訳もなく悲しくなることはありませんか?―産後うつの予防について―

印刷用ページを表示する 2009年3月3日掲載

産後うつの予防について

待ちに待った赤ちゃんとの生活。赤ちゃんをいとおしいと思う反面、何故泣いているのかわからなかったり、どう対応したらよいのかオロオロと戸惑うことも多いでしょうね。疲れがとれない、精神的につらい、子育てがしんどい・・・そんな時は早めにその気持ちを打ち明けましょう。

「産後うつ」

産後1か月頃が症状のピークといわれ、1日中ゆううつ、不眠、「自分はダメな人間だ」と自分を責めたり、やる気が起こらないなどの症状がみられます。産婦の10~20%が経験します。ほとんど問題にならない軽いものから、専門的治療を必要とする重症までの様々な段階があります。

「産後うつ」の原因は?

1,ホルモンの変化…女性の生涯でもっともホルモンバランスが崩れるとき。
 女性ホルモンには精神状態を落ち着かせる作用があります。妊娠中はたくさん分泌しますが、産後一気に分泌が減るため、心身へ大きく影響します。
2,環境の変化…お母さんのせいではありません。
 出産すると、いきなり家事・育児に追われる生活が待ち受けています。妊娠中は暖かかった周りの目も何故かお母さんになると急に厳しくなりがちです。全てを完璧にこなそうと思う責任感の強いお母さんほど危険といわれています。

「産後うつ」を防ごう!

1,パーフェクトなお母さんを目指さないで!
 まず、自分の体力・気力の回復を!
2,お父さんのサポートが必要です!
 育児のパートナーとしての自覚を!
3,おじいちゃん、おばあちゃんへ・・・。
 孫のかわいさのあまり…経験をいかしてついついアドバイスしたくなります。でもまずはお母さんの意思を尊重しましょう!
4,自分にあった気分転換を!
 お母さんだって趣味を持ってもいいのです。家族の5,支援を求め、自分の時間を満喫する努力をしましょう!

参考まで・・・「マタニティブルー」

産後3~5日位に一時的にイライラする、涙もろくなる、眠りが浅い、食欲がないなどの症状がみられることは、多くの産婦が経験します(日本人の産婦の20~30%が体験する)。
 病気ではありませんが、「産後うつ」に移行する場合もあります。
「なんだかいつもの自分と違うな…。」そんな時は、早めに精神科・心療内科・産婦人科へ受診しましょう。

ちょっと相談したいときは、保健所や保健センターへ相談しましょう。