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広報きしわだ 平成30年(2018年)10月号8面

印刷用ページを表示する 2018年10月1日掲載

ご存知ですか? 里親制度
子どもに家庭の温もりを

 さまざまな事情で保護者と一緒に暮らすことのできない子どもたちがいます。
そんな子どもを自分の家庭に迎え、愛情と理解を持ってその成長をサポートする里親。今回は、いくつか種類がある里親制度の中から、養育里親(はぐくみホーム)について紹介します。
問合せ 里親について…府岸和田子ども家庭センター(電話:072-445-3977)、子育て相談について…子育て給付課家庭児童相談担当(電話:072-423-9625)

親と暮らすことができない子どもたち

 子どもは保護者の深い愛情に包まれて、家庭で健やかに育つことが望まれます。しかし、保護者の病気や経済的困窮など、さまざまな事情で家庭を離れて生活しなければならない子どもたちがいます。その数全国に45,000人、大阪府に3,000人。
 現在、国や府は、子どもたちが家庭と同様の養育環境で生活できるよう力を注いでいますが、現状では、このうち約90%が乳児院や児童養護施設で集団生活をしています。
 では、こうした子どもたちが家庭と同様の養育環境で生活するためには何が必要でしょうか。府岸和田子ども家庭センター里親担当の新飯田(にいだ)さんにお話を伺いました。

子どもの健やかな成長を家庭環境の中で 

 「安定した家庭環境の中で、自分を大切にしてくれる大人と愛着関係を築くことが、子どもの成長にとって大切です。そうすることで子どもの心は安定し、将来、社会に出るときに自立することができます。そこで、家庭の温もりを経験できる『里親』が求められているのです」
 保護者と暮らすことができない子どもを自分の家庭に迎え入れて養育する里親制度。里親制度には下記の4種類があります。その一つである養育里親は、法律上の親子関係を結ばずに子どもを一定期間養育する制度です。府では、この養育里親のことを「はぐくみホーム」と呼んでいます。

  • 養育里親(はぐくみホーム)…子どもを一定期間養育
  • 養子縁組里親…養子縁組により子どもの養親に
  • 専門里親…虐待や障害などで専門的な援助が必要な子どもを養育
  • 親族里親…祖父母などの親族が子どもを養育

 「岸和田市でも保護者と暮らすことができない子どもがたくさんいますが、市内のはぐくみホームは4家庭。はぐくみホームが増えれば、地域を離れずに家庭生活を継続できる子どもも増えます。だから、もっとたくさんの人に里親のことを知ってほしい。もっとたくさんの人に里親になっていただきたいのです」

里親になるという選択肢 

 「里親になるのは難しいと思う人は多いと思います。でも、里親になるために特別な資格は必要ありません。共働きでも、子育て中でも、子どもへの理解と豊かな愛情を持っていればできます。また、施設の子どもと週末だけ一緒に過ごす『週末里親』というボランティアもあります。人生には受験や就職、結婚などいろいろな節目がありますが、『里親になる』という選択肢をみなさんの人生のひとつの節目として考えてみてほしい。家庭の温もりを実感できる『はぐくみホーム』を、多くの子どもたちが待っています」と新飯田さんは結びました。
 下記のような相談会もありますので、少しでも関心のある人は一度足を運んでみませんか。

里親のこと、もっと知ってみませんか
里親相談会

 「話を聞いてみたいだけ」という人も気軽にお越しください。里親についての疑問・質問に、個別にお答えします。申し込み不要、無料です。
日時 10月28日(日曜日)午後2時半~4時半
場所 浪切ホール(港緑町)
問合せ 府岸和田子ども家庭センター(電話:072-445-3977)

里親の現場から
はぐくみホームの思い

 「里親なんてえらいなぁ。私にはでけへんわ。」そう思う人が大半かもしれません。
 ここで紹介する5家庭は、「自分は里親になれるのだろうか」といった不安な気持ちを乗り越え、里親として活躍したり、これから里親デビューを果たそうとしています。

毎日にぎやかで楽しい生活に

 大人だけの静かな生活が一変、毎日運動会をしているようなにぎやかな生活になりました。嬉しいときは一緒に喜び、悲しいときは一緒に悲しむ。私たちは普通の家庭的な生活を提供しているだけで特別なことはしていません。
 大変なこともありますが、子どもたちの笑顔と成長する姿に幸せを感じています。何より子どもたちが私たちを信頼して、いろいろな面で頼ってくれるのが嬉しいですね。

Aさん(60代)・里親歴2年
夫妻ともフルタイム、長男(実子)、小学生2人(里子)、年長児(里子)

実子と里子、みんな仲良し

 何らかの形で子どもにかかわるお手伝いをしたくて、はぐくみホームを始めました。実子との兼ね合いで、我が家では赤ちゃんを預かっています。実子4人と里子の生活は目まぐるしいですが、みんなで仲良く遊ぶ姿が微笑ましく、里子が笑っていると「うちに来て幸せそうでよかった」と思えて嬉しくなります。
 子どもたちの未来を守る人がもっともっと増えてくれることを願っています。

Bさん(40代)・里親歴1年未満
夫妻ともフルタイム、母、高校生(実子)、中学生(実子)、小学生2人(実子)、1歳(里子)

子どもの未来への歩みを支えたい

 子どもが命を落とす悲しいニュースを見て、「一人でも多くの子に我が家で笑ってほしい」と思い、はぐくみホームを始めました。不安はありましたが、やらずに悩むよりやってみることが大切だと思い、「子どもが健康に育てばそれでいい」という気持ちで活動しています。我が家が実親さんや養子縁組里親さんへと、子どもたちの次の出会いをつないでいけたらと思っています。

Cさん(40代)・里親歴4年
夫・フルタイム、妻・専業主婦、中学生(実子)、小学生(実子)、2歳(里子)

高齢でも里親になれる

 少しでも社会貢献したいとの思いから、里親研修を受講しました。これから3~18歳の子どもを預かる予定で、依頼の連絡を待っているところです。この活動を決意してから、テレビで子どもや里親のことが取り上げられていると、自分のことのように見入ってしまいます。
 子どもたちが皆健やかに育ってほしい。そのために私たちがお役に立てればと思っています。

Dさん(60代)・里親歴0年
夫・フルタイム、妻・専業主婦

何事もチャレンジ

 イベントで里親のチラシを見て、はぐくみホームの活動を知りました。里子にかかる費用の支給や養育相談など、いろいろなサポートがあるとのことで、それなら我が家でもできると活動を決意。これから、短い期間の養育が必要なお子さんを預かる予定ですが、その時が来るのを楽しみにしています。「案ずるより産むが易し」で何事もチャレンジしてみようと思います。

Eさん(40代)・まもなく里親デビュー
夫・フルタイム、妻・パート、小学生(実子)、年長児(実子)、年少児(実子)