知ってトクする国民年金!

印刷用ページを表示する 2012年4月1日掲載

国民年金は老後の年金だけではない?

 はい確かに、国民年金には老後の年金だけでなく、障害基礎年金遺族基礎年金寡婦年金などがあります。

国民年金というと「老後の年金」というイメージをもたれる方が多いでしょう。しかし、国民年金は老後の年金だけではありません。一定の納付要件を満たした加入者に対して、事故や病気で障害が残ったときには、障害基礎年金が支給され、死亡したときには、その遺族に対して遺族基礎年金寡婦年金が支給されます。  

万が一のときには、本人ばかりでなく、家族の方も保障が受けられるのです。(公的年金制度の障害・遺族年金は20人に1人が受給しています。)

このように国民年金はやがて訪れる長い老後や、生活の安定を損なうような「万が一」(20分の1?)の事態に備え、保険料を出し合いお互いを支え合う制度なのです。

「万が一」(20分の1?)の時のためにも、国民年金にきっちり加入しっかり納付しましょう。

国民年金は老後、ずっと受けられる?

 はい確かに、老齢基礎年金は65歳から終身受けられます。日本人の平均寿命は男性で79.59歳(厚生労働省:平成21年簡易生命表より)、女性は86.44歳(なんと世界第1位!)です。医療技術も発達し、今後もさらに平均寿命が延びることが予想されています。

老齢基礎年金は、73歳より長生きすれば元を取ることになります。ということは平均的な人は得していることになります。
このように国民年金はメリットがいっぱいです。

老後の生活の基礎になる終身保障の老齢基礎年金をもらうためにも、国民年金に「きっちり加入しっかり納付」しましょう。

年金額の2分の1(平成21年3月までは3分の1)は国が負担している?

 はい確かに、国民年金は国が運営する制度で、年金額の2分の1(平成21年3月までは3分の1)を国が負担しています。

保険料を納めないで未納にしていると、国が負担してくれている分を無駄にしていることになります。

将来の年金額は保険料を納めた月数(免除期間も含む)で計算され、その年金額の2分の1(平成21年3月までは3分の1)は私たちの納めた税金で負担しています。

つまり、未納になった月数分だけ受け取る年金が減るばかりでなく、自分が納めた税金分も受けることができなくなるのです。国民年金に「きっちり加入しっかり納付」しましょう。

国民年金の未納期間が多くなると、給料から天引きされた厚生年金保険料が無駄になる?

 はい確かに、国民年金の未納期間が多くなると、給料から天引きされた厚生年金保険料が無駄になる場合があります。

これは、過去に厚生年金に加入した期間や、これから会社に就職して厚生年金に加入する期間と、国民年金保険料を納付した期間(免除期間を含む)を合わせて、25年(300月)以上ないと、国民年金や厚生年金が支給されないためです。

例えば、20歳から国民年金を払っていなかったAさんが、50歳になって厚生年金のある会社に就職し、60歳まで勤めたとします。この場合、給料から10年間厚生年金保険料を天引きされても、厚生年金はもらえません。10年分の厚生年金保険料は掛け捨てになるのです。

このように、「まあいいや」で国民年金の未納期間が多くなると、せっかく払った厚生年金保険料が無駄になることがあります。国民年金に「きっちり加入しっかり納付」しましょう。

国民年金保険料を1年間分納めていないと、将来受け取る年金が2万円減額される?

 はい確かに、国民年金保険料の納め忘れが1年分あると、受け取る年金が年額約2万円(平成24年度)、一生涯減額されます。

2年分の納め忘れでは、年額約4万円減額されてしまいます。もし納め忘れがあれば、2年以内なら、さかのぼって納付できます。

将来年金が減額されないよう、国民年金に「きっちり加入しっかり納付」しましょう。

国民年金を支払うのが経済的に困難な場合、支払いを免除される?

 はい確かに、国民年金保険料を支払うのが経済的に困難な場合、申請して認められると、その期間の支払いを一部又は全額免除されます。

国民年金は強制加入で、毎月国民年金保険料を納めていくことが、国民の義務です。しかし、なかには経済的な理由で国民年金保険料を納めることが、困難な世帯もあると思います。

そんな場合はぜひ、国民年金保険料免除申請をすることをおすすめします。

手続きせずに放っておくと未納期間となり、老後の年金がもらえなくなったり、もしものときの障害年金や、遺族年金が受けられなくなったりします。国民年金にきっちり加入しっかり納付忘れず免除しましょう。

国民年金は経済社会が大きく変動したとしても、年金の価値が保障される?

 はい確かに、国民年金は、賃金や物価の変動に合わせて、年金額が改定されるため、年金の価値が保障されます

これは、年金を支える力と給付のバランスをとる仕組みにより、年金額が改定されるためです(マクロ経済スライド)。年金に加入(20歳)してから年金を受給(65歳)するまでの間、経済社会が大きく変動したとしても、年金額も改定され、年金の実質の価値が保障されます。

参考に、老齢基礎年金額は、昭和61年度は600,000円→平成24年度は786,500円です。昔は缶コーヒーが100円で買えましたが、今は120円です。たとえ缶コーヒー1本が1,000円になったとしても大丈夫!年金額もあがります。

このように経済変動にも負けない国民年金にきっちり加入しっかり納付しましょう。