小･中学校や幼稚園の教室　早急に冷房設備を

【問】近年、地球温暖化や都市部のヒートアイランド現象で、夏場は日によって35℃を超えることもある。子どもたちは、異常に高温な教室で授業を受けているが、正常な思考ができる状態ではなく、健康保持にも大きな問題がある。夏場の教室の環境改善に向けたこれまでの取り組みと、子どもたちや先生から冷房設備設置の要望があるものの、これまで議論されてこなかった理由について聞きたい。
【答】普通教室や特別教室については、夏休みの間は原則使用しないため、整備を進めていない。現在の暑さ対策としては、小学校で14校、中学校で10校、幼稚園のすべてで扇風機により対応している。学校環境整備のなかでは耐震化事業の早期完了を最優先と考えているため、本格的な議論が行われなかった。

【問】子どもたちが心から要望している冷房設備を、早期に整備すべきと考えるがどうか。
【答】教室への冷房設備整備は、大きな課題であると認識している。導入した場合の設備上の基本的な調査研究を手始めに、専門業者による検討なども視野に入れながら、学校関係者との協議を進めていきたい。