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【問】本市の出生率は、全国的にみても非常に高くなっている。このことは、今後の豊かな街づくりのための大きなヒントがあるように感じる。現状と理由についてどのように考えるか。
【答】本市の合計特殊出生率は、平成14年度の保健所のデータによると、大阪府全体の1.30に対し、1.51と、0.21ポイント高い数値となっている。 理由としては、まず市民の市内就業率が高いことが考えられる。平成12年国勢調査結果によると、大阪市と堺市を除く府内31市と比べ、女性の市内就業率が高くなっていること。次に女性の就業率が府内31市に比べ低いこと。さらに女性の未婚率が低いこと。また推察ではあるが、核家族化が他市同様進行しているものの、父母世帯などが比較的、近隣に居住していることなどが考えられる。
こうしたさまざな要因が相互に関連するとともに、本市では充実した保育制度をはじめとした種々の行政施策があり、加えて地域のコミュニティがしっかりと形成されているためではないかと思われる。