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山直中学校の3年生全クラスのみなさんは、中学校家庭科授業の一環として、山直北幼稚園に毎年遊びに来てくれています。約一時間、園児も生徒さんも楽しいひとときを過ごします。
中学生というと思春期真っただ中で、むつかしい年代であるようです。園児に出会う前は不安そうな表情をしていた生徒さんもいたのですが、しかし、ひとたび「お兄ちゃん、一緒にあそぼう」「抱っこ、おんぶして」としがみつかれた瞬間からはがらりと表情が変わり、園児に精いっぱい相手をする生徒さんに変身していました。身をかがめて幼い子どもの要求に耳を傾けて本当にけなげでした。
担当の先生は「学校の授業では見せない内面を見たようで、また、ひとつ生徒の良いところを発見させてもらいました。」とおっしゃいました。このような活動は、中学生さんに対する次世代の子育て支援といっても過言ではないでしょう。