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【問】近年、学校では、環境保全の大切さを教える教育が重視され、全国でビオトープをつくる小学校が増えている。
ビオトープとは、学校の敷地内などに、できるだけ自然に近い小さな溜池や湿地をつくり、水生植物を植え、そこに生育するアメンボやトンボなどを観察できる環境をつくることである。
子どもが生き物と触れ合える環境を整備すべきと考えるがどうか。
【答】ビオトープをつくり、継続して観察することは、自然を理解し、大切にする心と責任感を身につけることになり、自然と触れ合うことの少ない子どもたちに有効と考える。
現在、本市でビオトープのある学校は3校で、1校が構築中である。
【問】ビオトープをつくることは、環境教育に役立つだけでなく、保護者や地域の方々が参加することで、開かれた学校の一つになると考えるがどうか。
【答】ビオトープは、子どもたちや教職員、保護者などでつくる「手づくりの池」であるため、池づくりを通して、子どもたちには、計画から準備、労働の大切さ、そして、それらを支えてくれる方々への感謝の気持ちが育っていく。また、学校にとっては、保護者や地域の方々が学校教育に参加していただく絶好の機会ともなる。
今後とも、ビオトープづくりについては、学校の主体性を大切にしながら支援していく。