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妊娠中のお口の健康について

印刷用ページを表示する 2009年3月3日掲載

妊娠中は歯周病とむし歯が悪化しやすい時期です

女性のお口の組織は、妊娠に関わらず男性に比べてホルモン(女性ホルモン)の影響を受けやすくなっています。
 妊娠中は女性ホルモンが普段より多く分泌される上、妊娠による体調の変化、間食の増加、唾液の成分の変化、またつわりなどで歯みがきが不十分になることが多くなり歯肉に炎症がおきて腫れやすくなります。

・あまり神経質にならずできるときにしましょう。
・何回かに分けてみがきましょう。
・うがいだけでもしましょう。
・できるだけ甘いもの(おやつやジュースなど)を食べないようにしましょう。
・キシリトールをうまく利用しましょう。

また、つわりがなくなったら、規則正しい生活と食生活ですごしましょう
「妊娠するとカルシウムが取られて歯が悪くなる、または抜けてしまう」と言われていますが、この「お話」はまちがいです。
 妊娠中に歯が悪くなるのは、お口のケアに時間が取れないことで、歯周病(歯の周りの骨が溶かされ、歯が抜けてしまう病気)やむし歯を悪化させてしまうからです。
 また、歯周病は早産、低体重児の出産が深く関与しているといわれ、たばこやアルコールなどの因子の7~7.5倍と言われています

妊娠中の治療はできるの?

 緊急性のある処置を除いて安定期になる 4~7か月ごろ(12週~27週ぐらい)に行うのがベストです。
 なぜなら、お腹が目立つ妊娠後期は、治療時に仰向け水平になることで、血圧が下がったり、気分が悪くなったりする事があるからです。
 しかし、その時期以外でも異常を感じたらかかりつけの歯科医院に相談しましょう。

◇レントゲン写真撮影は?

治療上、必要なときは歯科医師より説明があったうえで撮影します。

◇薬については?

できるだけ局所の消毒や、清掃で対応しますが、状態が悪いときには服用を指示されるときがあります。

◇麻酔は使えるの?

通常の歯科治療で使用する分では、問題ありません。
 処置時の痛みを我慢するほうがきっとストレスになるでしょう。
 それを軽減させるのに必要であれば使用します。
 全身投与ではなくて、必要最小限の使用です。

◇抜歯や外科的処置は?

原則的には行わないのが普通です。
 しかし、痛みが強かったり、再発を繰り返すなど、必要と思われる場合には産婦人科と連携して処置を行います。


 生まれたての赤ちゃんの口の中には細菌は棲んでいません。
 徐々に他の人から感染するといわれており、離乳食の時期や、キスなどのスキンシップ、1度口にした物をあげるなどがあげられます。
 口の中の細菌は3~700種ぐらいいるといわれ、善玉菌、悪玉菌の割合も同じように感染するといわれています。
 「むし歯になりやすい歯」という遺伝的な面も少しはあるかもしれませんが、大きく影響されるのは周りの環境です。
 お母さんや周りの人のお口のケアにも心がけましょう。

妊娠に気づかれたら、歯科医院でお口のチェックを受け、正しい指導と予防処置を受けましょう

年に1度は定期健診を受けましょう