ページの先頭です。 本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 消防本部 > 予防課 > 無煙ロースタ―の火災に注意して下さい。

本文

無煙ロースタ―の火災に注意して下さい。

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2015年1月23日掲載

焼肉店舗において無煙ロースターによる火災が多発しています。あなたのお店は大丈夫ですか?

臭いが付きにくい。煙が出ない等から最近の焼肉店舗では『無煙ロースター』を設置されているお店が多くなってきました。
しかし、この無煙ロースター(下引きダクト方式)の火災が全国的に増加している事をご存知ですか?
そんな増加傾向にある無煙ロースター火災の原因ですが、ほぼ一緒なんです。

無煙ロースター火災原因

(1)飲食中、焼き網上の肉等に着火した後、排気ダクト内に吸い込まれ、堆積していた油塵に着火し火災に至ります。さらに防火ダンパが清掃不足により油脂により固着し正常に作動しない。または防火ダンパが取り付けられていない、取り付けられていたとしても、防火ダンパが閉鎖しないよう何らかのことが施されていると、ダクト火災に発展し、多大な損害が発生します。

(2)壁、床内の排気ダクトと木製の建築材とが接する等で低温着火し、ダクト周囲から出火する。

※  低温着火とは木材に熱(100℃以上)が加わると含まれている水分が徐々に減少し、炭になります。そこにさらに熱が加えられると、ある日突然に燃え上がる現象をいいます。

無煙ロースタ―ダクト油脂等により固着した為、防火ダンパが作動していません。

無煙ロースタ―ダクトダクト配管の外観です。

無煙ロースタ―ダクト配管を外した内部の状況です。

火災防止策

(1)無煙ロースターの部品(特に防火ダンパ)は日常的に点検・清掃を行い、床下のダクトについても、定期的にメーカー等に洗浄を依頼すること。

(2)排気ダクトの熱により付近にある可燃性の建築部材が着火すること防ぐために、ダクトと可燃性の部分等との間隔を10センチメートル以上確保するか、ダクトを不燃材料(厚さ5センチメートル以上の金属以外の不燃材料)で被覆すること。(岸和田市火災予防条例)

(3)店舗を新たに開店、改装する場合は所轄の消防本部または消防署に事前に相談に行く事。

安心安全の為、日々の清掃を徹底し、火災を防ぎましょう。


Danjiri city kishiwada