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ゼロカーボンシティを目指す岸和田市は、光明配水場(尾生町)に官民連携による小水力発電所を設置しました。本市上下水道局では、流木配水場小水力発電所に次いで2つ目の発電所です。
水車発電機
制御盤
6月13日(月曜日)、開所式が行われ、午前10時半、市長が起動ボタンを操作し発電を開始しました。
光明配水場では、大阪広域水道企業団が淀川で取水し、送られてきた浄水を受水して市内に配水していますが、この時、配水池に受水する浄水の余剰圧力を利用して水力発電を行います。再生可能エネルギーを利用した発電であり、これにより二酸化炭素排出量の削減を図ります。
市長は、「岸和田市は昨年7月にゼロカーボンシティ宣言をし、脱炭素社会の実現に向けての取り組みを加速していこうという中で、またひとつ新たな発電事業を開始することができたことは非常に意義深いことであります。このようなひとつひとつの取り組みがつながったときに初めてゼロカーボンの達成というものが見えてくると思いますので、今後もより良い環境を未来に引き継ぐため、本市の脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。」と挨拶しました。
熱心に説明を聞く市長
遠隔監視システムで、いつでも確認することができます。
左から市長、発電事業者の株式会社DK-Power 安井取締役、給排水設備事業者の阪和水道土木株式会社 米田代表取締役
ゼロカーボンシティとは、脱炭素社会に向けて、2050年までに二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を市域で実質ゼロにすることを目指している市町村のことです。脱炭素社会の実現のためには、自治体、企業、個人・・・すべての人が一緒に脱炭素の取り組みを進めていくことが大切です。省エネ、交通手段、ごみのリサイクル・・・私たち一人ひとりもできることに取り組んでいきましょう。