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市民病院で大規模災害訓練を行いました

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2012年10月23日掲載

10月13日(土曜日)、市民病院で地震に備えた大規模災害訓練が行われ、市民病院職員・医師など約150人、近隣消防署職員・岸和田市医師会看護学生傷病者役患者ボランティア約60人が参加しました。

訓練の想定は、南海トラフを震源とした震度6強の地震が発生し、多数の傷病者が来院するというもの。

地震発生後すぐに対策本部が設置され、傷病者の受け入れ状況や治療物資の在庫状況の把握、各エリアの調整などにあたりました。

災害対策本部の様子

間もなくして、次々と傷病者が搬送されてきました。

玄関で傷病者の受け入れをしている様子

災害時の制約された条件の中で、1人でも多くの人に最善の治療を行うためには、病気やケガの緊急度や重症度によって治療や搬送の優先順位を決めることが必要になります。

この「病気やケガの緊急度や重症度を判定」して「治療や後方搬送の優先順位を決める」ことをトリアージと言い、下記の4つの区分に分けます。

  • 最優先治療群〈重症群〉(赤色)…生命を救うため、直ちに処置を必要とするもの(救命可能なもの)。
  • 待機的治療群〈中等症群〉(黄色)…入院を要するが、多少治療の時間が遅れても、生命に危険がないもの。
  • 保留群〈軽症群〉(緑色)…入院を要しない軽易な傷病など。
  • 死亡群(黒色)…既に死亡している者又は直ちに処置を行っても明らかに救命が不可能なものなど。

この区分に基づいて、必要事項を記入した、「トリアージタッグ」という識別表を患者の体につけます。タグの一番下の色がその人の該当する区分の色になります。

傷病者の右手首につけられたトリアージタッグ

この「トリアージタッグ」は簡易カルテとして利用することも可能で、受け入れ患者数や傷病程度別の患者数をより的確に把握することにも役立ちます。

今回の訓練では、この「トリアージ」に基づいて決められた各エリアで、それぞれに必要な診療・治療を行いました。

トリアージエリア。救急車や徒歩などで次々来院する傷病者の症状により区分します。

傷病者から聞き取りをする医師

緑エリア。

緑エリアで処置をする医師ら

黄色エリア。

黄色エリアで処置をする医師ら

赤エリア。

赤エリアで処置をする医師ら

黒エリア。

黒エリアで処置をする医師ら

協力してくれたボランティアの人は迫真の演技。訓練といえども、実際に災害が起こった時のように、どのエリアも緊迫した空気で張りつめていました。

訓練終了後、各エリアで訓練の報告や反省を行い、抽出した問題点をこれからの災害時の医療体制の確立に生かします。

訓練終了後には、患者役のボランティアとして参加した看護学生などは、「患者の気持ちを実感できた。」、「災害時に訓練をしておいてよかったと、今日の経験を生かせると思う。」と話し、危機管理対策委員長の松尾吉郎医師は「訓練を重ねて経験値を上げることが必要だと感じた。」と講評を述べました。


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