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議員提案により可決し、内閣総理大臣や関係する各大臣及び大阪府知事に提出した意見書の要旨は次のとおりです。
増加し続ける難病患者や拡大する医療費にもかかわらず、毎年10%ずつの難病対策などの予算削減は、患者の大きな負担となっているため、医療制度改革が難病患者や長期慢性疾患患者、障害者、高齢者に負担を押し付けるものとならないよう強く要望する。
長引く不況のもと多くの失業者が社会にあふれでている。地域活性化のためにも雇用創出や雇用安定の支援を強化し、整理解雇に対する法整備を図るよう強く要望する。
最近、国が推し進める行政改革の中で、千石荘病院を国立大阪病院に統合し、廃止する動きがある。これは、大変遺憾であり、同病院の後利用については国が責任をもって対応すべきである。雇用の確保や地域活性化のためにも、千石荘病院廃止後の公共的病院の誘致に最大限の努力を払うよう強く要望する。
近年、我が国において食品の安全性にかかわる多くの問題がおこっている。1日も早く安心できる食生活が送れるよう法整備を強く要望する。
最近、国民の価値観やニーズの多様化により、行政のみでは対応が困難なため多くのNPO法人が誕生しつつある。しかし、NPOに寄附を行う場合の寄附金控除制度を利用できる認定NPO法人になるには条件が非常に厳しい。NPOが、活動しやすい環境にするため優遇税制認定要件や活動地域の緩和などを強く要望する。
活力ある地域づくりや都市づくりを推進するには、社会資本の基本である道路整備が大変重要と考える。JR阪和線東岸和田駅高架事業及び周辺のまちづくりを推進するため、道路財源を確保するとともに、渋滞対策や地域間の連携推進を図るための道路整備などの推進を強く要望する。要旨は次のとおりです。