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ブックフェスタin関西2018「久米田の未知を探れ」が開催されました
「ブックフェスタin関西2018 久米田の道、未知を探れ!」が開催されました。
岸和田市では、「こころに残る景観資源発掘プロジェクト」を平成24年度より実施し、様々な景観啓発に活用しています。
今回、「まちライブラリー ブックフェスタin関西2018・本といい岸和田」に登録されているイベントの「久米田の道、未知を探れ!」が開催され、「景観の日」啓発イベントの一環として参加しました。
この取組は、実際に久米田池周辺をまち歩きして、歴史や文化、風習などの景観に触れ、得られた地域の情報をオープンデータとして世界に発信するため、和歌山大学岸和田サテライトの「泉州らへんでオープンデータとGISを楽しむ会(仮称)」が主催し実施されました。
【初日:5月5日(土・祝)】
久米田のまち歩きに先立ち、久米田池や周辺の歴史や景観資源などについて、行 龍男さん(観光ボランティアガイド)に解説して頂きました。
こころに残る景観資源 冊子(H30) [PDFファイル/15.99MB]
久米田池を築造した地形的な要因や構造、久米田寺や周辺の古墳群などの歴史や景観について解説されました。
中でも久米田池は大阪府内最大の規模があり甲子園球場と比較したときの大きさや、古くから水利を有する地域の人々の合意により定められたルールなど参加者の関心を集めていました。
解説の後、参加者はまち歩きの際に参考となる本を図書館の司書さんに相談し、情報収集を行いました。
【二日目:5月6日(日曜日)】
二日目は久米田池周辺のまち歩きの開始です。前日に引き続き行さんに案内をしていただきました。
久米田池は野鳥の国際空港と言われるほど、季節ごとに野鳥を観察することができます。こころに残る水辺景観でも「水鳥と久米田池」が指定されています。
そこで、「久米田池野鳥会」の方々にお越し頂き、解説をいただきました。
続いて、こころに残るみち景観として指定している「久米田池遊歩道」を散策後、久米田寺へ移動。境内にある建造物の解説を聞きながら、こころに残るみち景観「久米田寺へ続くみち」を通って久米田古墳群へ向かいます。
まち歩きで収集した情報を図書館から提供された文献で確認し、作成されたオープンデータについてそれぞれの参加者より成果発表会が行われました。
また完成した久米田池周辺の地域情報を無事に世界に発信することができました。
今後も今回の様な取組を通じて景観啓発を進めたいと思います。参加者の皆さんお疲れ様でした。