予防接種とは

印刷用ページを表示する 2009年3月3日掲載
感染症の原因となるウィルス・細菌などがつくる毒素(病気にさせるもと)の力を弱めて、予防接種液(ワクチン)をつくります。それを体に接種して、感染症に対する抵抗力(免疫)をつくることを予防接種といいます。
予防接種は感染症そのものを防いだり、感染症になっても症状を軽くさせる力を持っていると同時に、怖い合併症を防ぐ役割も持ってます。
ぜひ予防接種を受けましょう!!

対象年齢の数え方

誕生日の前日をもって年齢が加算されます
 例)40歳以上 → 40歳の誕生日の前日から該当します
 例)13歳未満 → 13歳の誕生日の前々日までが該当します
 例)6か月未満(平成18年1月15日生まれの場合)→ 平成18年7月13日までが該当します

予防接種の種類

予防接種のワクチンには、生ワクチン・不活化ワクチン・トキソイドの3種類あります。

生ワクチン…ポリオ、麻しん(はしか)、風しん、BCG

病原菌をを生きたまま毒性を弱めてつくられたワクチンで、その病気にかかったと同じ状態にし、免疫(抗体)をつくります。
また接種後から体内で病原体の増殖が始まりますので発熱や、発疹の軽い症状が現れることがあります。十分な免疫が得られるまで約1ヶ月かかります。

不活化ワクチン・トキソイド…百日せき、日本脳炎、ジフテリア、破傷風

ウィルスや細菌を殺して毒性をなくし、免疫をつけるのに必要な成分だけを取り出してつくったワクチンです。この場合、生ワクチンとは違い病原菌は体内で増殖しないので、何度か接種し、体に記憶させて免疫をつくります。

予防接種の受け方の5つのポイント

Point1 健康だより・広報をチェック!!

予防接種には保健センターで集まって受ける「集団接種(ポリオ・BCG)」と一人一人で病院に受けに行く「個別接種(はしか、3種混合など)」があります。
健康だよりには集団接種の日程や予防接種取り扱い医療機関が載っています。
各予防接種の対象年齢も載っていますのでスケジュールを立てるのにも役立ちます。
※ 健康だよりは、4大新聞の折り込みに3月の下旬頃に入っています。「捨ててしまった!」「知らなかった!」と言う人も大丈夫!市役所や保健センター、各市民センターに置いています。 

Point2 スケジュールを立てる!!

予防接種の種類と対象年齢が分かったらスケジュールを立てます。もちろん主治医に相談して決めてもOK!スケジュールを立てるうえで大切な事は、お子さんの体調です。
集団接種は日程を指定した案内はがきが届きますが、はがきに書いてある日程でしたら連絡なしでも変更が可能です。心配なことがあるときは主治医に相談を。

Point3 連続して受けてもだいじょうぶ!!

月齢の低い赤ちゃんがどんどん予防接種を受けてもだいじょうぶかな?と不安に感じるかもしれませんね。また低月齢だから副反応を心配されるママも多いかもしれません。
予防接種にはそれぞれ効果と安全を考え、接種間隔があります。その間隔を空けていればだいじょうぶです。月齢が低いからといって赤ちゃんの負担が多くなることはありません
ただし、三種混合→三種混合は3週間以上あけてください。
ポリオ→ポリオは6週間以上あけてください。

Point4 間隔があいてもだいじょうぶ!!

種混合や日本脳炎は、接種回数が決まっている上に接種間隔もきまっています。都合が悪かったり、お子さんの体調が悪かったりと決められたとおりに接種できないことも多いですよね。
間隔が空き過ぎると効果がなくなるのではないかと心配になるかもしれませんが、多少ずれても大丈夫!!免疫をつけるためには規定の回数を受けることが大切です。
間隔については予防接種のQ&Aでも紹介しています。
ただし、接種間隔については、規定の間隔(例:三種混合初回であれば3~8週間)から外れた場合、法定外(任意:ただし無料)の予防接種となり、「健康被害救済制度」の対象外となります。

Point5 1歳のお誕生日には麻しん(はしか)・風しんの予防接種を!!

麻しんは高熱、せき、鼻汁、目やに、発しんを主症状とし、お子さんにとっては負担が大きく怖い病気のひとつです。また合併症には、脳炎、気管支炎、肺炎、中耳炎などがあります。
日本では現在でも1年に約10人以上のお子さんが麻しんで命を落としています。
1歳のお誕生日には麻しん・風しん混合予防接種のプレゼントを!!
平成18年4月からは、「麻しん風しん混合ワクチン」になりました。(単独ワクチンでも接種できます)

予防接種が受けられないのは・・・

  1. 当日の体温が37.5度以上ある人
  2. 急性の重い病気にかかっている人
  3. 予防接種でアナフィキラシー・ショック(接種後30分以内に起こるはげしいアレルギー反応)を起こしたことのある人
  4. 医師が不適当と判断した人
小さいお子さんは、軽いせきや鼻水がよく出ますよね。
法律では症状の軽いものは予防接種が受けられることになっています。
しかし、実際には副反応を避けるため、何らかの症状が見られたら接種を避けることもあります。
いつもと違うな、と感じたら予防接種を避けましょう。

~予防接種を受けるにあたって~

  • 接種期間は通年で、接種料は対象年齢内であれば無料です。
  • 予診票と母子健康手帳を必ずお持ちください(予診票のつづり「予防接種のしおり」は出生届出時にお渡ししています)。
  • 転入や紛失などで予診票のない人は保健センターで再発行しますので母子健康手帳を持って保健センターへお越しください。
  • 接種間隔を必ずあけて接種してください。回数や間隔について不明な点は保健センターへお問い合わせください。
  • 予防接種はまれに副反応や健康被害を生じることがありますので、「予防接種と子どもの健康」や「予防接種のしおり」をよくお読みください。

主治医に相談してから受けたいお子さんは…

以下の項目に該当するお子さんは、主治医の先生に前もって診察してもらいましょう。
主治医の先生に接種してもらうか、それ以外の場所(集団接種のポリオやBCGなど)で受ける場合は意見書(母子手帳に一言添えてもらうのもいいでしょう)をもらってから接種にいきましょう。
心臓病・腎臓病・肝臓病や血液の病気などで治療を受けている人
発育にフォローを必要とし、医師や保健師の指導を継続して受けている人
低出生体重児等で生まれて、医師の診察を継続して受けている人
風邪などのひきはじめと思われる人
この場合は身体の状態がはっきりするまでなるべくやめておきましょう
前に予防接種を受けたとき、2日以内に発熱、発しん、じんましんなどアレルギーの異常がみられた人
薬の注射や服用のあと皮膚に湿疹が出たり、身体に異常をきたしたことのある人
今までにけいれんをおこしたことのある人
けいれんの起こった年齢、そのときの熱の有無、そのあと起こっているか、受けるワクチンの種類は何かなどで条件が異なります。
必ず主治医の先生と相談しましょう
過去に中耳炎や肺炎などによくかかり、免疫機能を検査して異常を指摘されたことのある人
ワクチンには抗原のほかに培養に使う細胞の成分、抗生物質、安定剤などがごく微量ながら入っています。これらにアレルギーがあると言われたことのある人。
家族のなかで、または遊び友達、クラスメイトの間に麻しん(はしか)、風しん、おたふく風邪、水痘(みずぼうそう)、などの病気が流行している時で、予防接種を受ける本人が病気にかかっていない人。もう感染していて潜伏期に入っていると、接種しても免疫をつくるまでに時間がかかるので、間に合わず発症してしまいます。