ページの先頭です。 本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 教育委員会 > 生涯学習部生涯学習課 > いきいき学びのプラン(64号) 

本文

いきいき学びのプラン(64号) 

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2018年9月1日掲載

いきいき学びのプラン第64号 平成30年(2018)9月号

2018年9月 64号 一括ダウンロードはこちら [PDFファイル/5.33MB]

1面 ひとが咲く。 [PDFファイル/2.68MB]

2面-3面 なるほど!岸和田市生涯学習基本方針!! [PDFファイル/2.96MB]

4面 コンビニよりも身近な公民館 [PDFファイル/1.96MB] 

 

1面 ひとが咲く。

 岸和田市競輪場に隣接した場所にサイクルピア岸和田BMXコースがあります。このコースで、日々練習に励んでいる岸和田市出身のBMX選手、酒井亜樹(さかいあき)さんを紹介します。

2面-3面  なるほど!岸和田市生涯学習基本方針!!

 岸和田市の生涯学習をさらに発展させるために、『岸和田市生涯学習基本方針(以下、「基本方針」という。)』を平成30年4月に策定しました。この基本方針の理念は、「学習の自由と多様性が、岸和田の人・コミュニティを創り、まちの希望を紡(つむ)ぎだし、〈市民自治都市〉を形成する」というものです。基本方針の内容を一部ご紹介します。

4面 コンビニよりも身近な公民館

 岸和田市には公民館が19館もあります。公民館ではどんな団体が活動しているのか、どんな団体なら利用できるのかをご紹介します。 

1面 ひとが咲く。

 北京オリンピックからレースが、東京オリンピックからフリースタイル・パークが正式種目に追加され、広がりをみせるBMX競技。3年後には、ワールドマスターズゲームズ2021関西(BMX競技)が、岸和田市で開催されます。同大会は、概ね30歳以上のスポーツ愛好者であれば誰もが参加できる生涯スポーツの国際総合競技大会です。

 競技会場となるサイクルピア岸和田BMXコースは、岸和田市競輪場に隣接しています。NPO法人ドゥールースが、公営競技事業所(岸和田競輪場)から施設管理を委託され、選手育成、イベント企画や自転車競技の普及活動にも取り組んでいます。

 サイクルピアには、練習に来ている選手のなかで選抜された、ドゥールース・エリートチームがあります。月1回の練習会には、所属選手が全国各地から集まります。今回は、チームの岸和田市出身選手である酒井亜樹(さかいあき)さんにインタビューしました。

BMXコーススタート位置でスタンバイしている選手たちの様子、左から2番目、酒井亜樹さん

酒井 亜樹(さかいあき)さん(左から2番目) 
BMX(Bicycle Motocross)は、1970年初めにアメリカで発祥、モトクロスから影響を受けた自転車競技です。
レースとフリースタイルに分類されます。レースでは速さを、フリースタイルでは技を競います。 

BMXコース芝生に座っている酒井亜樹さん

ドゥールース エリートチーム所属  酒井 亜樹(さかいあき)さん
BMXレーサー、平成13年生まれ、岸和田市藤井町出身、岸和田市立産業高等学校2年生。
昨年行われた第34回全日本BMX選手権大会で準優勝。

 酒井さんの印象は、にっこり笑う、柔らかい雰囲気の女の子。動きの激しいBMX競技とは対照的です。当時、小学4年生の酒井さんは、兄、拳蔵(けんぞう)さんの自転車競技を応援するために来ていた競輪場の観覧席から、BMXコースを見つけました。 「ピアノも水泳も勧めたけど、人前で何かするのは嫌なようでした。そんななかBMXは、自分からしたいと言ってきました。兄のように亜樹のことも何か応援してあげたかったんです。」と酒井さんの母・真樹(まき)さんは話します。

意外と気軽に

 遠征費用や練習場所が少ないといった問題が妨げになり、まだまだBMXを始める人は少ないです。その点、サイクルピアでは、自転車やプロテクターの貸し出しを行っているので、気軽に始められます。練習は、年間2千円程度の保険に加入するだけで、施設使用料、レンタル料もかかりません。酒井さんも、BMXはレンタルから始めました。ここまで練習環境が整っている場所は、なかなかありません。

 現在、高校生の酒井さんは、2時間の練習を週に6回しています。小学生のころから、雨と風の強い日以外は、サイクルピアに通っています。高校受験の期間も、1日1回は、自転車を磨くか、乗るかと、生活の一部になっていました。

 酒井さんも始めた当初は、月1回のビギナー講習会以外は、周りの先輩に教えてもらいながら練習しました。特に練習日が決まっているわけでなく、上達には自主性が問われます。

 酒井さんは、最近、ビギナー講習の講師としても活躍しています。「一緒に走りながら、走ることの楽しさを伝えるようにしています。」酒井さん自身もBMXの知識がないところから始めたので、同じ境遇の子どもたちの気持ちがわかるようです。

酒井亜樹さん走行写真

走行中の酒井亜樹(さかいあき)さん

岸和田から世界へ

 今年、アゼルバイジャンで行われた世界選手権は、出場権があったにも関わらず、参加を見送りました。学校を長期で休まないといけないことと多額の遠征費用が壁となったようです。応援する人が増えれば、酒井さんらBMX選手の活躍の幅が広がるでしょう。「亜樹ちゃんが活躍することで、メディアに取り上げられ、BMXがより多くの人に知られると思います。」とドゥールース・スタッフの中岡(なかおか)さんも言います。

 現在、酒井さんは、11月に大阪で開催される国際レースにむけて練習に打ち込んでいます。将来については、まだ考えている最中という酒井さん。BMXを始めるきっかけとなった兄の拳蔵さんは、競輪選手として活動しています。2年後の東京オリンピックでは、酒井さんの活躍が見られるかもしれません。
<サイクルピア岸和田BMXコース>
利用料金:無料(施設利用・レンタル) ※ただし、保険料が必要です。
利用時間:平日 15時00分~19時00分、土日祝 10時00分~19時00分
住  所:春木若松町22-38
電  話:072-457-7770
休 館 日:毎週火曜日
詳細はこちら↓

サイクルピア岸和田BMXコース利用のQRコード

2-3面 なるほど!岸和田市生涯学習基本方針!!

 岸和田市の生涯学習をさらに発展させるために、『岸和田市生涯学習基本方針(以下、「基本方針」という。)』を平成30年4月に策定しました。この基本方針の理念は、「学習の自由と多様性が、岸和田の人・コミュニティを創り、まちの希望を紡(つむ)ぎだし、〈市民自治都市〉を形成する」というものです。基本方針の内容を一部ご紹介します。

 私たちのまち、岸和田がいつまでも安心して住み続けることのできるまちづくりについて考えてみましょう。

 私たちの社会では、子育て・介護・健康など生活に身近な問題から、環境・資源、平和問題などが複雑に重なり合った「持続可能な社会づくり問題」まで、解決すべき課題があります。今生きている私たちだけではなく、次の世代の人(子どもや孫)のことも考えて、課題を解決するために行動できる人を増やしていくことが必要です。その社会づくりに必要な考えかたを学ぶ教育(※ESD)が大切です。

 そういった学びのなかで、自ら考え行動し、常に安心していつまでも住み続けることのできる岸和田らしいまち、「市民自治都市」の実現をみなさんでめざしていきましょう。

 この市民自治都市をめざすために、誰とでも仲良くできるコミュニティを地域社会にたくさんつくることが重要です。学校のクラブ、趣味やスポーツクラブ、ボランティア団体、NPOなど、様々なコミュニティを地域にたくさんつくればつくるほど、それらがつながりやすくなっていきます。そして、多様な立場の人が、互いに異なる視点やアイデアを持ち寄り、つながり続けることで、まちを変える大きな力になっていくと考えられます。

 本市では、いつでもどこでも誰でも参加できるコミュニティづくりをすすめていくために、市民・住民の多様な学習と地域の活性化が重なるような活動をフラッグシップ(旗ふり)事業として推進します。また、社会教育関係職員、地元や地域の住民、市民ボランティア、専門家などから構成される社会教育支援チーム(仮称)がネットワークづくりを支援していきます。 

※ESDとは、持続可能な開発のための教育の略です。今だけでなく、未来の世代の人のことも考えて、社会にある課題を自らの問題として捉え、一人ひとりが自分にできることを考えて実践していき、いつまでも持続できる社会をつくることをめざす学習や活動です。

基本方針を野菜で例えると!?

 私たちの生活に無くてはならない料理で基本方針を簡単に解説します。
 岸和田市民の元気は岸和田市の元気につながります。

 (野菜例え)    色とりどり、栄養豊富な野菜たち。同じ野菜でも品目や品種によって、栄養素や旨みは様々です。

 (基本方針説明) 私たちが住む岸和田市にも、人の数だけ異なる考え・好み・性質などがあります。
    ↓

 (野菜例え)    いろんな野菜を組み合わせると、さらに美味しく栄養たっぷりの料理ができあがります。
            野菜以外の食材をプラスすることで、料理の幅はぐんと広がります。 

 (基本方針説明) 多種多様な立場の人が集まりつながることで新たな価値観やアイデアが生まれることが期待されます。
            それぞれの持ち味を理解し、受け入れ、今までに培(つちか)った経験を活かすことで、お互いを補い合ったり高めあうことができるでしょう。
            まずは誰とでも気軽につながることから始めましょう。 

    ↓

 (野菜例え)    健康で長生きをするためには、自分の体をよく知り、体にあった食事を心がけることが大切です。

 (基本方針説明) 市民一人ひとりが岸和田市の未来を考え、現代社会が抱える課題(子育て・介護・健康問題など)の解決に向けて行動することが大切です。多くの人と出会いつながれば、アイデアや知識は広がり続け、まちを変える大きな力になっていくでしょう。

 料理にレシピや調味料が有効なように、岸和田市では、コミュニティ同士が上手くつながり、様々なコミュニティが出会う場となるような事業(旗ふり事業)を企画したり、推進していきます。
 コミュニティがつながり続け、地域が活性化するきっかけとなるようなしかけづくりを考えていきます。

基本方針Q&A、ワンポイント知識コーナー

 「誰でも出入りできる、排除しない」コミュニティのタイプのことをインクルーシブ・コミュニティといいます。簡単に言うと、誰とでも仲良くできるコミュ二ティです。多様な価値観を受け入れたり、気軽につながっていくことが、元気なまち、岸和田をつくっていくために必要です。

Q. 私たちは何をすればいいの?
A. みなさんが行っているクラブ活動、趣味のグループ、スポーツクラブ、PTA・町会の活動などあらゆるところにコミュ二ティは存在します。はじめてみようかなぁと少しでも興味をもっている人がいれば、一度のぞいてみる?と声をかけたり、誰でも気軽に入れる雰囲気づくりをしていきましょう。

Q. 日々の生活に追われて、なにも活動をしていない私たちには関係があるのかしら?
A. 趣味や活動をしていなくても、ママ友、子ども会のつながり、ばったりと再会した同級生や、なにかのイベントに参加したことで友だちやなかまができる場合もあります。多様な価値観を受け入れて、ゆるやかに人とつながっていくことがコミュニティができるきっかけになります。

岸和田市生涯学習基本方針は
こちら↓

岸和田市生涯学習基本方針のQRコード

4面 コンビニよりも身近な公民館

 岸和田市には公民館が、19館もあります!実は、みなさんの生活にとっても身近な存在なんです。
公民館ではどんな団体が活動しているのか、また、どんな団体なら利用できるのかをご紹介します!
知っている人は知っている、地域に縁の深い公民館。楽しく、どんどん利用してください!
また、いろいろな講座やイベントも実施していますので今まで公民館に行ったことがない人も、ぜひ、公民館に遊びに来てください!

こんな使い方もできるんだ!公民館Q&A

 どんな内容、団体であれば公民館を利用できるのか、具体的な内容を例にしてご紹介します。

 Q.市外に住んでいますが、職場が岸和田市なので、公民館を使って、会議をすることは可能ですか?
 A.市民には、在学、在勤の方も含みますので、ご利用いただけます。公民館の部屋をご利用される場合は、市民の方が全体の半数以上いれば大丈夫です。

 Q.勉強がしたくて、個人で部屋を貸してほしいのですが可能ですか?
 A.申し訳ございません。公民館の貸室は団体利用のための施設です。ロビー等であれば個人でもご利用いただけます。(ロビーのない館もあります)

 Q.ママ友で集まりたいのですが、子どもは小さくてガサガサするし、お店などは迷惑をかけてしまいそうで気を使います。どこかいいところはないですか?
 A.ぜひ保育室をご利用ください。保育室には、子ども用の椅子と机やおもちゃもあります。5名以上で、概ね岸和田市民で構成されたグループであれば、有料でご利用いただけます。また、子育てサークルの登録制度もございます。

 Q.趣味で占いをしているグループなのですが、市民の皆さんを対象に1回100円でお試し診断会をしたいのですが、会場として借りることはできますか?
 A.営利行為となりますので金額に関わらずご利用いただけません。グループとして、会議などをする場合はご利用いただけます。

 Q.ご近所仲間で、料理を学ぶ場がほしいです。個人宅のキッチンでは狭いので、公民館の実習室を使うことはできますか?
 A.有料でご利用いただけます。クラブとして登録すれば、定期的に無料でお使いいただくこともできます。

 Q.岸和田市に住む友達10人でダンスの練習を定期的にしたいのですが、使えますか?
 A.公民館には、教室形式の部屋以外にも、ダンス等ができる多目的室や、調理室、保育室などもございます。ダンスであれば趣味・同好のグループとして、月に1回までとなりますが、1,000円(市立公民館の場合)でご利用いただけます。その他の料金に関しては、各公民館にお問い合わせください。  

こんな団体が公民館で活動しています

岸和田市新緑会(きしわだししんりょくかい)

  岸和田市新緑会は、昭和46年に始まったことから新緑会(4と6で“しんりょく”)と名付けられた、ボランティア団体です。市内の中学1年生から高校3年生で構成され、公民館を拠点に行事の企画会議や、準備などを行っています。主に、地域のこども会の行事で、お兄さん・お姉さんとして、野外活動の指導やサポートをしています。

新緑会連合キャンプの様子(集合写真)

新緑会連合キャンプの様子

家庭教育学級

 子育て中の保護者が、悩みや不安を解消できるようなテーマで学び、保護者同士の交流を深め、互いに支え合う関係づくりを目指しています。

女性学級

 女性が自主的な学習意欲に基づき、豊かな人間性を培(つちか)い、社会人として、また職業人として、能力の向上を目指し活動しています。

高齢者大学

  生きがいのある生活を送ることができるように、生活に身近な内容から、社会的な内容まで、多彩なプログラムで学んでいます。

地域団体

 市民協議会や、老人クラブなど地域の団体活動の拠点としても使用されています。

公民館クラブ

 各館で登録し、自主運営で活動しています。出前公演ボランティアなどを通して地域貢献もしており、学びたい人全てを受け入れることのできる団体です。

活動場所がなくて困っていました

公民館クラブ 草魂(そうこん)バンド

草魂バンド(平成30年サマーコンサートにて)

草魂(そうこん)バンドのみなさん  平成30年サマーコンサートにて

草魂バンドとは
平成29年度から市立公民館でクラブ登録。主に市内中学校吹奏楽部のOB・OGで結成。平成29年度は、公民館まつりのほかに単独ニューイヤーコンサート、平成30年度にはサマーコンサートを実施するなど、活動の幅を広げている。

代表 木脇慎二さん顔写真

代表 木脇 慎二(きわき しんじ)さん

 草魂バンドが公民館クラブ活動をはじめたきっかけについて、代表者木脇慎二さんにお話を聞きました。
 私たちは、主に市内の中学校吹奏楽部のOB・OGで結成した吹奏楽バンドです。結成当初は知人のつてで、楽器と場所を借りて練習していましたが、そこが使えなくなり、一時は解散も考えたほどです。楽器の練習ができる場所って、限られますよね。音や人数の問題もあり、広くて音を出してもいい場所ってなかなかありません。身近なところはカラオケボックスくらいでしょうか。色々な貸館施設を利用しましたが、継続的な活動をするために、安定して練習できる場所を探していました。                         

 そんな中、偶然にもメンバーの中に公民館を利用したことがある人がいて、藁(わら)にもすがる思いで公民館に相談しました。それまでは、公民館を利用したこともなく、入るのもためらったほどです。それから、すぐにクラブとして登録し、現在に至ります。公民館は冷暖房もあり、楽器も貸してもらえるので、以前よりも快適に活動できています。

 私たちのように、活動場所を探している団体は、たくさんいるのではないでしょうか。そんな団体の受け皿になってくれるのが、公民館だと思います。現在は部員約30名一丸となって、11月の公民館まつりに向けて練習に励んでいます!

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)


Danjiri city kishiwada