観光資源の活用　お城で結婚式を

【問】本市では、牛滝温泉いよやかの郷やベイサイドモールが観光客などで大変賑わっているが、それらの施設整備には、かなりの費用がかかっている。今後、費用をかけずに行える観光事業の一つとして、岸和田城を利用して結婚式を挙げるという企画はどうか。

【答】城は本市の有力な観光資源で、だんじり祭りや桜の季節を中心に多くの観光客が訪れている。現在、城は郷土資料館として利用しており、郷土の資料や江戸時代の城下町と市域の地図模型などを展示している。結婚式を挙げるとなれば、大きなスペースを占めているこれら資料の展示ケースなどの移動や撤去で、一般の観覧客の見学に支障が出たり、挙式で利用する控室や湯茶を接待するための設備、エレベーターの設置なども必要となり、施設の構造などから考えると難しい。今後、城周辺施設の多くを管理、運営している観光振興協会との間で、結婚式も含め、これら施設を観光資源として活用できる方法について幅広く検討を進める。