夜疑神社

　延喜式内社。もとは古代地方豪族八木氏の氏神として創建されたと考えられます。境内にある雨淵は、かつて干害の年に、神告によってここを掘って幣帛をおさめるとたちまち水があふれ出て、雨を降らせたと伝えられ、古来、雨乞いの神として付近住民の信仰を集めました。江戸末期に岸和田藩御用絵師津田雲渓が描いた「雨乞絵馬」は、近世の雨乞いの習俗を記録した貴重な資料で、岸和田市文化財に指定されています。

住所　大阪府岸和田市中井町

交通　南海本線春木駅下車徒歩20分