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12月6日(火曜日)、NHKは記者会見を開き、「カーネーション」の新たな出演者を発表しました。
▼近藤正臣(泉州繊維商業組合の組合長・三浦平蔵)
こんにちは。繊維組合の組合長というのがいったいどんなものなのかというのがいまだにわからんでやってます(笑)。戦後からは若い人たちの力がどんどん伸びていくんですね。で、明治生まれで、大正を過ごして、昭和の戦争を越えて、まだその先にまで生き残っているのが、私の役なんですな、きっと。年寄りが若いもんを「うわー、ええなあ。これからいろんなことしていきそうやー。おもろそやなあ」と思って見ているような立場でやっていくんであります。以上です。
▼六角精児(オハラ洋装店の経理担当・松田恵)
松田恵役の六角でございます。女性ばかりのところでして、一人で入って撮影をしているわけですけれども、非常に珍しいパターンでありまして、自分としてはこの心地よさ、悪さをともども楽しんでおります。それと、昭和の、終戦後のところから僕は出てくるんですけれども、まだ生きていらっしゃる方がたくさんいる、自分が生まれるちょっと前の世代の芝居をやるというのは、なかなか楽しいものでもあり、怖いものでもありという気がしております。その時代に実際に存在していた方がいらっしゃいますので、その昭和の匂い、関西の匂いというものをどうやって出したらいいかな、とか考えながらやっております。よろしくお願いします。
▼ほっしゃん。(泉州繊維商業組合の組合員・北村達雄)
北村達雄役の緒形拳です。嘘です嘘です、はい(笑)。
ほんとに、すごくガラが悪いというか、糸子ちゃんとライバルなんですけど、ちょっと恋心も抱きながら、というところもあって。記者のみなさんも「お前で大丈夫か?」みたいな感じだと思いますが、これが、ほんっとにね、いい味出してるんですよ。自分で言うのもなんですけどね。絶妙な“いい味”ですんで、是非ご覧ください。ありがとうございます。
▼綾野剛(長崎出身の紳士服職人・周防龍一)
周防龍一をやっています、綾野剛です。ほつしゃん。さんの後にしゃべるのはなかなか…。
〔ほっしゃん。〕「大丈夫、そんなにウケてなかったから」(笑)
糸子に愛されるという役柄ですが、楽しんでやっています。初めての“朝ドラ”ということもありますが、気負わず・・・
〔近藤正臣〕「ほっしゃん。相手やから絶対勝つと思ってたやろ?」(笑)
〔ほっしゃん。〕「恋のライバル、ライバルね」
うーん、まあ・・・そうですねぇ・・・(苦笑)
〔ほっしゃん。〕「いや、大逆転、大逆転もあり得ます」
はは・・・。まあ、そういうところも楽しんでいただけたら、と思っています。よろしくお願いします。
▼新山千春(糸子の長女・小原優子)
長女の小原優子を演じます、新山千春です。私はずっと“朝ドラ”に出演するのが夢だったんですけれども、15歳でデビューしてから、渋谷のNHKに“朝ドラ”のオーディションで何度も足を運んで、苦い思いをしてトボトボ帰ってきた思い出がよみがえるんですが、今こうして記者発表の場に立たせていただいていることを、本当に夢のように嬉しく思っております。最後まで一生懸命演じたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
▼川崎亜沙美(糸子の二女・小原直子)
ほな、ここで一曲歌います。(笑)・・・すいません。小原直子役の川崎亜沙美です。
〔ほっしゃん。〕「滑ったで~いま~」(笑)
私は、岸和田市出身です。ヒロインのオーディションから参加していまして。最後まで残ったんです。こら~受かるな~と(勝手に)思って、書類審査もまだ受かってなかったんですが、東京の家を引き払って、こっちに住んでたんです。それが、見事落ちまして・・・もう、笑うしかないですよね。(笑)ですけれども、今年一年は、ず~と待ってたんです。ひょっとしたら何か良い役をもらえるじゃないかな~と。そうしたら、春が来て、夏が来て、岸和田まつりが終わってしまったんです。こらもう、あかんな~と思っていたら直子役をもらったんです。ただもう10月から放送が始まっているので、もうなんともいえない気持ちで観ていたんですけれども、いまここに立っている自分が、ひょっとしたら「どっきり」じゃないかと思うぐらい、びっくり仰天しています。
直子役は自分と共感できる部分があって、これは運命だったんやなと思っています。熱い気持ちをぶつけますので、楽しみにして、最後まで見てください。よろしくお願いします。
▼安田美沙子(糸子の三女・小原聡子)
小原聡子役の安田美沙子です。よろしくお願いします。私も9年ぐらい前のNHK大阪のオーディションをうけたことがあるので(今回出演できることになって)嬉しかったです。まだ緊張していますけれども、セーラー服を着られてうれしいということと・・・あとは、私自身は双子なので「3姉妹」というものの感覚がわからないんですが、きっとこの(小原家の)3姉妹は普通の世間一般の3姉妹とは絶対に違うし、すごく変わっていておもしろいと思うので、聡子になりきって、聡子の家族のほうが本当の家族と思えるぐらい入り込んで、来年まで皆さんと一緒に駆け抜けたいと思います。よろしくお願いします。
▼城谷厚司チーフ・プロデューサー
いまご紹介した皆さんは年明けのオンエアから次々と入ってこられますけれども、ちょうど年明けから終戦後の復興というところがテーマになってきて、その大きなテーマにこちらの皆さんと一緒に挑んでいきたいと思っております。ヒロインの糸子さんも、洋裁師としてはもちろん、女性としても母としてもこれからどんどん成長していきます。まだまだ波乱万丈が続きますけれども、最後まで皆さんにご覧いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
▼尾野真千子(ヒロイン・小原糸子)
本日はどうもありがとうございます。小原糸子役を演じております、尾野真千子です。
年をとりまして、この男性陣の方々と働いています。そして、第二の難関がやってまいりました。第一の難関は“14歳に見えるかどうか”でしたが、第二の難関が、“このお三方(3姉妹役の3人)の母親に見えるかどうか”です。見えるようにがんばりたいと思います!。母になりたいと思います!。母にさせていただきたいと思います。どうぞ皆さん、最後までよろしくお願いいたします。