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災害から生き残るための「備え」をシンポジウムで考えました

印刷用ページを表示する 2013年12月9日掲載

11月23日(祝日)、マドカホールで、防災福祉コミュニティシンポジウム「備える」―生き残るために―を開催しました。町会の人たちや行政職員など355人が参加し、災害体験者の生の声を通して、災害の怖さや備えを考えました。

 マドカホールの玄関の看板の写真です。

たくさんの来場者で埋まるマドカホールの大ホールの写真です。

岩手県大槌町役場総務部長の平野公三さん。震災後、これからの町を担う若い部下たちが長期離脱や退職を余儀なくされる現実を目の当たりにしました。

岩手県大槌町役場総務部長の平野公三さんが講演している写真です。

 「役場職員として自分と家族の命を守ることが大前提です。職員が危機を察知する感性を磨くことで、市民の安心・安全につながっていきます。」

 

岩手県大槌町桜木町自治会の中村盛観さん。東日本大震災前から、積極的に自治会の防災活動を行ってきました。

岩手県大槌町桜木町自治会の中村盛観さんが講演している写真です。

「古い浸水被害の地図や津波の履歴などを調べて自治会回覧板で伝えたり、自治会独自で避難マップを作ったりしました。」

「自治会の様々な行事を通して、コミュニケーションを密にして、仲よくしていたことが、東日本大震災以降に行動できた理由だと思います。」

 

和歌山県新宮市役所防災対策課課長補佐の須崎誠久さん。新宮市は和歌山県紀伊半島豪雨によって浸水被害や土砂災害などが起こりました。

 和歌山県新宮市役所防災対策課課長補佐の須崎誠久さんが講演している写真です。

「職員が避難を促しても『大丈夫です』と非難を拒むケースや、道路冠水などで避難できないケースがありました。」

「危険な状態になる前に、避難など命を守る行動を早め早めに取ることが重要です。」

 

陸上自衛隊第37普通科連隊第1中隊長の藤本宏さん。東日本大震災や和歌山県紀伊半島豪雨の最前線で支援にあたってきました。

 陸上自衛隊第37普通科連隊第1中隊長の藤本宏さんが講演している写真です。

「「備える」ことで大切なことは、想定にとらわれず、常日頃から準備をしておくことです。たとえば避難場所の経路を散歩コースにしてみるなど生活に災害への準備を取り入れることが大切です。」

 

被災した体験や復興への取り組みなどを聞いた後、和歌山大学防災研究教育センター長の此松昌彦さんの進行で、4人の体験発表者と岸和田市危機管理監を交えてパネルディスカッションを行いました。

 シンポジウムの写真です。 

中村盛観さんと平野公三さんの写真です。

中村さん「これからも、震災の教訓を風化させないように、自治会の行事の中で繰り返し伝えていこうと考えています」

平野さん「堤防があるので津波に耐えると思っていた。住民に災害マップなどで防災啓発をしていたが、災害の恐怖まで伝えることができていなかった。」

「ハード整備で町を守ることに限界はあります。自分が得た情報や知識を多くの方に伝えてください。」

 藤本宏さんと須藤誠久さんの写真です。

藤本さん「普段の訓練をより実践的にしていくことが大切です。訓練でできないことは本当に必要な時にできません。」

須崎さん「実際、避難をしない人もいます。河川監視ポイントなどを増やし、情報を集め、その情報をよりリアリティのある情報として住民に知らせることが今後重要になってくると思います。」

金田隆行危機管理監と和歌山大学防災研究教育センター長の此松昌彦さんの写真です。

金田危機管理監「岸和田は自然災害の少ない地域というイメージがあると思います。しかし南海トラフ地震は絶対にやってきます。

注意することは、南海沿線より山側に逃げること、津波到達まで93分の猶予があること、津波は6時間にわたり繰り返しやってくることの3つを知っていてください。そして周りの人に口コミで伝えてください。」

様々な立場の人からお話を聞くことで、行政や地域、個人としてできることを確認したシンポジウムとなりました。