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広報きしわだ 平成30年(2018年)2月号2-3面

印刷用ページを表示する 2018年2月1日掲載

幸せのたね

笑顔の女の子の写真と詩

個性

ぼくには人と違ったところがある
それは個性
あなたにも人と違ったところがある
それは個性

あの人にも人と違ったところがある
それは個性

誰にでも どんな人にも個性がある
恥じることはない
笑うことはない
いじめることはない
苦しむことはない

大丈夫! 大丈夫!
みんなそれぞれの個性だから
みんな大切な仲間だから

(市内在住 蛸川敦大さん 「人権作品集なかま」より)

 

 「人権」。誰もが一度は聞いたことのある言葉です。しかし「人権ってなに?」と考えると、何だか堅苦しくて難しいものと感じる人もいるかもしれません。
 それでは「人権」を「幸せ」という言葉に置き換えるとどうでしょうか。
 今号では、誰もがイメージしやすい「幸せ」という言葉から「人権」とは何かを考えます。

問合せ 人権・男女共同参画課人権推進担当(電話:072-423-9562)

幸せってなに?

 ものの考え方は人それぞれ、違いがあります。同じように、「幸せ」の感じ方も人によって異なります。しかし、誰にでもあてはまることがあります。「幸せと人権は切り離せない」ということです。
  では、下のインタビューにある「仕事がうまくいった」、「一日を終え、夜、布団に入るときの解放感」といった幸せは、人権とどうつながるのでしょうか。
 働いて収入を得ることや自分の力を発揮すること、健康で文化的な生活を送ることなどは当たり前のことと思われがちですが、これらの幸せは人権が守られているから成り立っています。
 しかし、「障害があるから」、「外国人だから」といった差別や偏見により、雇ってもらえない、住宅を借りられないなど、当たり前にあるはずの幸せを感じられないという人もいます。
 私たちはそれぞれ、幸せのたねを持って生まれてきました。幸せのたねとは「自分らしく幸せに生きる権利」です。その幸せのたねはどうすれば大きく育つのでしょうか。また、自分の幸せと同じように、周りの人たちの幸せを守り育てるために必要なことは何でしょうか。
 そこで、みんなの力で住みよいまちにしていこうと様々な活動を行っている地区市民協議会で、人権を考える部会のリーダーとして地区独自の取り組みをしているみなさんにお話を聞きました。

インタビュー

 座談会に参加した、地区市民協議会人権部会のリーダーに聞きました。

質問1 あなたの幸せは?
質問2 活動から得たもの

朝陽地区 土岐さん

朝陽地区 土岐さん

1 相手が自分のことを分かってくれた、自分の存在を認めてくれたときに幸せを感じます。
2 人とのつながりを大切にするようになりました。

全八木地区 泉本さん

全八木地区 泉本さん

1 フル稼働の一日を終え、夜、布団に入るときの解放感が幸せです。
2 相手と同じ目線でコミュニケーションをとる大切さを知りました。人とのつながりは自分の財産ですね。

山直北・城東地区 廣田さん

山直北・城東地区 廣田さん

1 健康であり、仕事が上手くいったときや人とのつながりを感じるときが幸せです。
2 人とのコミュニケーションを大切にするようになりました。

東光地区 岩佐さん

東光地区 岩佐さん

1 家族や友人が平々凡々な生活を送れていることが幸せ。
2 いろんな人の意見を聞くことで、自分や相手の立場を客観的に考えられるようになりました。

座談会

テーマ「幸せのたねを守り育てるために大切なこと」

座談会に参加した8人の写真

【座談会参加者 写真左から】

朝陽地区 土岐さん
東光地区 岩佐さん
朝陽地区 西岡さん
山直北・城東地区 廣田さん
全八木地区 篠尾さん
全八木地区 延命寺さん
全八木地区 藤本さん
全八木地区 泉本さん

みんな違う個性がある
「そのままでいいんだよ」と伝えること

 学校で体が小さいことをからかわれ、悩んでいた孫に「みんな個性があるんやから、まわりの子より小さい自分をあかんと思わなくてもいいんやよ。」と話しました。孫は安心した顔をしていました。
 大人が子どもに「個性の違いを尊重すること」を教えてあげることが大切だと思います。

人それぞれにいろんな幸せ
自分の価値観を押し付けない

 母の介護は大変だけど、私は不幸ではありません。母も動く手足を使って前向きな気持ちで生きています。私にとって母と二人で過ごす時間は貴重で、介護がなければこんなに長く一緒にいる機会はなかったと思います。
 手足が不自由だから、介護が必要になったからって不幸とは限らない。人それぞれにいろんな幸せがあることをみんなが認め合えたらいいと思います。

困っている人への配慮

 引っ越しなどで新しく地域に来た人は、既に出来上がった人間関係の中に入りにくいかもしれません。岸和田の人は言葉がきつく聞こえるらしいけど心が広いから、地域の人も新しく来た人に配慮していることを分かってもらえたら良いですね。

外国人も同じ人間
排除するのではなく、文化の違いを認める

 まちでマナーの悪い外国人を見ると腹立たしく思うかもしれません。でも、そんなときは日本の文化や風習を教えてあげたら良いと思います。
 外国人も同じ人間。好き嫌いはあってもいいから、文化の違いを認める心を持てるような幼少期からの教育が大切だと思います。

自分が他人とのつながりの中で
生きていることを知る

 自分は一人で生きているのではなく、いろんな人に迷惑をかけ、助けられていることに気付くこと、知る努力をすること。
 誰かから嫌な思いをさせられても、自分も同様に誰かに嫌な思いをさせているのかもしれないと考えることが大切ではないでしょうか。

お互いを思いやる気持ち

 多くの人が当たり前と思っていることが少数派の人にとっては差別や疎外感につながっているかもしれません。
 「お互い様」の気持ちで、相手を思いやって生きるという意識が必要ではないでしょうか。

ひととひと 認め合うキモチ

 親子二人の手でハートをつくっている写真

 今回は「幸せ」というキーワードから、「人権」とは何か、日常生活の中でどのように人権が関係しているのかを考えてみました。
 人権は、誰にとっても身近で大切なものです。何を幸せと思うか、どのような考えや価値観を持つかは一人ひとり自由です。人の数だけ幸せの基準があり、それを妨げることがあってはなりません。
 自分自身がそうであるように、周りの人も自分とは違う考えや価値観を持っています。互いに相手を認め合うという姿勢が、自分や相手の人権を守ることにつながるのではないでしょうか。
 「自分の大切さとともに相手の大切さを認める」、「困っている人に声をかけてみる」…みなさんのやさしい気持ちをゆっくり育ててみませんか。

幸せのたねを育てるお手伝い
人権を守るパートナー

 基本的人権を守り、あらゆる差別の根絶を目的に活動している団体です。やさしいまち岸和田をめざして、あなたも一緒に活動してみませんか。詳しくは人権・男女共同参画課までお問い合わせください。

学ぼう、広げよう、人権の輪
岸和田市人権協会

 町会連合会などの市民団体と市が力を合わせて、市民一人ひとりの人権を守るために活動しています。
 「人権を考える市民の集い」や「人権を守る作品展」のほか、校区ごとの「なるほど! 人権セミナー」の実施など、身近なところで人権を考える機会づくりをしています。

なくそう就職差別、めざそう明るい職場
岸和田市人権啓発企業連絡会

 企業にとって最も重要な財産は社員や従業員です。職場で従業員一人ひとりの人権が尊重されることは、明るく働きやすい職場につながります。
 岸和田市人権啓発企業連絡会は、人権問題に関する研修などを通じて、就職の機会均等と公正な採用選考の確立、差別のない職場づくりに取り組んでいます。毎年6月には、就職差別撤廃月間街頭啓発を実施しています(現在、市内163社が加入)。

困ったときはご相談ください
人権擁護委員

 人権擁護委員は、市長の推薦を受け法務大臣が委嘱した人たちです。
 いじめや体罰、暴行、虐待、差別、セクハラ、名誉毀損、プライバシーの侵害、インターネットでの誹謗中傷など、様々な人権相談に応じます。相談は無料で秘密は守ります。
 面接相談のほか、電話相談もあります(16面参照)。

悩んでいる小・中学生のみなさんへ
子どもの人権SOSミニレター

SOSミニレターの写真

 誰にも話せなくて困っていることはありませんか。そんなときは、学校から配布されるSOSミニレターに、悩みや相談事を書いてポストに入れてください。切手は不要です。
 人権擁護委員か法務局職員が、あなたの気持ちを読み取って、手紙か電話で必ずお返事します。
問合せ 大阪法務局岸和田支局(電話:072-438-6501)