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鳴り物

印刷用ページを表示する 2009年3月3日掲載

 「太鼓の音が聞こえたら、いてもたっても・・・」と岸和田の人はよく口にする。祭には囃子は無くてはならないものである。
 だんじり囃子は鳴り物と呼ばれ、青年団から選出された五名が担当する。
 使用する楽器は篠笛(七笨調子六孔)二管、舞台柱に取り付けられた小太鼓、鉦、そしてだんじりの腰回りの内部に綱で吊るされている大太鼓(直径二尺~二尺五寸程度)である。太鼓のバチは桐で作られた軽く柔らかいもので、特に大太鼓のバチは水平に設置された太鼓の面を打ちやすくするため、先端がコブ状に仕上げられている。鉦を打ち鳴らす撞木(しゅもく)は竹に鹿の角を取り付けたものを用いる。
 拍子には「並あし」「半きざみ」「きざみ」などがあり、小太鼓、鉦は曳行の状態に応じて拍子を切り替え、曳き手の心を一つにし足並みを揃えさせる。
 大太鼓は小太鼓、鉦の拍子に合わせ力強いバチさばきで独特の旋律を奏でる。また、二管の笛は掛け合いを行ったり、異なった旋律を同時に吹き鳴らし人々の心を惹きつける。
 夜になり、灯入れ曳行のときには子ども達がだんじりに乗り込み、太鼓を叩く。子ども達が奏でる鳴り物にも情緒があり、激しい昼の曳行とはまた違った趣がある。