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人工呼吸の方法

記事ID:[[open_page_id]] 更新日:2012年4月11日掲載

 気道を確保した状態で、傷病者の鼻をつまんで塞ぎ、その人の口を自分の口で覆いかぶせる様にして傷病者の胸が持ち上がるのを横目で確認しながら約1秒かけて2回吹き込みます。
乳児の場合、お子さんの鼻と口の両方を覆い、吹き込みます。
吹き込んでもうまく胸が持ち上がらない場合でも吹き込みは2回までとし、すぐに胸骨圧迫に進みます。

人工呼吸
成人の人工呼吸の仕方

人工呼吸(乳児)

乳児の人工呼吸の仕方

 見知らぬ人に、直接口をつけて人工呼吸をするのは、非常に抵抗感を感じるところです。そのような場合、下の画像のような感染防止器具を持っていると、いざというとき安心です。

これらの感染防止器具を持っていない場合や、傷病者の口に嘔吐物や血液が付いている場合、直接口と口を付けることがためらわれる場合には、人工呼吸を省略し胸骨圧迫のみ継続してください。

感染防止器具

感染防止器具の写真
右上 成人用ポケットマスク
左   小児用ポケットマスク
右下 フェイスシールド

フェイスシールドの写真
フェイスシールドを取り出して広げたところ。
中央にある青い部分は逆流防止弁となっており、救助者の吹き込んだ息は通すが、傷病者から吐き出された息や吐物は救助者側に入ってこない構造となっています。

ポケットマスクの写真1ポケットマスクの写真2
ポケットマスクを袋から出したところ。
袋の中にはポケットマスク本体のほか、ゴム手袋も収納されています。
ポケットマスクはフェイスシールドと同様、逆流防止機能が施されているほか、フェイスシールドよりも感染防止機能に優れ、マスクを傷病者の顔にフィットさせることで、より確実な人工呼吸ができます。

「急病・救急」ページ内の動画及び画像は「泉州地域メディカルコントロール協議会」による監修で作成されています。


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