風物百選 44 産業会館

印刷用ページを表示する 2009年3月3日掲載

産業会館の油彩油彩 星島直範

 昭和57年春3月に、待望久しかった産業会館の竣工をみました。ちょうど岸和田市制60周年、岸和田商工会議所創立35周年の記念すべき年でした。
 昭和22年、戦後の混乱期にいち早く設立された岸和田商工会議所は、わが国経済の戦後史の歩みとともに幾多の変遷を遂げ、今日に至りました。この間、年々拡大する会勢とあいまち、事業分野も広範多岐にわたり、業務の活発化に伴う舎屋(自泉会館)の狭あい化から、新舎屋建設計画の機運が高まって参りました。そのときに、岸和田市総合計画基本構想に基づく、地場産業振興策の一環として産業会館建設の構想がありましたので、市と商工会議所が協調し、一体となって新会館建設計画が促進されました。
 豊かな自然に恵まれ、歴史と伝統に支えられた秩序あるまちとして、さらに産業においても泉州地域の中心都市として今日まで大きな発展を遂げてきた岸和田市が、来たるべき二十一世紀に向けて真に”自立性が高く、活力に満ちたまち”へと飛躍、発展するための拠点施設として、この産業会館は大きな役割を担っていくことでしょう。
 地域総合経済団体としての岸和田商工会議所は、新会館を基盤に、より一層、中小企業の振興に努め、岸和田市が文字どおり情報化、国際化時代に即応する南大阪の中核都市として発展することに寄与したいと思います。

文 松浪定雄

資料

 昭和57年4月、開館。中小企業振興業務の中枢として、情報交換、研修あるいは消費者等市民の接点の場として活用されている。商工会議所と共用することにより、効率的な産業の振興と育成がはかられている。

交通

 南海岸和田駅から東700メートル


 この「岸和田風物百選」は、岸和田市の市制60周年記念事業の一つとして昭和58年(1983年)に制作されました。

 そのため、内容が古くなっている部分もありますが、交通手段を除いて、原本に忠実に再現しています。これは、実際に現地を訪れた際に、この間の時の移り変わりを感じていただければとの考えからです。