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本市とJAいずみの、南海電気鉄道株式会社、南海ウイングバス株式会社で構成される岸和田市スマートモビリティ実証実験実行委員会が主体となり、11月28日(木曜日)から12月2日(月曜日)に、道の駅 愛彩ランド~牛滝温泉 四季まつりの区間で自動運転バスの実証実験を行いました。
今回は、レベル2(運転手が乗車し、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作を部分的にシステムが行う)の自動運転実証運行で、課題抽出、社会実装を見据えた運行ルートの選定、スキーム検討や各種調整を目的に行われました。
車両はEVバス(電気自動車)で、障害物を検知するLiDARや信号灯色などを認識する全方位カメラ、誤差数センチの車両位置を検知するGNSSアンテナなどが搭載され、平均走行速度は時速20キロメートル(最高速度40キロメートル)。車内には自動運転車両説明用モニターやパネルが設置されていました。初日の11月28日(木曜日)に実際に同乗しましたが、初めて自動でハンドルが動く様子を見て、乗車した誰もが「すごい!」の一言。山滝校区の人たちからは「思っていたより車線変更などもスムーズで安心した」「スピードもそんなに遅いと思わなかった」「モニターを見ながらで安心感があった。良い経験ができた」「路線バスが減っているので早く実現してほしい」などの声が聞かれました。
モニター
LiDARが障害物を検知します
時折後続車に道を譲りながら、時速20~30キロメートルで走行しました
約30分で牛滝温泉 四季まつりに到着
説明用パネル
本市では、買い物などの日常生活における移動手段の確保や外出機会の創出により、市民の皆さんの生活の質が向上し「住み続けることができるまち」になるよう、今後も「移動がスムーズなまちづくり」の実現に向け、取り組みを進めていきます。