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中北町だんじり紹介
宮入り神社 | 岸城神社 |
製作 | 平成18年 |
大工 | 井上 英明 |
彫物師 | 木下 賢治 |
彫物図柄
見送り | 賤ケ嶽乃合戦 | |
土呂幕 | 正面 | 石川五右衛門 香炉盗 |
右面 | 熊谷直実 敦盛呼び戻す | |
左面 | 和田合戦 朝比奈三郎奮戦 |
特徴
昭和32年の曳き出し、夜明け前の薄曇暗がりの中に、黒のシンプルな法被と白のバッチに身を包み、誇らしげに新調だんじりを曳く中北町の若衆が現れた。当時、バッチの色は「黒」と相場が決まっていたので、その端正で精悍な姿に観衆は大変驚いたと言う。その威勢のよさと進取の気性に富む「中北らしさ」は今日でも受け継がれている。
平成18年だんじりを新調、正面土呂幕には先代と同じ「石川五右衛門 香炉盗」を彫刻し、先代のだんじりを継承しながら勾欄に希少な「黒柿」を使用するなど細部にこだわりを持たせた。また番号持ちに将来町を支えていく子どもたちがより健よかに、より逞しく育ってくれるよう願いを込めて金太郎を復活させた。