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万博記念公園の森と北摂の社寺林観察会

印刷用ページを表示する 2009年12月27日掲載

*(独)科学技術振興機構の平成21年度地域の科学舎推進事業地域活動支援「社寺林から学ぶ生物多様性入門」

日時:2009年9月5日(土曜日)9時30分~17時30分
場所:春日神社(箕面市)・万博記念公園自然文化園(吹田市)
講師:千原裕(日本万国博覧会記念機構・主事)・佐々木剛(京都大学大学院農学研究科・大学院生)・平軍二(吹田野鳥の会)・村上健太郎(きしわだ自然資料館・学芸員)ほか

春日神社社叢のようす
↑ バスで移動し、箕面市の春日神社へ。
まず、北摂の社寺林の現状・周囲の自然の変化について
村上学芸員が解説し、林内の植生のようすを観察しました。

万博記念機構の千原氏
↑ 記念機構の職員千原先生が、
自然文化園での自然復元の試みについて解説してくださり、
園内を案内してくれました。

まず、最初に、自然文化園が自然復元の目標としているのが
地域の社寺林であることや造成され、開園してからの経過について
詳しく解説していただきました。

シダ植物の多様性増進のための実験地
↑ 自然文化園内で行われている自然復元の試みの一つ。
林内に小さな崖地を造成し、シダ植物の生育地をつくり、
自然の移入を誘導する方法について
村上学芸員が説明してくれました。

人工ギャップの説明をする佐々木氏
↑ 暗く、実生が育っていない照葉樹林の種多様性を高める方法として、
間伐、林冠ギャップの造成実験が行われており、
その方法や結果について
京都大学大学院生の佐々木先生から説明がありました。

タワーの上で解説をする平氏
↑ 平先生からは、
自然文化園で見られる野鳥について
詳しく説明していただいたほか、
見晴らしのいいタワーの上から
吹田市の自然について解説していただきました。