取り囲む緩衝樹林帯に植えられます。

何十年、何百年先を見据えた地道な作業です。どうか春にはたくさんの目が芽吹きますように。


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