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平成19年5月31日(木曜日)、6月14日(木曜日)、28日(木曜日)、市立公民館において「平成19年度 市民と行政の協働のまちづくり研修会-こうすればうまくいく!"市民会議"-」を開催しました。
自治体の基本計画や条例の策定、審議会など、現在の市役所業務の様々な場面で、市民参加の動きが見られます。公募で集まった見知らぬ者同士。年齢・性別・職業もバラバラ。意見がぶつかって収拾がつかず…。実際に市民が参加する市民会議の現場では、会議の運営、合意形成などが非常に難しく、これからの職員には、市民が参加する会議を上手くコーディネートする様々な技術が必要となっています。
この研修は、石井布紀子先生(有限会社コラボねっと代表取締役)を招き、市民会議を上手く進行するための様々な技術を学ぶことにより、市民参加の推進を図り、市民と行政の協働のまちづくりを推進することを目的に、3回の連続講座として開催しました。庁内の様々な部署から、およそ20名近くの職員が参加しました。
メインテーマは「コミュニケーションの形成」。そのため、グループワークを中心とした、実践を交えた参加型の研修になりました。
グループワークでは進行係、記録係、タイムキーパー係など、参加者自身が主体的に取り組まなければなりません。
1回目のグループワークでは、相手の意見を引き出すこともできず、自分の意見を話すことで精一杯・・・。初めはそんな感じでしたが、3回の研修を通じ、参加者の姿勢が大きく変わりました。自然と自分たちでグループ内での役割を決め、議論の中で、相手の意見を聞きだそうとしていったのです。
自分の意見を伝えながら、相手の意見も聞きだす姿勢。これこそ今回の研修の目的である「コミュニケーションの形成」の第一歩!
そういった意味で、今回の研修で、参加者自身が自然と変わり、「自己への気付き」も出来たことは非常に大きな成果でした。
この研修は、平成17年6月に策定された「公民協働推進の指針」に基づき、協働推進に向けた「職員の人材育成」を目的として開催しました。今後も岸和田市では、協働のまちづくりに向けた職員研修を開催していく予定です。
参考資料