12月10日の線路(仮上り線への)切換え工事の様子(平成23年12月)

印刷用ページを表示する 2011年12月27日掲載
12月10日(土曜日)午後10時ごろから翌早朝5時にかけて、仮上り線への切換え工事が行われ、無事終了しました。その時の工事の様子を主に軌道工事を取り上げご紹介します。

 112月10日(土曜日)の切換え工事が行われる前の様子

切換え前の起点方の様子
起点方:東岸和田北7踏切から天王寺方面を望む

切換え前の終点方の様子
終点方:土生陸橋から和歌山方面を望む


2.締結装置の緩解の様子

まずは、レールとマクラギを締結している締結装置を緩めます。

緩めるだけで、マクラギは取り外さないです。

レールとマクラギを締結している装置の緩解の様子

相当な数です。腰が痛くなり、大変そうです。


3.バラスト掻き出しの様子

現在の上り線のレール・マクラギを仮上り線まで移動させるため、バラスト(砕石)をスコップで掻き出します。

バラスト掻き出しの様子

こちらは、腕、腰がかなりつらそうでした。


4.重機(バックホウ)によるバラスト掻き出しの様子 

人力で取り除いたバラストやマクラギ横のバラストを重機(バックホウ)により掻き出し、線路横に仮置きします。
                                                                                     バックホウによるバラスト掻き出しの様子

やっと重機が登場です。見る見るうちに、掻き出されます。


5.転圧・不陸整正の様子

取り除いたバラストの跡を転圧し、デコボコがないよう整正します。

転圧、不陸整正の様子

転圧機で平らになり、レール・マクラギが移動しやすそうです。
(そんなことないかな?)


6.軌道移設(レール・マクラギ)の様子

上り線のレール切断後、バールを持ったたくさんの人の力で、マクラギを付けたままのレールを起点方(東岸和田北7踏切付近)で海側へ最大約2.4m、延長最大約187m移動します。

軌道移設の様子
息を合わしての作業です。「エイ・ヤー」の掛け声と共に、どんどんレール
海側へ動いていきます。みんなが力を合わせれば、人の力はすごいです。


7.バラスト掻き込みの様子

今度は、移動したレール・マクラギのところに、重機(バックホウ)や人力でバラストを掻き込みます。

バラスト掻き込みの様子

レールの間にバラストを掻き込む作業と、動かないようにマクラギの周囲に
バラストを盛る作業を行っていました。
きれいにバラストが並べられていました。


8.レール切断の様子

移動した現上り線と仮上り線を精密に繋ぐため、レール切断機でレールを切断します。

レール切断の様子

ミリ単位で精密・慎重に切断されていました。


9.軌道調整の様子

レールの高さ・通り・レール間の距離等を慎重・正確に調整します。

軌道調整の様子

長年の経験で、人の目で確認し、マメジャッキにより高さの調整を行っていま
す。まさに職人技です。

軌間とは、両側のレール頭部間の最短距離のことをいいます。
カントとは、曲線を列車が通過するときに、外方に遠心力が働きますが、
このとき、列車が外方に転倒するのを防ぐとともに、乗り心地を良くする
ために外側のレールを高くすることをいいます。


10.軌道整備の様子

高さ等を調整したのち、レール・マクラギが動かないようバラストを突き固めます。

軌道整備の様子

先ほど使用していた重機(バックホウ)の先をバケットから突き固め用のタン
パに交換したものです。バックホウは色々な使い方ができます。
人の手によって、バラストを整理します。


11.補充バラスト運搬の様子

バラストの不足しているところは、 レールの上も走行できるダンプトラックによって、バラストを搬入します。

補充バラスト運搬の様子

レールの上を走るための車輪が出てきて、タイヤが浮き走行します。
このダンプトラックは、踏切から進入してきました。


12.架線等の調整の様子

軌道整備が大方終了した後に、架線の調整をします。

架線等の調整の様子

軌道と同じく人の手で調整していました。


13.建築限界のチェックの様子

軌道が海側に移動したため、信号機等の施設が建築限界からどれほど寸法があるのかを確認します。

建築限界のチェックの様子


14.マルチプルタイタンパー(マルタイ)の様子(いよいよ工事も終盤)

起点方、終点方で1台ずつ配置されたマルチプルタイタンパーでバラストを突き固めます。

マルタイの走行の様子
事前に東岸和田駅に配置されたマルタイは、仮上り線を走行し、起点・
終点方に到着しました。
一番初めに仮上り線を走行した列車と言えると
思います。
すごく大きく、たくましく見えました。

マルタイでのバラスト突き固めの様子
突き固めている様子です。マクラギとマクラギの間に突き固め用のアーム
(仮称)をさっと差し込み、マク
ラギを挟むように振動させ、突き固めていま
した。
携帯電話のバイブのように振動していました。


15.始発列車の様子

和歌山駅を出発した一番列車である快速列車が仮上り線を走行して東岸和田駅に到着し、午前5時33分、東岸和田駅を出発しました。

始発列車の様子
最終のチェックが行われ、試運転列車が走った後、一番列車が到着しまし
た。
工事関係者も含め多くの方が乗車されました。列車が出発する様子を
見て、無事工事が終了し、ホットしましたが、まだまだ、工事は続きます。
関係者一同、早期完成を望んでいます。
 


16. 仮上り線切換え後の様子

切換え後の仮上り線の様子

起点方:東岸和田北7踏切から天王寺方面を望む


 切換え後の終点方の仮上り線の様子
起点方:土生陸橋から和歌山方面を望む

鉄道関係工事が始まって約2年が経過しました。仮上り線切換え工事に際しまして、踏切通行止め、夜間工事、一部の列車運休等、皆様方には、ご迷惑をおかけいたしました。ご協力ありがとうございました。
平成24年度は、仮下り線(前上り線)に切換える予定です。引き続き、ご理解・ご協力をお願いいたします。