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【問】廃棄物の処理にかかるコスト削減のため、処分場であるクリーンセンターでは、年間で億単位の削減を成し得、収集・運搬では、千万単位の削減をめざして業者と交渉中であると聞いている。平成22年4月から「一般家庭ごみの排出が有料」となるなか、市民の負担軽減につながり、また家庭でできる生ごみ削減方法として、コンポストやEMバケツなどの利用がある。これらの方法による現状の削減効果と今後の課題について聞きたい。
【答】20年度末でコンポストは約2千3百個、EMバケツは3千個以上を貸し出しており、一世帯から一週間に出る生ごみが3kgと仮定すると、一年間にそれぞれ約358t、約253tの減量効果があるものと推計している。
市民からは、肥料を購入せずに済む。焼却しないので二酸化炭素の排出やコストの削減にも寄与できるとの声もある一方、庭が狭く、肥料が余るため、公園の樹木や街路樹の肥料として使って欲しいなどの声もある。肥料の利用方法について検討するとともに、今後も、ごみの減量化に向けて普及啓発に努めたい。