市立岸和田市民病院　経営責任を明確化し健全な経営を

【問】病院経営の健全化には、経営責任の明確化と透明性を図ることが必須である。　全国の自治体病院の中には、経営責任を明確にするため、地方公営企業法の全部適用を行い、管理者を置くことで経営の健全化を進め、実績を上げている病院が多くある。
　市民病院も経営改善のため、地方公営企業法を全部適用し、経営体制の検討が必要ではないか。
【答】病院事業については、地方公営企業法の適用が、全部か一部かの選択性となっており、本市市民病院では、一部適用をとっている。これは、企業として能率的に運営されるべきであるが、事業採算性が低く、保健衛生行政と一般行政との関係が密接であるからである。
　しかし、現在の厳しい経営状況を改善していくため、経営責任の明確化と透明性の確保、職員の意識改革の視点から経営体制を検討していく必要があると考えている。
　今後、関係部署と協議の上、市民病院としての公営企業のあるべき姿を検討していきたい。