きしわだ行財政再生プラン

印刷用ページを表示する 2011年12月16日掲載

きしわだ再生まちづくりミーティング

 平成19年5月19日から6月10日にかけて、12会場で「きしわだ再生まちづくりミーティング」を開催し、「きしわだ行財政再生プラン」について説明するとともに、参加された市民の方々と、本市の財政状況、これからのまちづくりについて意見交換をさせていただきました。
 参加者数の状況や会場における質疑応答・ご意見の概要をとりまとめいたしましたので、ご報告いたします。

きしわだ再生まちづくりミーティング参加者状況

開催日
曜日
開催時刻
会場
参加人数
平成19年5月19日
土曜日
10時
春木市民センター
39
平成19年5月19日
土曜日
14時
山直市民センター
30
平成19年5月20日
日曜日
10時
新条地区公民館
20
平成19年5月20日
日曜日
14時
内畑町会館
11
平成19年5月26日
土曜日
14時
常盤青少年会館
18
平成19年6月2日
土曜日
10時
東岸和田市民センター
37
平成19年6月2日
土曜日
14時
職員会館
20
平成19年6月3日
日曜日
10時
大宮青少年会館
13
平成19年6月3日
日曜日
14時
青年の家
12
平成19年6月9日
土曜日
10時
葛城地区公民館
11
平成19年6月9日
土曜日
14時
河合町会館
5
平成19年6月10日
日曜日
10時
光陽地区公民館
7
合計参加者数(人)
223

きしわだ再生まちづくりミーティング・質疑応答概要

財政状況

市民からの質問
事務局回答
 広報に掲載されていた平成23年度に累積120億円の収支不足になる原因は。
 アクションプランで市民も協力してきたが、差し引きすると効果がなかったということか。

 今までの経過では、平成16年9月推計で75億程度の収支不足。平成17年9月で、68億9千万の収支不足が見込まれていた。平成18年9月推計で、集中改革プランの効果を見込んでも、120億の収支不足が予想された。
 市税収入の減、三位一体の改革による地方交付税の減額、短期間に集中した施設整備の公債費、扶助費の増大で90億円、加えて30億円程度が岸貝清掃施設組合新焼却施設の影響。単年の収支ではやれたが、将来的に難しくなった。地方単独事業も、市税に反映もされなかった。アクションプランを実施したが、なお厳しい状況にある。

 新聞で自治体の貸借対照表、行政コスト計算書が載っていたが、岸和田市のものを見たい。

 財政課で作成しており、ホームページに掲載している。

 財政問題について、新聞、TV報道の前に、市が説明すべきだったのではないか。

 大きな問題があれば、市民に知らせるべきである。今回の報道は、事前に一切取材がなく、対応が後手になったのは事実。学習したので、先日の情報流出の際には、きちんと対応ができた。

歳出の削減

人件費の適正化

市民からの質問
事務局回答
 職員の地域手当とは何か。
 手当について明らかにせよ。

 手当については条例の中でやっている。地域手当は人事院で調整手当とされていたもの。物価等を考慮しながら、地域間の格差を調整する手当。
 岸和田市は元々10%地域。国家公務員の人事院勧告を準用して岸和田市は6%。国家公務員でも経過措置を設けてあり、岸和田市も経過措置として22年度に6%になる。

 互助会の補給金はなぜすぐに撤廃しないのか。

 大阪府市長会で20年度から一切負担しないと決まっている。岸和田市の意向だけでできるものではない。

 職員数の削減で、市民サービスの低下があるのではないか。
 国から事務が下りて来ており、職員も負担が大きく、過重が増えて病気になるなどもあるのではないか。
 職員数を減らすのはよいが、サービス低下にならないように願いたい。

 義務的経費の中で何か手をつけられるのかというと職員数の削減になる。仕事は増えている中でどんなやり方をするかが重要。削減により、市民サービス、職員の意欲の低下にならないように職員の英知を結集してやっていきたい。

特別会計・企業会計

市民からの質問
事務局回答
 各都市で、医師がいなくなったりで、病院が厳しくなると聞く。安心安全、生死に関わる病院の問題について、広域行政のような部分で、岸和田市立市民病院はどうなっているのか。

 市民病院については、諸病院が大学から医師を引き揚げられている中、各大学の医局と相談しながらやっている。4月から公立忠岡病院との統廃合で、50床増床し、入院待機の解消を図る。

外郭団体

市民からの質問
事務局回答
 岸貝清掃施設組合新焼却場の維持管理費の経緯については、どうなっているのか。
最終的には、親的な立場である岸和田市に責任があるのでは。

 岸貝清掃施設組合について説明すると、岸和田市も貝塚市もひとつの地方公共団体であるのと同様に、岸貝清掃施設組合もひとつの公共団体であり、管理者、副管理者は両市長が交代でなる、両市議会から組合議会が構成されている、というのが法律上の位置づけ。
 旧施設の老朽化で、新焼却施設が19年4月から本格稼動の中で、17年度では維持補修費が安くカウントされていたが、18年度、財政推計を立てるときに53億円(岸和田市負担分で35億円程度)になると聞いた。岸貝清掃施設組合の認識としては、瑕疵担保期間に含まれているものとしていたものが、そうではないと判明したことによる。ごみは焼却せねばならないし、必要な施設であり、ダイオキシン対策もせねばならない。 
 岸和田市としては分担をしなければいけないお金として推計に入れたが、納得はできない。他の自治体のことになるが、今回のプランの中で、この維持補修費を単純に認めるわけにはいかないので、25%(9億2千万円)の削減を図っていただきたい、と要請する。指示はできない。自治法を越えたことはできないが、維持補修費以外に、委託等の物件費10%(3億8千万円)の縮減もあわせて要請する中で、岸和田市の分担金を減じていきたい。

 岸貝清掃施設組合は別組織だとはわかるが、岸和田市、貝塚市、それぞれから出向して、議会もあり、岸貝清掃を抱えている両市の責任ではないのか。

 岸和田市では、この4月でも改善し、職員を人事課枠で派遣していたのを、環境部から派遣させることで環境部の関与を強めていく。行財政危機対策チームも市長直轄で部局に遠慮なく要請をした。
 岸貝清掃施設組合も、仕事のやり方など、今後どうしていくのかを確実にしていきたい。

団体補助金・給付金

市民からの質問
事務局回答
 障害者など、社会的弱者への補助はどうなるのか。

 再生プランの補助金見舞金見直しの項目の部分で、「身体障害者見舞金等の給付金については、生活支援型ではないものの、現況の社会経済状況を考慮し据え置くものとする」と表現しており、負担能力に応じて考える。応益のみで判断するつもりはない。バランスをどうするかはあるが、個々の負担能力を無視するものではない。

 補助金及び市民活動団体事務局の在りかたの検討について、委員になる専門家、市民とはどういう人を想定しているのか。

 岸和田市の行政に熟知した大学の先生をお願いして、市民団体の代表の方などを交え、ラウンドテーブルで、事業補助だけでなく、運営補助も見直す。 
 その際には、岸和田市が守るセーフティーネットをどうするか、単に、応益でなく負担能力も考えて行う。

公債費

市民からの質問
事務局回答
 実質公債費比率をどう下げていくのか。

 実質公債費比率の逓減については、事業の集中と選択が必要。市民に、「これはするから、あれは辛抱してほしい」と示せるようにする必要があり、その中で新発債の抑制、手持ちで自己資金ができれば償還、という形で、合意を形成したい。

事業委託

市民からの質問
事務局回答
 保育所の民営化が悪いと言うのではないが、他市でも混乱が報じられており、引継ぎ、サポート体制を、保育課だけでなく市全体でやってほしい。

 保育課とも十分話をする。保護者の不安をいかに除去するか、ソフトランディングをどうするか、施設整備をどうするか、今後、連携をとっていく。

 小学校給食の委託化でもっとペースを上げるべきではないのか。

 ペースを上げるように努力したい。教育委員会にも話しておく。

市民からの意見
 給食の民営化は反対。子供の命を守る立場から。反対意見があることも教育委員会へ伝えてほしい。
 民間に委託したから危険というわけではない。民間の方がしっかり取り組む。
 民営化は一定は必要だと思うが、事業に失敗する例もある。委託する場合、入札、事後チェックなど、絶えずチェック、見直しが必要。

推計外臨時系額応分

市民からの質問
事務局回答
 消防の広域化が30万人が目安と言われているが、岸和田市が近隣と広域化になると、今、計画している新消防庁舎ではなく、また、新たに本部を建てることになるのではないか。

 広域化についても、二重投資にならないように注意したい。

歳入の確保

市民からの質問
事務局回答
 岸貝清掃施設組合の焼却場で、近隣の市町村のごみを受け入れて燃やすことで、収益を上げればどうか。

 一般家庭廃棄物は地域内処理が原則。岸和田市と貝塚市は、組合なので問題はないが、その他の市町村のごみは、となると、一部事務組合にならないと対応できない。
 地元環境アセスメントで、パッカー車が走ることなどから、地元の条件として、岸和田市貝塚市以外は受け入れない、とした中で着手した経緯もある。

 支出を抑えるだけでなく、企業誘致など、収入を増やすことも大事ではないのか。岸和田市の企業、商業についてはどうなのか。

 企業、商業については、第2次産業をどう興すかが弱かった部分。阪南2区の第1期製造業用地に引きもあり、希望が持てる。鉄鋼金属団地などで良い企業もある。すぐに、ではなく、後々に生きてくるまちづくりが必要。阪南2区の企業誘致、尾生久米田区画整理の固定資産税などの税が、このプランの5年間の向こうに入ってくる。 その視点はきちんと持って、歳出の削減のみの発想でなく、前向きに考えたい。
 商業では、かじやまちの取り組みがある。アーケード撤去は組合が、店の前は個々の店が、道は市がやった。賑わいを創設できたかは難しいが、どう頑張るか。岸和田市の人口推計では、2050年には17万5千人で、昭和50年代の人口規模になる。人をどうするか、商業では大事な部分。

 岸和田市は福祉宣言都市で障害者や高齢者に優しいところと思って引っ越してきた。
 保育料やチビッコホームの値上げについて、現在の水準が低いからといって上げるのはどうなのか。

 保育料等については、岸和田市の財政状況がよくない中で、それぞれのサービスに応じてやっていきたい。身体障害者見舞金などは、生活支援型ではないと考えているが、現在の社会経済状況から考えて据え置いた。 厳しい中でも、据え置いて、守っていくものは守っていく。応益負担ではなく、応能。弱い者いじめはしないと市長も明言している。

 ごみ有料化はについてはどうなのか。

 収集運搬経費の4分の1程度を平成21年度からお願いしたい。シール制についても審議会でも議論いただいている。

市民からの意見
 ごみ有料化について、アクションプランのときはシール制がよいのでは、となったが、見直しをする審議会を差し置いて、有料化というのは問題ではないのか。市民参加で討議してほしい。市民の協力なしにごみ減量化はできない。

その他

市民からの質問
事務局回答
 保育料、給食費の未納は。
 税を払わない人間は「逃げ得」か。きちんと徴収しているのか。
 市民も、払うべきものはちゃんと払わねばならない。

 払わない方が得、にならないようにしていきたい。府税の人を派遣してもらったり、府へ派遣した職員も帰って来て、法的にも詰めていけるようになってきており、適正な徴収率の向上を図っている。 昨年は、差し押さえた自動車2台をネット公売するなど、工夫している。

 市議会議員の数をもっと減らしてはどうか。

 市議は2人減った。市民が託すわけだから、少なければよいのか、という問題もある。

 市で節減した分、町会が頼まれる事務なども多くなるのではないかと思うが、その辺の対策を考えてもらわねばならない。
 良くして行こうというのが今回の再生プランであり、こういう発言をすることもひとつのチェックと考えている。

 話し合いの中で、良い岸和田を作っていきたい。市の仕事を減らす分の中で、町会へお願いするのかなども、良い町を作るという視点で話し合いを進めたい。

市民からの意見
 自治基本条例は良いものなので、踏まえていってほしい。
 国はサービスや補助をいろいろ削減してきているので、市は市民の防波堤として守ってほしい。

きしわだ行財政再生プランについて

市民からの質問
事務局回答
 プランについて、期間が終わってから検証するのではなく、期間中に見直して行くべき。

 進行管理をきちんとして、皆様にお示ししていくつもりである。

 「集中と選択」とのことだが、何を基準に優先順位をつけるのか。市民の暮らしに直結した優先順位をつけるべき。

 企画課の市民意識調査で納得度などをクロス集計して2ヵ年行った中でも、浮き彫りになってきている部分がある。市民とも膝を交える中で、施策の選択をする。

 職員全体の中で、財政危機、プランについての認識はあるのか。

 平成19年3月に部長級、課長級、担当長級、一般職員、と階層別に説明会をした。職員も理解している。部長会でも、やり取りの内容を職員へ伝えるよう指示した。進行管理は、企画課、改革推進室、財政課、人事課で行う。

きしわだ再生まちづくりミーティングについて

市民からの質問
事務局回答
 今回のまちづくりミーティングは、たいへんいいことだと思うが、市長は出席しないのか。

 市長には日程も含めて協議したが、企画調整部長、市長公室長、総務部長の3人が責任をもって市民に説明し、市民の意見を持ち帰り、市で精査するように任されている。都度都度報告し、ホームページや議会においても報告する。十二分にやるようにとの指示を受けている。

 今後のプランの進捗状況の説明は実施されるのか。ミーティングは毎年していくのか。

 通常で、こんな風に説明会をしたのは総合計画のときで10年に1回。都市計画マスタープラン3ヵ年ぐらいで地域に入ったことはあるが、今回のようなものは20~30年ぶり。企画調整部長としては、毎年、工夫しながら、「広報に載せている、ホームページに載せている」ではなしに、こんなふうにしていく必要は感じている。そういう方向で、市として意思決定していけるようにしたいと考えている。

 自分は障害児の母で、今日は、車椅子の人と一緒に来たが、ミーティングの場所がバリアフリーではない。手話通訳もない。全ヵ所は無理でも、1ヵ所でもまとめてバリアフリーのところでやってほしい。

 今後開催するときはバリアフリーに配慮したい。手話通訳の必要性もあらかじめ聞くなどしたい。出前講座などの場合は、設定することも可能かと思われる。 岸和田市にはバリアフリー構想もあり、まちづくりの方向としては、市長のもと、そういう方向に向けていく。

市民からの意見
 広報を見て参加したのだが、今回は参加者の感情的な意見が多く不愉快に感じた。質問する方も、やわらかく、にこやかにやりたかった。非常に残念だ。
 参加人数が少ないのではないか。広報が足りない。形式で「やりました」ではいけない。
 会場の設営の仕方がよくない。メモをとりにくい。