岸和田市市制施行100周年記念誌
みんなでつくるまち岸和田
誰もがいきがいを感じられるまち40ページ

自らの地域は自らの手でつくるー市民自治都市・岸和田では、文化芸術やスポーツ、子育て、福祉、防災・防犯など、さまざまな分野で市民全体の活動が盛んに行われています。

市民によって育まれた文化芸術をともに楽しむ場

多世代が参加する盛んな文化芸術活動

戦後間もない昭和24年(1949)から市民参加型の「岸和田市文化祭」が開催され、その翌年には公募展の「市展」が始まるなど、岸和田市は文化芸術活動が盛んなまち。現在も浪切ホールやマドカホール(岸和田市立文化会館)、自泉会館をはじめ、各地域の公民館などを拠点に、市民が主体となって結成した各団体が精力的に活動しています。音楽や演劇、絵画など、同じ志を持って多世代が自主的に集い、交流し、その成果を発表する取組みは、ひとりひとりのいきがいと心の豊かさに繋がっています。

岸和田市音楽団

昭和48年(1973)設立の吹奏楽団。マドカホールを拠点に、団員約50名が市内外のイベントで“市音”の音を響かせています。
岸和田市音楽団の画像

創設時のメンバーから高校生まで団員は個性豊か。息の合った演奏で音楽の魅力を発信しています!
代表/丸谷 怜さん

丸山さんの画像

合唱団桜

岸和田市立桜台中学校のOBを主体に設立した合唱団。合唱曲からポップスまで、美しいメロディーとハーモニーを演奏会で披露しています。
合唱団桜の画像

みんなと声を合わせてはじめて届けられるのが合唱です。団員の思いを重ねて、表現することを心がけています。
代表/縣 和憲さん

縣さんの画像

次代に繋げる市民主体の文化芸術活動

岸和田市はだんじり祭が象徴するように、地域や市民同士の繋がりが強いまちです。さまざまな分野の文化芸術活動においても、地域文化の担い手として市民が自主的に取り組んできました。
マドカホールは構想・設計の段階 から市民が参画し、自泉会館は市民文化団体である私たち岸和田文化事業協会が運営。
この「岸和田方式」と呼ばれる全国的に高い評価を集めた公共ホール運営は、市民主体の文化芸術活動のさらなる発展の礎となっています。
最近では「自泉ジュニアコンサート」を登竜門に羽ばたいた若い世代を、協会が演奏家として自立できるまで積極的に支援するなど、この地で育まれてきた地域文化を次代に繋げる取組みも行われています。

岸和田文化事業協会会長の齊藤憲子さんの画像

自泉ジュニアコンサート

自泉会館を舞台に、オーディションで選ばれた未来の音楽家による演奏会。音楽をもっと学びたい子どもたちの発表の場として創設されました。
自泉ジュニアコンサートの画像