マンモグラフィで早期発見!乳がん検診を受けましょう
マンモグラフィで早期発見!乳がん検診を受けましょう
乳がんは今後増加が予測されています。
日本では、2001年に約40,675人が乳がんと診断され、2020年には約50,000人に増えると予想されています。日本女性の一生を通じてみた場合、約20人に1人が乳がんにかかるともいわれています。亡くなる方は年々増加し、2005年には10,721人(女性)に。
また、女性の壮年層(30~64歳)のがん死亡原因のトップとなっています。

乳がんの罹患率は30歳代後半から急激に増え始め40歳代後半にピークを迎えます。

- 生理のある期間が長い(初経が12歳以前、閉経が55歳以上)
- 初産が30歳以上、出産経験がない
- 肥満(閉経後)
- 女性ホルモン剤を使用したことがある
- 喫煙、過剰なアルコール摂取
- 遺伝的因子(血縁者に乳がんのかかった人がいる)

乳がんはどんな病気なのでしょうか?
大人の女性の乳房には、乳頭を中心に乳腺が放射状に15から20個並んでいます。それぞれの乳腺は小葉に分かれ、小葉は乳管でつながっています。乳がんの約90%は乳管から発生し、約5~10%は小葉から発生します。炎症性乳がんもありますが、あまり多くはありません。
乳がんの症状は?
しこり、皮膚のくぼみ、赤く腫れる、乳頭から血液などの分泌液、わきの下のしこり、腕のむくみなどがあげられますが、すべての症状が乳がんというわけではありません。症状がある時は、すみやかに乳房疾患を専門とする医療機関に受診してください。
ただし早期のがんでは、乳房の外側から触っただけではわからないこともありますので、定期的に検診を受けることが必要です。
乳がんは早期に発見することが大切です
乳がんは早く発見できれば、90%の割合で完全に治すことができます。
早期発見のためには、
- 乳がん検診を受けること
- 月1回の自己触診をすること
この2つがポイントです。
特に、マンモグラフィによる検診では、乳房の外側から触っただけでは見つけることができない早期のがんを発見することができます。
ちなみに、国は乳がん検診受診率の目標を50%と掲げていますが、岸和田市の乳がん検診の受診率は、平成20年度10.2%と低率です。
患者数の多い30~40歳代は、仕事や子育てなど社会・家庭生活において大きな役割を担っている世代です。乳がんを早期に発見することが大切です。
自己触診の方法
毎月1回生理が終わった1週間後(乳房のやわらかい時期)に。閉経した人は日を決めて。入浴時にチェックしましょう。
1. 乳房全体を見てチェック・・・鏡の前で、両腕を上げた状態と下げた状態、前かがみの状態でも調べましょう。

チェックポイント
- 左右の乳房は同じ形ですか
- 乳房にくぼみやひきつれはありませんか
2. 乳房全体を触ってチェック


チェックポイント
- しこりはないですか
- わきの下にグリグリしたものはないですか
調べる側の乳房と反対の手で親指以外の4本の指の腹全体を使って、外側内側へすべらせるように動かします。左右同様に行います。
上は鎖骨から、内側は胸部の中央まで、外側はわきの下まで広範囲に調べましょう。
3. 乳頭をチェック

チェックポイント
- 乳頭がただれたり、ひきつれたりしていませんか
- 乳頭をつまんだとき、異常な分泌液はありませんか
異常があっても必ずしもがんというわけではありませんが、すぐに専門の医療機関を受診しましょう(保険診療となりますので、健康保険証をご持参ください)。

岸和田市の乳がん検診について
岸和田市では、視触診検査とマンモグラフィ(乳房X線検査)による乳がん検診を実施しています。偶数年齢時(2年度に1回)には、乳がん検診を受けましょう。詳しくは、健康だよりをご覧ください。
乳がん検診のQ&A
Q.検診は2年に1回の受診で良いのですか?
A.2年に1回の受診でも、毎年受診した場合とほぼ同様の有効性が示されています。ただし、受診後でも新たにしこりを触れた場合には、速やかに専門の医療機関を受診しましょう。
Q.いつもと違う症状がありますが、検診日まで待って良いでしょうか?
A.しこりや乳頭分泌など、いつもと違う症状のある人は検診を待たずにできるだけ早く専門の医療機関を受診しましょう。乳がん検診は原則として症状のない人に対して行われます。
Q.マンモグラフィは痛いと聞くのですが・・・
A.マンモグラフィは乳房専用のX線装置です。乳房をプラスチックの板で強くはさむので、多少痛みは伴いますが個人差があります。生理前の1週間はさけることで痛みは軽減されます。
Q.乳房が小さくてもマンモグラフィをうけることはできますか?
A.乳房の大小にかかわらず検査を行うことができます。
Q.放射線の被曝による危険性は?
A.マンモグラフィはX線検査なので放射線被爆がありますが、乳房だけの部分的なもので全身にほとんど影響はありません。1回の撮影では、1年間で自然に受ける放射線(宇宙線)量の50分の1程度なので、体に大きな害を与えることはないでしょう。それよりも、撮影によって早期乳がんが発見できることのメリットのほうがはるかに大きくなります。
Q. 精密検査が必要といわれたのですが心配ないでしょうか?
A.乳がん検診で異常がみつかり、精密検査が必要となる人は約5%です。さらに、精密検査を受けた人の2%、つまり全体ではおよそ1000人に1人が乳がんと診断されますが、残りの方はがんではありません。たとえ乳がんが見つかったとしても、マンモグラフィを使った場合には、早期である可能性が高くなります。
Q.精密検査にはどのようなものがありますか?
A.精密検査として、マンモグラフィの追加撮影、超音波検査(エコー)、乳頭分泌の細胞診などがあります。
Q.岸和田市で精密検査を実施している乳房専門の病院を教えてください
A.岸和田市内では岸和田市民病院外科乳腺外来になります(受付曜日・時間はお問い合わせください)。かかりつけ医と相談の上、市外の専門の医療機関を紹介してもらうことも可能です。
Q.自己触診でしこりがわかるか心配です。
A.たんねんに触ってみると、ほかの部分とは違う硬いものを感じることができます。普段から自己触診を行っていると、しこりに触れたとき、いつもと違うと判断しやすくなります。
Q.乳がんを予防するにはどうしたらよいのでしょうか
A.乳がん予防に効果があるといわれているのは、適度な運動を行い、食べすぎやアルコールのとりすぎを避け、肥満にならないよう体重をコントロールすることです。また、健康維持の点からも喫煙は避けましょう。
自分は検診を受けなくても大丈夫・・・
検診結果が怖いから・・・
忙しくて検診を受ける時間がない・・・
そんな風に思っていませんか?
自覚症状のないうちに乳がんを発見できれば、生存率が高くなるのはもちろん、乳房を温存できる可能性が高くなります。ぜひこの機会に乳がん検診を受けましょう!
問合先:岸和田市立保健センター(電話:423-8811)
