風物百選 45 府民センター
印刷用ページを表示する 2009年3月3日掲載
版画 今本啓嗣
泉南府民センター周辺には、金剛葛城山系を背景に昔をしのばせる田園風景が散見される。塔原岸城線沿いの四階建ての総ガラスに包まれた建物は、夕焼けが映えてとても美しい。
この建物は、昭和四十七年、旧来の木造にかわってお目見えしたもので、万国博のパビリオンを想定した、当時としては、非常に目新しいものであった。
以来十年、この周辺は、山手側の国道二六号線(旧第二阪和国道)の開通によって、スーパー・銀行・公園等の整備が進み、大きく変ぼうしようとしている。
府民センターの前身は、昭和十七年、第二次大戦の真つただ中に、地方事務所として開設された。そして戦後の復興期、さらに経済成長期の時代を経て、現在に至っている。
この間、府政も大きく変遷したが、府民センターは「開かれた府政」「参加と連帯の府政」をモットーに、地域の中核機関として府民に親しまれている。
いま、泉南地域では、関西国際空港という巨大プロジェクトをインパクトにして、二十一世紀を見通した、調和のとれたまちづくりが進められようとしている非常に重要な時期である。泉南府民センターは「泉南に活力を」を目標に、「泉南は一つ」を合言葉として、四市四町のパイプ役を果たすという大きな役割を担っている。
文 吉田嘉雄
交通
バス停泉南府民センター下車
この「岸和田風物百選」は、岸和田市の市制60周年記念事業の一つとして昭和58年(1983年)に制作されました。
そのため、内容が古くなっている部分もありますが、交通手段を除いて、原本に忠実に再現しています。これは、実際に現地を訪れた際に、この間の時の移り変わりを感じていただければとの考えからです。
