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平成29年度施政方針

印刷用ページを表示する 2017年3月3日掲載

本日ここに、平成29年度の予算案及び諸議案をご審議いただくに当たり、私の市政運営の基本方針と予算案の概要について申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

平成25年12月に私が市長に就任し、「魅せましょう Leading City 岸和田」をキャッチフレーズに、8本の柱からなる市長公約の実現を目指し、歴史と伝統ある岸和田市の市政運営の重責を託されて以来、3年2か月が経過しました。
市長として、1期目の締めくくりの重要な年を迎えるに当たり、本市を取り巻く状況を踏まえながら、市政に対する基本的な考えを申し上げたいと存じます。

本市の財政状況は、消費税率の引き上げ延期や国の地方財政計画に基づく地方交付税の減収の見込みに加え、増加の一途をたどる社会保障費などにより、厳しい見通しとなっています。そのため、早急に財政健全化に取り組み、財政規律を堅持できる市政運営を築くために全力を注いでまいる所存です。
しかしながら、本市の自主性・主体性を最大限発揮して地方創生を推進することはもちろんのこと、必要な市民サービスを堅持しつつ、未来への投資、未来への礎として、「出産・子育て環境の充実」や「教育環境の充実」、「住環境の整備」を進めていく必要があります。
その思いから、この3年間、市民病院での産科診療の再開をはじめ、母子保健事業の充実、民間保育施設の建替え支援や定員の拡充、チビッコホームの増設、子ども医療費通院助成対象年齢の中学校3年生までの引き上げなどの「出産・子育て環境の充実」、公立幼稚園での3歳児教育の実施、アフタースクールの拡充、中学校給食の実施などの「教育環境の充実」、JR阪和線東岸和田駅付近高架化事業や丘陵地区の整備、泉州山手線延伸に向けた取組を促進するとともに、交通まちづくりアクションプランの策定や春木駅及び久米田駅周辺まちづくり基本構想の策定など「住環境の整備」に取り組んできました。また、本市の資源・魅力を発掘し、価値を高めながら、岸和田への愛着や誇りを育むためのシティセールスに積極的に取り組むとともに、新しい地域福祉推進の拠点である新福祉総合センターの整備に併せ、肢体不自由児・知的障害児療育施設を併設した療育上の総括的な施設となる総合通園センター開設に向けた取組を推進してきたところです。

一方、我が国の経済は、緩やかな回復基調が続いているといわれているものの、個人消費及び民間設備投資は、所得、収益の伸びと比べ力強さを欠いた状況となっています。
政府においては、人口減少と少子高齢化などの構造的課題に対処するため、「経済再生なくして財政健全化なし」を基本とし、2020年度(平成32年度)の財政健全化目標としての国・地方の基礎的財政収支の黒字化の実現を目指し、地方に対しても国の取組と併せた地方行政サービス改革と財政の見える化によるマネジメントの強化を強く求めています。
このような状況の中で、新年度は、自律的で持続可能な行財政運営の実現を目指し、新しい行財政改革のための「プラン」を策定し、着実に実行することはもとより、行財政資源の効果的かつ効率的な活用に努め、次の三つを重点テーマとして取り組んでいきます。

まず、一つ目は、「出産・子育て環境の充実」です。
幼稚園の入園手続きを含め、よりきめ細やかな対応ができる環境整備を図るとともに、仕事と子育てが両立できる環境を整えるため、子ども・子育て支援事業計画に基づき、民間保育施設の建替え支援や定員の拡充、チビッコホームの増設など待機児童解消に向けた取組を進めます。

次に、二つ目は、「教育環境の充実」です。
教育大綱に基づき、引き続き、知・徳・体、調和のとれた人づくりを基本に、みんなが輝くまちを目指していきます。
幼児教育の充実を図るため、公立幼稚園でのアフタースクールの継続に加え、3歳児教育を新たに3園で開始し、合計9園で実施します。
学校給食では、地産地消を進め、学校での食育の推進に努めるとともに、中学校給食の円滑な運営や給食活動が安全に行えるよう、適切な支援・指導を行います。また、子どもたちの豊かな学びにつながる小中学校への図書館コーディネーターの配置を継続し、読書活動の拠点としての充実を図るとともに、学習活動でも活用しやすい学校図書館となるよう、機能の充実に努めます。さらに、学校園で快適に学べるよう、官民連携手法によるエアコンの設置に向けた取組を進めるとともに、トイレの改修を行うほか、東光小学校のエレベーター、桜台中学校の屋内運動場、北中学校の校舎及び岸城幼稚園園舎の改修工事を進めるなど、学校園の防災機能の強化に努めます。

三つ目は、「住環境の整備」です。
通勤・通学の利便性の向上を目指し、府において、整備が決定した泉州山手線について、整備促進に向けた取組の一層の推進を図るほか、沿道のまちづくりについても、その具体化に向けた取組を進めます。
JR阪和線東岸和田駅付近の高架化事業では、秋の開通に向けた上り線の高架化工事を推進するとともに、駐輪場の整備に着手します。また、久米田駅周辺においても、東西アクセス改善に向けた取組を推進します。
丘陵地区、「ゆめみヶ丘岸和田」については、周辺地域を輝かせる産業の創出、地域資源を活かした、みどり豊かな魅力あるまちづくりを目指し、丘陵土地区画整理組合を積極的に支援します。また、関係機関とも連携して企業誘致を進め、順次まち開きをするとともに、都市基盤整備を着実に実施し、自然環境と調和のとれたまちづくりを進めます。
農整備エリアでは、新たな農業振興の拠点とするため、農業基盤整備を進めるとともに、農業従事者や農業団体に加え、市民や企業の参画を得ながら、地産地消や担い手の育成を進めるほか、農業特区の導入等に向けた取組に注力します。自然保全エリアでは、アドプトフォレスト活動など民間企業と連携した里山再生を図り、自然環境の保全に努めます。

以上、新年度に重点的に取り組む三つのテーマについて申し述べました。

 なお、これらのうち、学校園の防災機能の強化に係る改修工事については、国の平成28年度補正予算を活用し、執行することとしています。
続きまして、平成29年度予算案に計上しています、その他の主な事業について、「まちづくりビジョン」の10個の基本目標に沿って、その概要をご説明申し上げます。

基本目標1-1 生きがいを創造する

公民館や青少年会館での家庭教育学級、高齢者大学や定期講座等を充実させるとともに、クラブ活動支援、学び舎プログラムの実施などと併せ、学習成果を発揮できる環境づくりのため、人と人、組織と組織をつなぐ連携と協働のネットワーク型の生涯学習を推進します。
移動図書館業務を委託するとともに、図書館分館の委託化の準備を進め、市民サービスの向上と業務の効率化を図ります。
スポーツ活動に参加できる機会や場を提供するため、関係団体等との連携、協働を図るとともに、全世代の体力向上を目指し、(仮称)スポーツ推進計画の策定を図ります。また、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の事前キャンプ地誘致とともに、Bmx競技開催地に決定した「関西ワールドマスターズゲームズ2021」の大会成功に向けた取組を進めます。
障害者スポーツ大会実行委員会と連携し、国や府、阪南地域で開催されるスポーツ大会への障害者の参加支援やスポーツ大会の開催による障害者スポーツの振興に努め、障害者の体力維持・増進、相互交流及び社会参加の促進を図っていきます。
多くの市民が豊かな芸術・文化に触れる機会を提供するとともに、自主的な文化活動が活発に行われるよう、文化花咲かそう推進プランに基づき、文化会館を中心として、特に子どもたちが芸術・文化に触れ、体験できる事業展開を図ります。
雇用の確保・定着を支援するため、関係機関と連携し、就職面接会や企業説明会を通じて地元企業の魅力を発信するとともに、新規学卒者や再就職希望者との的確なマッチングを図ります。また、就職に役立つ資格取得講座やセミナーを開催し就労支援を推進します。
国の指定名勝である「岸和田城庭園 八陣の庭」の保存活用計画を策定するとともに、市内の文化財を保存・活用した施策、事業を通じて、歴史的まちづくりを推進します。

基本目標1-2 次世代を育てる

小中学校に、理科実験補助員を派遣することにより、実験や観察等の体験的な学習の推進を図るとともに、引き続き、科学作品展を開催します。
介助員や特別支援教育支援員を配置するとともに、専門家による相談を実施するなど、小中学校の特別支援教育の充実を図ります。
全ての中学校に半期ずつ外国語指導助手を派遣するとともに、授業改善のための研修会を実施するなど英語教育の充実を図ります。また、小学校の英語教科化に向け、児童の英語に対する興味関心を高め、教員の指導力向上を図るため、外国語活動補助員の派遣に加え、中学校に派遣している外国語指導助手を各小学校に派遣し、児童がネイティブスピーカーに触れる機会を増やします。
家庭や地域への情報提供手段の一つとして、必要な情報をいつでも簡単に入手できるよう、各校園のウェブページの充実を図ります。
野外活動を通じて自然とのかかわりを深め、共同生活や仲間づくりの大切さを学ぶ場を提供するほか、地域の子ども会リーダーを育成していきます。
放課後子ども教室や学校支援地域本部での活動を通じて、地域住民の教育活動への参画を促し、学校と地域が一体となった教育コミュニティづくりを推進するとともに、地域の子どもは地域で守るという視点に立ち、地域住民の協力のもと、通学路の安全を見守ります。
産業高校では、姉妹校との国際交流を深めるとともに、サウスサンフランシスコ市への青少年派遣を行うことにより、国際感覚を養い、語学力と実践的なコミュニケーション能力の向上を図ります。

基本目標1-3 暮らしの安全性・快適性を高める

きれいなまちづくり条例を公民協働で推進し、ごみのポイ捨てや落書き、ペットのフンの放置等の防止に努めるとともに、河川の清掃活動等の地域の美化活動を支援します。
不法投棄防止に向けては、府や警察などの関係機関、市民やボランティア団体との連携を図り、啓発やパトロールなどの取組を継続します。
水道ビジョンに基づく取組を着実に進めるとともに、老朽管路等の更新や耐震化を効率的・効果的に行うことで、災害に強い水道を推進するなど、安全で良質な水道水の供給に努めます。
本市の地域特性に応じた空き家対策を推進するための「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づく空家等対策計画を策定します。
岸和田産農作物の情報を広く発信し、より多くの市民の理解や認識を高め、農業振興と地産地消を推進します。また、府内有数の漁獲高を誇る水産業の振興を支援し、地域の活性化と地場産品の定着化を図ります。
消費者意識の啓発に努め、相談体制や情報提供を充実させるとともに、消費者団体との連携をより強めることにより、市民の消費生活の安全と向上を図ります。
暴力団排除条例の推進を図るとともに、青色防犯パトロール活動に加え、犯罪情報や防犯対策についての迅速な情報提供を行います。また、町会・自治会が設置する防犯灯や防犯カメラへの補助を継続します。

基本目標1-4 人も街も災害に強くする

住宅・建築物耐震改修促進計画に基づき、耐震化の積極的な普及啓発に努め、耐震バンク登録者の拡大を進めるとともに、耐震診断や耐震改修工事、耐震シェルター設置工事、除却工事への助成を継続し、主要建築物の耐震化を推進します。
牛滝川等の2級河川については、引き続き積極的に、府へ整備要望を行うとともに、準用河川轟川の整備や水防団活動を継続するなど、治水対策を推進します。
防火意識や住宅用火災警報器の設置率の向上に努めるとともに、防火対象物等への立入検査の強化や、放置ボンベ撲滅の取組を進めます。また、消防車両の整備、消防水利の適正な配置と防火水槽の補強など、消防機能が最大限発揮できる環境を整えるとともに、消防団を中核とした地域防災力の充実強化を図り、地域の災害対応力を高めていきます。
地域防災計画に基づき、地震津波被害の軽減に向けた対策を進めるとともに、業務継続計画に基づく、災害発生時の優先的に実施すべき業務について対応できる体制の整備を図ります。また、災害時に必要な非常食や日用品等の重要物資、避難所の円滑な運営に必要な物資を計画的に備えるとともに、要支援者への支援の要となる防災福祉コミュニティに対し、地域住民や関係機関と連携し、積極的な支援と育成に努めます。
地域の防災リーダーを養成する市民防災まちづくり学校の継続のほか、地域で行われる訓練や防災力の向上の取組を積極的に支援します。
府の国民保護計画の変更を受け、市民の生命・財産を守るための国民保護計画の改定を進めます。

基本目標1-5 健康を育み、地域医療を充実させる

感染症の発病やまん延、重症化を防ぐための予防接種事業を実施するとともに、がん検診の受診率向上のため、個別受診勧奨の充実を図ります。
自ら健康づくりに取り組めるよう、健康ポイント事業を継続するとともに、特定健康診査や人間ドックなどの疾病の発症や重症化を予防する事業を積極的に実施するなど、健康寿命の延伸や健康の保持・増進に努めます。
救急隊員の資質と機器の性能の向上に努め、ハード・ソフト両面から、救急体制の充実強化を図ります。
市民病院での高度・専門医療や救急医療を充実させるとともに、地域医療ネットワークの構築を推進することにより、地域の医療機関との連携を強化します。また、病院経営の効率化を進めるとともに、医師や看護師など、医療スタッフの確保に努め、診療体制の充実による安全で安心した安定的な医療の提供を図ります。

基本目標1-6 海から山までをつなげ、新しい価値と活力を創出する

岸和田港福田線の整備を推進するほか、道路や橋りょう等の維持管理を適切に行うとともに、老朽化した施設への対応を計画的に進めます。
春木駅周辺については、段階的なまちづくりの取組を推進していきます。
交通とまちづくりとの一体的な取組を進めるため、交通まちづくりアクションプランに基づき、総合交通戦略の策定を進めます。
国際交流の推進に向けては、関係団体等との連携、協働により、姉妹・友好都市間での青少年やスポーツの交流、団体による文化及び学校間交流を実施するとともに、国際交流団体へ支援を行います。
第2次観光振興計画を速やかに策定するとともに、観光振興計画推進委員会における定期的な見直し等も図りながら、観光振興協会や商工会議所等の関係団体と連携し、観光振興を推進します。
本市が誇るだんじり祭については、円滑な運営を側面から支援するとともに、その魅力を国内外に発信し、本市への観光客の誘致につなげます。
華やいで大阪・南泉州観光キャンペーン推進協議会や泉州観光プロモーション推進協議会への参画を継続し、関係自治体や団体が一体となり、地域資源や特性を活かした観光振興を推進することにより、泉州地域の知名度の向上を図るとともに、インバウンド観光の受入環境を醸成し、地域のにぎわいの創出と活性化に努めます。また、地域活性化の拠点となるホテル・旅館誘致を積極的に進めます。
市内の優れた産品を岸和田ブランドとして追加認定するとともに、その情報発信や販売促進の強化に努めます。また、市内で創業する人に対して、初期投資の支援を行うほか、商工会議所や地域金融機関と連携した継続的な経営支援に加え、市内企業に対しては、販路開拓、人材獲得・育成及び技術力向上のための支援を行い、経営力向上を図ります。
阪南2区第1期保管施設用地の企業誘致を府と連携して行うとともに、臨海地区の既存企業への助成を継続するほか、阪南2区全体の早期完成を府へ強く要望していきます。また、臨海部の活性化に向け、現在実施している木材コンビナート及び貯木場の利活用調査結果に基づき、府と協力し、臨海部における活性化事業へつなげるとともに、旧港地区周辺の魅力づくり構想を実現するため、府や地元事業者と協力し、未利用地への各種施設や企業誘致など、重点プロジェクトの推進を図ります。

基本目標1-7 豊かな自然を未来につなぐ

都市住民と地域の人たちが、楽しみながら交流しあえる農業体験などの取組や農空間を守り育てる活動を進めます。また、国や府の支援のもと、放置森林等の未整備森林の解消に努めるとともに、所有者、府、森林組合と連携し、積極的な間伐の推進と間伐材利用を促進します。
管理計画基本構想及びストックマネジメント計画に基づき、老朽化した下水道施設の計画的な維持管理に取り組むとともに、未整備区域の解消を進め、快適な生活環境の向上に努めます。
貴重な自然との共生を目指し、里山ボランティア育成入門講座を継続するとともに、生物多様性の保全に配慮しながら、自然再生活動に参加する市民ボランティアや事業者のCsr活動を支援します。また、生物多様性の保全と理解につながる取組を、自然資料館と学校園が連携して進め、本市の豊かな自然を子どもたちの情操教育・自然体験の場として活用します。
みどりの基本計画の見直しを進めるとともに、市民が、安全で快適に公園を利用できるよう、施設の維持修繕に努め、各種のスポーツやイベントなど、多彩な利活用を推進します。
環境への配慮を最優先した循環型社会の形成に向け、市民や事業者と協働し、ごみの減量化・資源化を図るとともに、ごみの分別と収集のあり方について、事業効率と高齢者などへの配慮も含めた検証を行いながら、適正な処理と処分に努めます。

基本目標1-8 みんながみんなを大事にし、見守る

市民とともに、平和を愛し、核兵器のない世界の実現に向け、非核平和資料展をはじめ、被爆地・ヒロシマへの平和バスや巡回平和パネル展などを実施します。
人権尊重のまちづくり条例に基づいた意識啓発を推進し、人権の擁護に努めます。
市民、事業者、教育関係者と連携して、男女共同参画推進計画を進めるとともに、DV対策基本計画に基づき、被害者への支援とDV防止の啓発に努めます。
新たにスタートする第4次地域福祉計画に基づき、高齢者の見守り活動等の住民主体の地域福祉活動を継続的に支えることができるよう、担い手づくりや仲間づくりを重点項目として推進します。また、時代に即した地域福祉施策の再構築も念頭に、継続的に開催する計画推進検討委員会において進捗状況や課題等について審議します。
高齢者、児童、障害者等への福祉サービス提供事業者等に対し、関係法令の遵守、制度の趣旨や目的の周知及び理解の促進など、事業の適正な運営と事業者等が提供するサービスの質の向上を図ることを主眼とした指定・指導等に努めます。
家族がお互いに協力して支えあって暮らせる住環境づくりを進めるため、転入促進施策としての三世代同居近居住宅支援事業を継続します。
老朽化した斎場の施設機能の保持に努めるとともに、将来の建替えに備え、これまでの検討を踏まえた調査を進めます。また、墓苑基本計画に基づき、都市計画墓園である流木墓苑の魅力を高める景観形成整備や市営墓地のあり方について、検討を進めます。
平成30年度からの国民健康保険制度改革に向けた準備を着実に進めるとともに、国民健康保険事業の健全な運営に努めます。
鉄道事業者の内方線点状ブロック設置工事の支援による、視覚障害者の駅ホームからの転落防止対策の推進を図ります。
いきいき百歳体操の普及拡大などに努め、介護予防を一層充実させるとともに、介護予防・日常生活支援総合事業を実施し、地域包括ケアシステムを推進します。
新たにスタートする第4次障害者計画に基づき、虐待の防止、差別解消などの権利擁護や相談支援体制の充実、また高齢者だけではなく障害者も含めた総合的な地域包括ケアシステムの構築、施設入所から地域生活への移行、就労支援、医療ケアの充実、社会参加促進などを重点課題として推進します。
第4期障害福祉計画については、障害者施策推進協議会等で進捗状況を確認するとともに、第5期障害福祉計画の策定に取り組みます。
一般就労が難しい生活困窮者には、コミュニケーション能力の形成、社会自立に関する相談、技能の取得、就労体験等の就労準備支援を促進するとともに、庁内のハローワークの常設窓口を活用し、就労による自立の促進を図っていきます。また、貧困の連鎖を防止するため、生活保護世帯と生活困窮世帯の中学生及び高校生への学習支援を継続します。
改正された国民年金制度、生活困窮者や失業者等に対する年金保険料免除制度など、広く市民に普及、周知を図ることにより、加入の促進、年金受給権の確立、年金制度の維持に向けた取組を進めます。

基本目標2-1 市民と議会、行政がそれぞれの役割を果たす

自治基本条例の趣旨普及をより一層推進するため、自治基本条例推進委員会を開催します。
本市まちづくり活動の中心となる地区市民協議会や地域コミュニティの基礎である町会・自治会の活動を支援するとともに、町会等が設置する施設整備への助成を継続します。また、ボランティアやNPOの活動がより活性化するよう、(仮称)市民活動サポートセンターを開設し、運営を開始します。
シティセールスプランについては、ホームページやフェイスブックの活用等を通して、本市の魅力を戦略的に市内外へ積極的に発信し、イメージアップにつなげます。また、広報きしわだの充実を図り、分かりやすく利用しやすい市政情報の提供に努めます。
情報セキュリティポリシーに基づいた対策を実施し、個人情報を含む行政情報の安全を確保するとともに、マイナンバー制度の運用に則した、より高いセキュリティ対策の実施に努めます。

基本目標2-2 適正で、分かりやすい行財政運営をする

厳しい財政状況の中、まちづくりに必要な財源を確保し、岸和田の未来を切り開いていくには、財政構造の改善を図るとともに、国や府の動向、社会経済情勢の変化に機敏に対応した行財政運営が求められています。
今一度、選択と集中の観点から事務事業を厳しい目で検証するとともに、計画的な事業実施を図るなど、経費の平準化と低減化を進めます。
 平成31年度を始期とするまちづくりビジョン第3期戦略計画策定に向け、審議会の開催など、計画策定に着手するとともに、目標達成のため、制度再構築に向けた事務事業評価の試行実施に取り組みます。
税外収入の確保に向け、第68回高松宮記念杯競輪を開催するなど、売上及び入場者数の向上に努めるとともに、ふるさと寄附のお礼産品の充実やPrをより一層強化し、本市の魅力発信による寄附額の増加を図ります。
マイナンバーカードを利用した住民票、印鑑証明及び所得証明のコンビニ交付を実施することにより、市民サービスの向上を図ります。また、社会保障・税番号制度について、平成29年7月から開始される情報連携の利用を進め、個人番号を活用した市民サービスの向上に努めるとともに、マイナンバーカードの交付等の事務を適正に実施します。
公共施設最適化計画に基づき、女性センターと大宮青少年会館について、複合化施設としての整備を進めるとともに、個別施設ごとの実施計画を策定し、施設の維持並びに配置の適正化に取り組みます。また、安全で快適な暮らしを支えるインフラの適正な維持管理と着実な整備を図るため、公共施設等総合管理計画に基づく、持続可能なマネジメントサイクルシステムを推進します。
老朽化するとともに耐震性にも問題がある市庁舎については、建設に向けての条件整理を行うなどの検討を進めます。

以上の内容を盛り込んだ平成29年度の当初予算案は、
一般会計で、      754億8,592万1千円、
特別会計(5会計)で、 690億4,079万1千円、
企業会計(3会計)で、 367億3,860万3千円、
財産区特別会計で、   12億4,043万6千円で、
これらを合わせますと、1,825億575万1千円となり、前年度と比べ、一般会計で3.8%の減少、特別会計で6.7%の増加、企業会計で2.7%の増加となっています。 

以上、平成29年度の主な事業の概要についてご説明申し上げました。
職員とも意識を共有し、明確な目標に向かい業務を遂行できる体制を整えるとともに、市民の皆様の声を大切にしながら、また、議員各位のご協力をいただきながら、活力ある持続可能な岸和田のまちづくりのため、全身全霊をかけ、市政運営に努めてまいる所存です。
なにとぞ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。