広報きしわだ 平成22年(2010年)7月1日号2-3面

印刷用ページを表示する 更新日:2010年7月1日掲載

いつまでも地域で安心して暮らすために

 介護保険制度は今年4月、11年目に入りました。
 そこで、市の介護保険の状況と、元気な毎日を送るためのポイント、暮らしの疑問や質問、不安などの相談場所について、バラちゃんとクス君が紹介します。

バラちゃんのイラスト

クス君のイラスト


問合せ 高齢介護課介護保険担当(電話:072-423-9475)

介護保険の状況

バラちゃん 介護保険制度が開始されて10年過ぎたね。
クス君 そう。随分みんなに知れ渡ってきたよね。認定や介護サービスという言葉もよく聞くし、デイサービスと書かれた自動車もよく見かけるね。
バラちゃん 認定者数や介護費用って10年前と比べるとすごく増えてるらしいね。
クス君 うん。岸和田市も例外ではないよ【表1】。

【表1】岸和田市の介護保険状況の推移

 平成12年平成21年
総人口(4月1日現在)201,541人203,513人
65歳以上人口(4月1日現在)30,193人42,263人
高齢化率15.00%20.80%
認定者数3,886人8,795人
介護サービス利用者数2,896人6,821人
利用率74.50%77.60%
介護給付費53億9,566万円109億4,764万円
居宅サービス事業所数184(平成16年4月)249

※ 平成21年の介護給付費については速報値。

バラちゃん ホント。65歳以上人口は1.4倍、要介護認定者は2.3倍、介護サービス利用者は2.4倍になってるね。給付費は2倍で、21年度では総額約109億円、1日に約3千万円支給されていることになるのね。
クス君 これで高齢化が進んでいることや要介護認定者が増えていること、また、介護保険サービスが周知され充実してきたことがわかるね。今後、高齢化率は25%になると聞くし、23年度には認定者数は約9千人になると予想されているよ。
バラちゃん その給付費の財源ってどうなってるの? 
クス君 50%は国や府・市からの負担金で、20%が65歳以上の人の保険料、30%が40~64歳の人の保険料なんだ【グラフ1】。また、保険料の基準額は【図1】のように3年ごとに介護給付費と65歳以上の人の人数から決められるよ。

【グラフ1】介護保険料の財源構成(居宅給付費)

介護保険料の財源構成(居宅給付費)のグラフ

【図1】保険料基準額の決め方

基準額=岸和田市で介護保険給付にかかる費用×65歳以上の人の負担分÷岸和田市の65歳以上の人数
※ 保険料は介護保険事業計画の見直しに応じて3年ごとに設定されます。

介護予防で元気な毎日を

クス君 介護保険制度が充実されてきた今、重要視されていることは、介護サービスを必要とする時に正しい知識を持って使うことと、介護にかからないために健康に注意することなんだ。
 介護予防に力を入れて、みんな元気で健康に暮らしていくことを目指そうとしているよ。それは、いつまでも自分らしい生き方ができることになるからね。
バラちゃん でも、予防って何かいい方法があるかな?
クス君 まず、ひざ・腰の痛みの予防かな。ひざや腰が衰えると、心身の機能全体が低下して寝たきりなど介護が必要な状態になる可能性が高いからね。
 そのための筋力アップ体操があるよ【下写真参照】。
バラちゃん おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に毎日続けたいね。
クス君 また、保健センターでは、高齢になっても運動機能の向上を目指す運動機能教室が開催されているよ。ストレッチ体操や有酸素運動、上肢・下肢の筋力トレーニングをしたり、家庭で続けられる運動を紹介してくれるよ。詳しいことは保健センター(電話:072-423-8811)に聞いてみよう。
バラちゃん 地域の人と楽しく参加できたらいいね。
クス君 他に予防対策としては生活機能評価受診券が送られるから、それを受診するのもいいと思うよ。
バラちゃん 生活機能評価って?
クス君 今ある心身の機能をできるだけ低下させないために、生活機能をチェックする検査だよ。
 要介護・要支援認定を受けていない65歳以上の人は1年に1回、無料で受診できるよ。この検査で機能低下が見られる人には、低下を防ぐための介護予防教室が実施されるんだ。
 医療保険者が実施する健康診査と同時受診すると、健康状態も確認できるし安心だよね。
バラちゃん 健康を常に意識することが大事なのね。

筋力アップ運動―いすバージョン―

片足持ち上げの写真

(1)片足持ち上げ
 片足のひざを伸ばしながら足を持ち上げます。かかとを押し出すようにして足の先は顔の方に向けます。

片ひざ上げ胸よせの写真

(2)片ひざ上げ胸よせ
 ひざを曲げた状態で片足を上げ、ひざをゆっくり胸に近づけます。その状態を3~5秒続けた後ゆっくり下ろします。

ひざの閉じ・開きの写真

(3)ひざの閉じ・開き
 ボールかタオルをももにはさみ、力を入れたり緩めたりします(はさむ時に息を吐きます)。

つま先・かかと上げの写真

(4)つま先・かかと上げ
 足首を動かしてつま先とかかとを交互に上げます。

筋力アップ運動―立位バージョン―

ひざ曲げ伸ばしの写真

(1)ひざ曲げ伸ばし
 足を腰幅に開き、つま先を正面に向け、かかとに体重を掛けつつゆっくりひざを曲げていきます(ひざはつま先より前に出ないようにします)。

かかと上げの写真

(2)かかと上げ
 同じ足幅・つま先の位置からかかとをゆっくり上げ、3秒位保持してからゆっくり下ろします。

横上げの写真

(3)横上げ
 腹筋に力を入れ、体をまっすぐにして軸をつくってから、足をまっすぐ横に30度位上げ、ゆっくり下ろします。

後ろ上げの写真

(4)後ろ上げ
 背筋を伸ばし姿勢を良くしてひざを曲げないようにし、かかとを後ろに引き上げます(姿勢が前に傾かないようにします)。

困った時は相談機関へ

クス君 でも、もし介護が必要と感じたり、日常生活に困難を生じてきたら、気軽に高齢介護課に相談して介護保険の使い方を聞くといいよ。認定の申請方法や介護サービスの利用方法も教えてくれるよ。
バラちゃん 相談する機関って身近な地域にもあるのかな?
クス君 相談場所は市内にもたくさんあるよ。地域包括支援センター【下欄参照】には専門の相談員が配置されているから、一人で悩まないで、困ったことがあったら気軽に相談してみたらいいね。
バラちゃん どんな時に相談したらいいのかな?
クス君 そうだね。一度専門員さんに聞いてみようか【下欄参照】。
 他にも、いきいきネット相談支援センターがあるよ。
 市内にはいろいろな相談場所があるし、介護サービスも充実しているから、いきいきとした生活をいつまでも続けられそうだね。

介護サービス利用ワンポイントアドバイス

  • してほしいことだけにとらわれず、自立を目的としたサービスを選びましょう
  • 体の状態や変化に応じて介護サービスを定期的に見直しましょう
  • 事業所情報などを十分収集してサービス事業所を選びましょう

高齢者に関することならどんなことでも気軽に相談を

大浪雅子さんの写真

地域包括支援センター 主任介護支援専門員 大浪雅子さん

 地域包括支援センターでは、高齢者の皆さんが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるように、介護・福祉・健康などについて、困っていることを解決するためのお手伝いをしています。
 例えば、「要支援に判定されたけど、介護保険ではどんなサービスを受けられるの」「将来の健康について不安です。どこか相談に乗ってくれるところはないかな」「認知症の父親にどう対応したら良いの」「介護の悩みを聞いてほしい」など、様々な相談が寄せられます。
 また、「親が1人暮らしで心配だ」という家族や、「近所の人が家に閉じこもりがちだけど…」と心配する地域の人からの相談もあります。
 相談があれば、介護保険制度の使い方や在宅サービスの紹介、病院や施設などの専門機関につないだり、情報提供しながら解決するために一緒に考えます。
 また、介護が必要とならないために介護予防サービスを受けられるよう支援しています。
 介護以外のことでも、内容によっては他の機関につなぐことで、今後起こりそうな問題を予防できる場合もあります。
 相談は無料、内容についての秘密は厳守します。何か気になることがあれば、気軽にご相談ください。

地域包括支援センター

 保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャーなどの専門職員が介護・福祉・健康など高齢者の様々な相談を受ける機関です。
 平成21年から城内・浜・光明・常盤校区担当の萬寿園に寺田萬寿病院出張所ができました。

名称担当校区問合せ
いなば荘山直北、城東、山直南、山滝稲葉町1066(電話:072-479-1212)
萬寿園城内、浜、光明、常盤尾生町808(電話:072-445-7789)
寺田萬寿病院出張所南上町1丁目48-5(電話:072-422-4466)
社協上記以外別所町3丁目12-1(保健センター内 電話:072-439-0361)

いきいきネット相談支援センター

 市内11カ所に配置したコミュニティーソーシャルワーカー(地域の総合生活相談員)が高齢者や障害者、子育て中のお父さんやお母さんなどの様々な相談を受ける支援センターです。

名称担当区域問合せ
幸福荘浜小学校区、中央小学校区、旭小学校区、野田町         神須屋町409-1(電話:072-427-8618)
大阪緑ヶ丘城内小学校区、太田小学校区流木町668-1(電話:072-428-0781)
ふれあい朝陽朝陽小学校区、加守町1~3丁目下野町5丁目3-8(電話:072-438-4456)
フジイ東光小学校区(野田町を除く)、大宮小学校区(加守町1~3丁目を除く)藤井町2丁目13-13(電話:072-436-5100) 
神於山園修斉小学校区、天神山小学校区、東葛城小学校区尾生町3192-2(電話:072-427-1165)
いなば荘春木小学校区、大芝小学校区春木宮本町8-13(電話:072-422-5131)
ハルキ新条小学校区、城北小学校区荒木町2丁目15-33(電話:080-2443-2244)
萬寿園常盤小学校区、八木南小学校区(池尻町を除く)、八木北小学校区尾生町808(電話:072-445-1511) 
いなば荘山直北小学校区、城東小学校区、山直南小学校区(積川町を除く)稲葉町1066(電話:072-479-1515)
ピープル光明小学校区、八木小学校区、池尻町尾生町2130-4(電話:072-443-0900)
千亀利荘山滝小学校区、積川町積川町358(電話:072-479-1885)