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【問】不登校問題は、どの子どもにも起こり得ることであり、その要因は多様である。今後の不登校対策はどうか。
【答】不登校対策については、早期発見・早期対応が大切だと考える。
児童・生徒と直接向き合う教職員には、鋭い観察力やカウンセリングマインドが必要であり、そのための意識改革、資質向上をねらった研修や事例研修を実施する。
学校園の対策としては、不登校対応担当を中心とする校内での情報共有や指導体制の充実などである。
不登校とならないための魅力ある学校づくりが必要であり、学ぶ意欲をはぐくむきめ細かい教科指導などや地域社会とのつながりを強めた開かれた学校園づくりを指導していく。
※カウンセリングマインドとは、子どもを受容し、共感的に理解すること。
【問】今回の虐待事件は、なぜ防ぐことができなかったのか。
【答】継続的な家庭訪問を行っていたが、もう一歩踏み込んだ対応ができず、不登校対策委員会においても状況報告だけで解決策を検討するまでに至らなかった。
今後は、教育委員会の指導助言体制を強化し、学校を支援しながら、より一層の連携を通して再発防止に取り組んでいく。