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城下町エリアを巡る

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2022年6月8日掲載

城下町エリアのメイン画像

 かつて岸和田城の城下町として栄えた市街地には、当時の面影を残す街道や城の鎮守として崇められた神社など、歴史を感じられるスポットがたくさん。城や庭園を眺めながら楽しむランチスポットもあり、岸和田の魅力が再発見できます。

START 蛸地蔵駅

蛸地蔵駅の画像

 城下町エリアの起点となるのは、南海本線の蛸地蔵駅です。レトロな雰囲気の駅舎は大正14年(1925)に建てられたもの。戦国時代に岸和田を救ったといわれる蛸地蔵を描いた、天窓のステンドグラスにも注目です。

徒歩5min

1.岸城神社

岸城神社の画像

写真:だんじりでおなじみの岸和田祭発祥の宮であり、例祭は毎年9月15日に行われる。※岸和田だんじり祭は別日程で開催

 

 村・町・浜を守る神で、岸和田城の総鎮守。祭神である天照皇大神(あまてらすおおみかみ)は古来よりこの地の産土神(うぶすなかみ)として崇敬されており、現在の境内地は慶長2年(1597) の小出秀政による岸和田城天守竣工の頃に整備されました。疫病退散に神威を発揮する素盞嗚尊(すさのおのみこと・午頭天王)と品陀別命(ほんだわけのみこと・八幡神)も合祀されています。「御宮(おみや)」の名称で崇敬されていましたが、明治元年(1868)に岸城神社と改称されました。縁結びの神様として信仰を集めており、授与所で「ちぎりの糸(紅白2本の糸)」を受けて納所に結ぶと、恋愛が成就するとされています。

 

岸城神社(きしきじんじゃ)
電話:072-422-0686
住所:岸和田市岸城町11-30
料金:拝観無料
時間:境内自由(祈祷受付は9時〜11時30分、13時〜15時30分。授与所は9〜12時、13〜16時)
定休日:無休
駐車場:数台

 

徒歩3min

2.自泉会館

自泉会館の画像

写真:大広間だった部屋では、ピアノやオルガンなどのコンサートを開催。天井が高く音響効果も抜群

 

 現在のユニチカの前身の一つ、岸和田紡績の2代目社長・寺田甚吉が、会社の社交場などとして昭和7年(1932)に設立した建物を、昭和18年(1943)に岸和田市へ寄贈。以降、音楽ホールやギャラリー、会議室など文化活動の場として一般開放されています。関西の建築家・渡辺節が設計した近世スパニッシュ風の建物は登録有形文化財に指定されており、建築業界でも注目されています。イベントがないときのみ館内を見学でき、テレビドラマで使われたピアノなども展示されています。

 

自泉会館(じせんかいかん)
電話:072-423-9743
住所:岸和田市岸城町5-10
料金:見学無料
時間:9〜17時(イベント開催時は入場不可)
定休日:月曜(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始、敬老の日の前日、前々日、3月の第2火曜
駐車場:なし(近隣に有料駐車場あり)

 

徒歩3min

3.岸和田城

岸和田城の画像

写真:本来、天守は5層あったことが絵図などで確認されているが、現在の天守閣は3層3階で昭和29年(1954)に建造されたもの

 

 羽柴秀吉の命により叔父にあたる小出秀政が城主となり城廓を整備した城で、「続日本100名城」にも選ばれています。本丸と二の丸を重ねた形が、機(はた)のたて糸を巻く「ちきり」と呼ばれる器具に似ていることから、別名「千亀利(ちきり)城」ともよばれています。みどころは、昭和28年(1953)に作庭家・重森三玲によって造園された枯山水庭園で、国の名勝にも指定されている「岸和田城庭園(八陣の庭)」。兵法の「八陣」をモチーフとし、白砂の模様と石組みで表現されたアート作品のような庭で、天守閣に登って真上から見るのがおすすめです。

 

岸和田城(きしわだじょう)
電話:072-431-3251
住所:岸和田市岸城町9-1
時間:10〜17時(最終入場16時)
料金:大人300円、中学生以下無料(岸和田城、岸和田だんじり会館、きしわだ自然資料館3館共通券は大人700円)
定休日:月曜(祝日、4月1〜15日のお城まつり期間は開場)、12月29日〜1月3日
駐車場:なし(近隣に有料駐車場あり)

 

徒歩1~5min

4.五風荘でランチ

五風荘の写真

 写真:旬の食材を使った五風荘の料理は4500円~、部屋代1組4000円~

 

 城下町巡りのランチは、岸和田城近くの五風荘へ。約8000平方メートルの面積を誇る五風荘は、岸和田市の登録有形文化財にも指定されており、美しい庭園を眺めながら本格和食が食べられる贅沢な空間が自慢。庭園内は立ち入りできるので、食事の前後にのんびりと散策するのも楽しみです。

 

五風荘(ごふうそう)
電話:072-438-5230
住所:岸和田市岸城町18-1
時間:11時〜21時30分(21時LO)※1週間前までに要予約(予約受付10〜17時)
定休日:無休
駐車場:100台(無料)

 

徒歩5min

5.岸和田だんじり会館

岸和田だんじり会館の画像

写真左:現存する最古の岸和田型だんじりをはじめ、岸和田各町の紹介、はっぴなどさまざまな資料を展示。 写真右:だんじりの大屋根に乗って大工方気分が味わえる体験コーナーも人気​

 

 岸和田の代名詞である「だんじり」に関する資料を展示する人気の施設。2階から4階の3フロアを回遊するように見学でき、2階では紙屋町旧だんじりなどの展示をはじめ、再現された紀州街道のまちなみなどが見られます。また、大型のマルチビジョンでは、毎時15分と45分から岸和田だんじり祭の映像が上映され、迫力ある祭りの様子が伺えます。3階ではだんじりの遍歴などがわかる文献や資料の展示、4階にはだんじりの大屋根に乗ったり鳴り物を鳴らしたりできる体験コーナーもあり、親子揃って楽しめます。

 

岸和田だんじり会館(きしわだだんじりかいかん)
電話:072-436-0914
住所:岸和田市本町11-23
時間:10〜17時(最終入館16時)
料金:大人600円、小・中学生300円(岸和田城、岸和田だんじり会館、きしわだ自然資料館3館共通券は大人700円)
定休日:月曜(祝日の場合は開館)、12月29日〜1月3日
駐車場:なし(近隣に有料駐車場あり)

 

徒歩5min

6.蛸地蔵 天性寺

蛸地蔵 天性寺の画像

写真:創建は元亀元年(1570)とされているが、火災で記録が失われており定かではないそう。境内に奉納されている蛸絵馬にも注目

 

 戦国時代、羽柴秀吉が小牧・長久手の戦いのため尾張へ出兵した隙をつき、根来衆・雑賀衆などの紀州勢が岸和田城に攻め込みました。その際、敵を追い払って城を救ったのが、大蛸に乗った一人の法師と数千の蛸といわれています。その後、岸和田城の堀から発見された地蔵が元禄年間に天性寺に祀られました。現在の地蔵堂は安政年間に再建されたもので、日本一大きい地蔵堂といわれています。蛸地蔵は普段は非公開ですが、毎年8月23日と24日に開催される千日大法会の2日間のみご開帳されます。

 

蛸地蔵 天性寺(たこじぞう てんしょうじ)
電話:072-422-0773
住所:岸和田市南町43-12
料金:拝観無料
時間:9〜17時
定休日:無休
駐車場:約5台

 

徒歩5min

7.本町・旧紀州街道沿いのまちなみ

本町・旧紀州街道沿いのまちなみの画像

写真:城が直接見えないように、街道の海側(西側)と山側(東側)の建物の高さが違うなど、城下町ならではの造りが残されており風情たっぷり​

 

 府道204号線からさらに1本西側には「旧紀州街道」が残っています。かつて大阪と和歌山を結んでいたこの街道は、江戸時代に参勤交代のための道路として整備されたといわれています。また、岸和田城のすぐ西側を走る街道沿いには、城下町時代を支えた商家群が見られる「本町」エリアがあり、本瓦の屋根やむしこ窓のある中二階、出格子など、当時の風情を今なお残す町家建築を見ることができます。家のところどころに地域団体による手作り看板が立てられ、その家の遍歴などが記載されているので、当時の様子を垣間見ることも。街道にある「まちづくりの館」は観光案内やお茶の無料サービスを行っており、休憩するのに最適です。

 

本町・旧紀州街道沿いのまちなみ(ほんまち・きゅうきしゅうかいどうぞいのまちなみ)
電話:072-423-9505(岸和田市まちづくり推進部都市計画課)

※まちづくりの館(まちづくりのやかた)
電話:072-433-3511
住所:岸和田市本町8-8
料金:見学自由
時間:9~21時
定休日:月曜(祝日の場合は開館)、年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場:なし

 

徒歩15min

GOAL 岸和田駅

※掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、おでかけの際は事前に各施設へご確認ください。